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辰(龍)の国旗といえば [2012年01月27日(Fri)]


  

    清国の国旗

    





     ブータンの国旗




 今年の干支である辰、
これに因んで龍と国旗のことを書きながら
大事な点に触れるのを怠っていました。

 現在の国旗ではブータンに大きく龍が
描かれているのをはじめ、
マルタ国旗のガーター勲章の中とか、
モスクワの市旗や市章にも
登場するということを
前回紹介しました。

 また、グルジアやイングランドの旗と、
龍を退治した聖ジョージ(ゲオルギオス)
についても書きました。

 しかし、肝腎の清国の国旗について
触れなかったのは、「片手落ち」と
言われても仕方ありません。

ちなみに、私は、
NHKラジオの生番組で
イラン・イラク戦争につき、
一方にこうして、他方にそうしないのは
日本外交の「片手落ち」ではないかと
発言したところ、
インタビューアーのHアナが、最後に、
「ただ今の番組の中でゲストが
ふさわしくない表現をしました。お詫びして
削除とさせていただきます」というのです。

ゲストって、私だけです。

Hアナのその言葉で番組が終わりましたので、
私は「キョトン」としてしまいました。

それがこの表現だったのです。

放送では
「バランスを欠く」「一方的だ」
「公平に」といった
表現をするようですが、これでは
いいたいことをピシッと表現できたように
思えないこともあるのではないでしょうか。

私はもとより
いわゆる障害を持たれる方に
差別感を持ったり、優越感を抱いたりは
していないつもりですし、
そのための活動にも内外で長年、
携わってきました。

差別用語と一概に排除するのは
むしろ、言語文化の中で培われてきた
「単語を差別する」ことになるのでは
ないでしょうか。

「ちなみに」と書き出したことが
横路に逸れ、長くなりすぎました。

とにかく、清国の龍を描いた国旗が
1636年から、辛亥革命の1911年まで
「世界に冠たる国」の幻想のもとに、
今の中国大陸に翻っていたのです。

そのことに触れなかったのは
国旗解説の歴史的視点に欠けていました。

なお、かの大陸で黄色は
最も高貴な色とされているものです。
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