CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«両陛下、NPOの行事へ | Main | 民主党岡田幹事長の余裕»
<< 2014年04月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
小さな町の大きな選挙 [2009年07月23日(Thu)]







   日本の最西端・与那国島西崎岬













     台湾・花蓮市長と右が田里氏、左は筆者。花蓮市役所前で。










 あちらが立てばこちらが立たず・・・
 少々、私は困惑している。親しい人二人が
わずか人口1,600人程度の島で、町長選挙を戦おうというのだ。

それも自衛隊の配備を巡っての仲違いらしい。

 場所は、沖縄県与那国島(よなぐにじま)。
この小さな島が1つの自治体になって、与那国町、
全国で2番目に小さな人口の町だ。
ちなみに一番小さな町は人口1,450人ほどの山梨県早川町、
北岳の南東に位置する。

 与那国島は日本の最西端に位置し、
台湾まではわずか111キロ、
東京から箱根あたりまでという近さである。

中国や台湾が領有権を主張する日本固有の領土・尖閣諸島までも
約120キロという離島。沖縄本島までは約500キロも離れている。

尖閣諸島の領有権問題や東シナ海のガス田開発をめぐる
中国の動きは、憂慮すべき事態であり、
ここに何らかの自衛隊要員を常駐させる安全保障上の意味は
理解できる。

各紙の報道によると、政府は7月4日、
与那国に陸上自衛隊の部隊を配置する方針を決めた。

年内に策定する次期中期防衛力整備計画(平成22〜27年度)に
正式に盛り込む。

実現すれば、沖縄で本島以外へ陸上部隊を配置するのは
初めて。付近を航行する船舶の監視を行うとともに、
離島防衛の意思を明確にするのが目的で、
軍事力を増強し中国を牽制し、
辺境の地・南西諸島(先島)の防衛力を強化する狙いがある。

 配置する部隊は、沿岸監視隊の数十人。
周囲約28キロの起伏に富む小さな島なので、
演習を行える十分な土地がないことや、
中国、台湾を刺激しないよう配慮した結果、
実戦部隊の配置は見送る方針。

ただ、与那国空港は2000メートルの滑走路を持つ。
このため、将来、有事の際に
陸自や空自部隊の来援を受け入れたり、
海自の哨戒機P3Cを配備したりすることもありうるのではないかと
見られる。

議会は昨年9月、自衛隊誘致の要請決議を
賛成多数で可決した。外間守吉(ほかましゆきち)町長(船会社の出身。
私は島でも、東京でも何度かお会いして、
なかなかの人物として尊敬している。65歳)と
崎原孫吉町議会議長は6月30日上京し、浜田靖一防衛相に
陸自の誘致を求め、
7月8日、同防衛相は与那国島を視察した。

町長の思惑には、自衛隊の恒常的な駐屯地を置くことによる
安全の維持とともに、台風や地震など自然災害での陸自活用や、
陸自配備に伴う交付金で社会資本整備や地域活性化を図ることが
できるのではという期待もあろう。

 現職の外間町長に対抗するのは
田里千代基与那国町国境交流推進特命事務局長で町参事。
根っからの職員で奥様は町議会の事務局長。

対岸の台湾は花蓮との連携で与那国の活性化を
図ろうという町長の施策を実行に移し、
一昨年は、町の花蓮事務所を開き、
常駐していた今51歳の働き盛り。
私は単身、花蓮まで会いに行ってもきた。花蓮側の信頼に厚く、
小欄でも紹介したことがある。

この人が、自衛隊の導入に反対する立場で、
町長選に出るというのだ。町民投票という選択もなかったのかな
とも思うが、詳細は分からない。

 しかし、なんと言っても、
現職の町長とその右腕が対抗するというのだから、やっかいだ。

投票は8月2日。ことはいわば小さな島での出来事だが、
文字通り1票を争うこの選挙が、
国の防衛という国家的課題の遂行に
大きな影響を与えかねないだけに、注目したいし、
選挙後に抜き差しならないしこりが残らないことを祈るのみだ。
コメントする
コメント
突然ですが、外国と海外の使い方の違いとはなんでしょうか。
辞書で外国と調べると"外の国。海外。"と出て、海外と調べると"海の向こうの国。外国。"とでます。
なんだか、誤魔化されているような気がします。
教えてください
Posted by: 匿名  at 2009年07月23日(Thu) 12:15