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「戦争詐欺師」、凄いよ! [2009年05月29日(Fri)]









『戦争詐欺師』という本を、
著者である若き畏友・菅原 出(いずる)氏からいただいた。

 わがユーラシア21研究所の
若手安全保障問題研究会の代表である。

 いただいてすぐ、GWあけまでに拝読させていただいた。
興奮、興奮、また興奮という、
これは心臓に悪い本である。真面目に読めば。

 そこで、健康上、この種の本に弱い私は
通勤電車のなかで読み、あまり集中しないようにした。

 それでも実は、電車を一度、乗り越してしまった。

 率直に言って、題が悪い。これは著者がつけたのか、
それとも編集者か。

 まるで、著者まで戦争詐欺師のように読者を
引っ張りまわす。但し、中身は文字通り、抜群。

 全9章は21世紀最初の9年をぎゅっと握り締めたような
迫力だ。よくぞこれだけの内外の書を読みこなした、
よくぞ、リチャード・アーミテージ前国務副長官をはじめ、
直接関わった人々とのインタビューを実現し、
しかも、さまざまな秘話と率直な答えを引き出すことができたものだ。

 菅原氏は第一に「行動する人」である。かつ、一流の学者、専門家、
ジャーナリスト、指導者、経営者・・・である。

「9.11事件」に始まるブッシュ政権の内部抗争がここまで
明らかにされるとうのは怖いものがある。

だからそれを、世界政治、米国の内部抗争、軍事現場、
学者と政治家のかかわりなどにわたって分析している8章までは
まさに“詐欺師”同士の知恵と力を読み解いたもので、
すさまじいというほかない。

 それに対して第9章「オバマ政権の行方」は、
こうしたドロドロしたブッシュ政権内部の悪化と劣化の後を受けた
オバマ体制がどう展望を描いてゆくかということについて、
主として人事面から見た著者の見通しである。

オバマ政権は100日を過ぎた。さて、今、この見通しがどうかと
9章を読み直して、うんうん、そうだと肯定できた。

 6月10日、アーミテージを囲む会合があり、私も出席する。

 その前に、もう一度、せめて菅原氏の彼へのインタビューだけでも、
読み直してから出かけねばなるまい。絶対のお薦め本です。

講談社、1890円。アマゾンでも買えますよ。
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