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ピアノとピアノフォルテ [2006年05月30日(Tue)]




   田村宏のピアノ演奏のことを書いたところ、早速、「ピアノって、本当はピアノフォルテというんじゃにの?」という言ってきた「妙齢の美女」いる。
  では、では・・・

「ピアノ」は本来、イタリア語で「弱い」「ゆっくり」といった意味。

 ケニアの動物公園で、イタリア人女性とサファリツァーに行った時、あまりに乱暴な運転ぶりにそのイタリア女性が「ピアーノ! ピアーノ!」と叫んでいた。「もっとゆっくり運転して!」といった意味である。

「フォルテ」は「強く」「大きく」の意。

  1709年、イタリア人クリストフォリが発明して以来、この楽器はピアノフォルテ(弱強)と呼ばれていた。
  
  つまり、「強弱が容易に引き分けられる楽器」というこの新しい楽器の特徴をとらえた呼称で、今でも略号はpfである。ピアノはいわばその略称。

  ピアノという楽器にはほかにも、@すべての楽器の中で最も音域が広い、A和音が容易に演奏できる、B一度出した音を修正できない…などいくつかの際立った特徴がある。

  今度はいつ、田村宏の演奏を聴くことが出来るだろうか。




挿画は、石田良介画伯のご厚意で掲載させていただいております。禁無断転載。
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