山村での経験1年間 [2006年05月30日(火)]
挿画は、石田良介画伯のご厚意で掲載させていただいております。禁無断転載。絵と文面は何の関係もありません。裕華さんは「妙齢の美女」、「イモネエチャン」の意味ではありません。それにしてもこのイモ、立派でしょう。毎週開催している、東京財団の虎ノ門DOJO(道場)、きょうは第233回目。登壇者の最年少記録が破られた。大内裕華(ゆうか)さん、22歳。静岡大学で林業を勉強している3年生だ。 裕華さんはこの3月末まで1年間休学し、埼玉県秩父地域の大滝村(この4月1日からは秩父市に統合)で、実際に森林の伐採、育成にあたった。派遣したのはNPO法人地球緑化センター、虎ノ門DOJOの常連参加者である高橋成雄さんが理事長を務める。 このNPOは、1993年創立され、これまでに約350人を山村に派遣し、さまざまな地域活動を体験させている。 裕華さんが滞在した大滝村は、いまでも人間よりサルが多く、若者はどんどん都会に出て行ってしまい、「近い将来、サルだけの村になる」のではと村人が自嘲的にいうほどの僻地。 「その村で、魅力ある大人にいろいろお会いして、元気をもらいました。私も素直になって、年齢を考えずに、60、70のオジサンやオジイサン世代の方々と思いっきり対話できました。一所懸命働くと、家に誘われて食事をご馳走になったり、差し入れをくれたりで、月5万円の生活費で十分でした。清流での魚、鹿狩りで獲った肉がおいしかったです。野菜はみなさんが自家菜園でつくって余剰分をくれました。コンビニも信号もない生活で、夜になると真っ暗でした」。 「今、都会に戻って小さな自然を見て、大滝村の大きな自然に思いを馳せています。そういう心を得ました。村では人間も自然の一部です。市町村合併で、生活の重心が市の中心街に移ってしまい、一層、さびしくなるかもしれません。そんな村で生活して、むしろ政治や経済の動きに、私は敏感になったんです」。 緑化センターは今年も山村で1年間働こうという50人の青年男女(40歳まで)を募集している。聞けば、結構、引きこもりやニートと呼ばれている若者の人生を変えたそうだ。問い合わせは、03−3241−6450まで。 |



挿画は、石田良介画伯のご厚意で掲載させていただいております。禁無断転載。絵と文面は何の関係もありません。裕華さんは「妙齢の美女」、「イモネエチャン」の意味ではありません。それにしてもこのイモ、立派でしょう。
