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入国カードは断固拒否せよ [2009年01月29日(Thu)]











 国後島に人道支援に出かけた一行が、
入国カードへの記載を求められ、
根室に帰還したという。

 北方領土の2番目に大きな島・国後島は
古釜布(ふるかまっぷ)港でのことだ。

 外務省のこの判断は正しい。断固貫くべきだ。
その結果、
「ビザなし」交流が頓挫してもいい。

「苦しうない、突っぱねよ!」だ。

 「ビザなし」交流はソ連時代末期の
1991年4月にかの国の国家元首としては
初めて来日したゴルバチョフ大統領が提案し、
日本も賛成し、同年11月の両国外相による
交換公文をもとに運営されている。

 私は93年6月から始まった第一回目のグループで
副団長として、色丹、国後、択捉の3島を訪問
(歯舞群島には民間人がいないので、訪問しない)、
爾来、この事業を実施する
「4島交流推進全国会議」の副会長を
最近まで約15年継続し、
役員制度を改定した
現在も同会議の委員の任にある。

 だから、いわゆる事情通である。

ロシアのこの不当な要求は、
絶対に拒否すべきである。

これは間違いなく全委員の一致した考え方だ。

 すなわち、北方領土のロシアによる管轄権を
是認する行為は、日本側としては受け入れられないのだ。

 北方4島はゆずることのできない、日本固有の領土である。

 そこが現在国境未画定地域であるからこそ、
1つのシステムを作り、
互いに、パスポートもヴィザも不要としているのだ。

 ロシアでは今、旧来の愛国主義が跋扈し始めている。

 原油価格の急落、ルーブルの暴落で、
ロシアのバブルは崩壊寸前である。

 それがわからない辺境地域の偏狭な行政マンが企んだ
先人の知恵を理解できない暴挙を悲しむ。
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