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沖縄文化の粋・門中と墓 [2008年11月12日(Wed)]









































  沖縄の墓地。与那国島内で。11月9日撮影。









 これはたまた見た
琉球新報(11月10日付)の死亡広告の1つです。

 紙面1ページ分が全部死亡広告です。

 眺めていていろいろ感じました。

まずは、地方紙の強みはこの死亡広告にあるということです。

 全国紙が真似できない、うらやむところでしょうし、
これあっての経営基盤の安定というものでしょう。

 それはともかく、沖縄の「門中」のすごさをすばらしさを
今さらながら感じました。

「門中」は琉球王朝時代に中国から伝来した習慣で、
沖縄の人たちは「むんちゅう」と発音するのが正しいようです。

朝鮮半島やベトナムなど中国文化圏に共通の伝統です。

安谷屋幸勇さん(沖縄県青年会館常務理事)から伺った話と、
Wikipediaなどによると、
沖縄の「門中」をめぐる文化はこのようなもののようです。

@ 士族の場合、共通の姓、名乗り頭(名の最初の一字)を持つ。
例えば、琉球王家血統では、「向」が姓、
「朝」が名乗り頭である。

A 門中で共同の墓(門中墓、いわゆる亀甲(カーミーヌクー)墓
あるいは破風(ファーフー)墓)をもち、
かつては同一の墓に入った。

B 女性が門中を継げないなど、現在の一部の視点から見れば、
差別的な制度とも考えられることもなしとしない。

C 門中の結束は固く奨学金を出し合ったり、
託児所を作ったりもする。一種の社団法人のようなものだ。

D 糸満市に日本最大の墓といわれる
「幸地腹(こうちばら)門中の墓」がある。
300年ほど前に作られた、幸地一族5千人の墓。
面積は5400平方メートルもある。中央に本墓、
前に四つの仮墓、合計五つの破風墓が配置されている。

E 死去するとまず仮墓に葬られ、
3年後に洗骨をして本墓内に安置する。但し、
80歳以上の高齢な人や、門中に功労のあった人は、
直接、本墓に葬られる名誉を受ける。
逆に自殺したり7歳以下の者は一門の不幸者として
別に取扱われる。

F かつては墓の大小で家の格が決まり、
自分の家の墓より大きな墓地のところからは
嫁をもらえなかった。

G嫁に行った者は生家の門中墓には入れない。

H門中墓の運営・管理・修理は
宗家と役員が中心になって行う。
しかし、その費用は構成員家族の人数に対する頭割りで
分担する。これによって、構成員は一門の伝統行事、
正月、お盆、清明祭(シーミー)などに参加できる。

I同じ門中の構成員であれば
宗教宗派にはとらわれずに祭事に参加し、同じ墓に葬られる。

J沖縄出身で海外にわたった者は多い。
また、国際結婚も盛んである。しかし、それでも
門中の構成員であることには変わりない。

K各人にはみな屋号がある。


 日本の中の異文化に接するのも、沖縄に魅せられる
一因かも知れません。
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