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笹川良一という人 [2008年08月27日(水)]












 伊藤隆東大名誉教授が
『「戦犯者」を救え―笹川良一と東京裁判』と題して、
中央公論社から一書を上梓しました(2千円+税)。

 先週末にご令息。笹川陽平日本財団会長からいただいたので、
昨日までに、読了させていただきました。

 戦中、戦後史の超一級の史料であると痛感しました。
志ある「憂国の士」の壮絶な生き様と
こころ優しさに、何度も涙を誘われました。

自らも一度は「戦犯者」の汚名を着せられ、出獄後は、
残った人々とその家族・遺族に対して、
献身的な支援をし、
励ましてきた人、
笹川良一初代日本財団会長が受け取った書簡集です。

巣鴨プリズン内の人たちから寄せられたものが中心です。
いただいたお手紙から差し上げた書簡の内容が想像できます。

また、いかに多くの方々に頼られ、信頼され、感謝されていたかが、
具体的に判ります。

以下に、私が先週末に、
現会長にとりあえずお送りしたお礼状を転載します。

  ☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

笹川陽平様

昨日、伊藤隆先生の<「戦犯者」を救え>をご恵贈いただきました。
衷心より厚く御礼申し上げます。

あまりのすばらしさに感動し、北京五輪ソフトボール優勝の涙もそこそこに
深夜まで拝読し、3分の1ほど読ませていただきました。

先代の志、優しさ、きめ細かさ、無欲さなどなど、学ぶべきものをたくさん頂戴し、
心すべき点に線を引いた蛍光ペンであちこち、「色づいて」仕舞いました。

客観的に見ても、
超一級の史料(原典尊重主義による編集のすばらしさ、ありがたさ)であるばかりか、
先代の心意気?が伝わってくるような文章の中に、
木村篤太郎、愛知揆一、井上忠男、佐藤誠三郎の諸先生をはじめ、
私が若いころかわいがっていただいた多くの著名人の名前を拝見し、
合掌するほかございませんでした。

特に、39頁にある、財団法人清交会(田中武雄会長)や
友和会(木村篤太郎会長)につきましては、
わが師・末次一郎も大いに関わり、先代のことをよく話してくれたものでした。
今となっては懐かしいです。

とりわけ、友和会がもとになり、昭和50年ころ、
先代はじめ関係者の賛同をいただき、
その基本財産を原資に、青少年団体に指導助言し、支援するための
財団法人育青協会が設立(初代会長は藤井丙午氏)され、
末次は最後の理事長、私は常務理事(理事長代行)でした。

末次亡き後、文部科学省の認可を得て、
同協会を解散し、約2億円の基本財産を
社団法人日本青年奉仕協会に移譲して整理しました。

先代が、朝鮮、台湾など
今となっては国境を越える国となった「戦犯者」にも
一視同仁の精神で、あの戦後の混乱期に長期間、支援されたことにつき、
あらためて深甚なる敬意を表します。

ご恵贈にあらためて深く感謝し、続巻を待望させていただきます。
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