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イギリス国旗の歴史 [2008年06月29日(Sun)]





   1801年に出来た現在のイギリスの国旗。逆掲揚に要注意








     イングランドの旗









     スコットランドの旗









       アイルランドの旗








 小学生に話そうと思っている内容の続きです。

  //☆//☆///☆/★\\\\☆\\\\☆

 さきほど、北ヨーロッパの国々、つまり、デンマーク、ノルウェイ、スエーデン、フィンランド、アイスランドの国旗が十字架で出来ているといいましたが、実は、イギリスの国旗は3つの十字架が合体して出来た国旗です。

 イギリスの国旗を少し説明しましょう。

 イギリスの国旗はUnion Jack(統合された旗)と呼ばれています。1606年にイングランドとスコットランドが合体して、連合王国United Kingdomとなりました。そのときにそれぞれの国旗も合体したのです。

 サッカーのワールドカップのときなど、ベッカム選手の所属するイングランドのチームは白地に赤い十字というイングランドの国旗を掲げていました。それと、青地に白の斜め十字というスコットランドの国旗が合わさって、Union Jackが誕生したのです。1606年のことです。

 この段階では英国旗に上下はありませんでした。

 ところが、1801年に、アイルランドが英国と合併し、白地に赤の斜め十字という、アイルランドの国旗も合体することになったのです。

 そのままでは、スコットランドの白い十字架が見えなくなりので、アイルランドの赤い十字架を、左回りに半分、ずらしたのです。

 このため現在のイギリスの国旗は、世界で一番逆さまに掲揚されてしまう、国旗になってしまいました。北京のオリンピックでも私が一番心配している国旗です。
                (つづく)
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