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北京五輪10の杞憂 [2008年06月29日(日)]











    1964年10月10日、東京オリンピック開会式開始直前の筆者。
    国立競技場、正面アリーナで。






北京オリンピックまで40日を切りました。昨日、ペキン五輪のさなかにブッシュ米大統領と金正一主席が抱擁しあうこともありうると書きました。

1964(昭和39)年10月、東京オリンピックが開かれたそのさなかに、中国が初の核実験をしたことを私は忘れてはいません。

 こうしたことは、日本国民の一人として、ないしは地球市民(東京五輪当時はそんな言葉はなかったですが、)としての怒りです。

 私は、1964年、オリンピック東京大会組織委員会に勤務していました。国旗担当専門職員でした。まだ学生でもありましたので、最年少職員です。後がいない組織ですから、今では「最年少元職員」です。

 そっちの立場で、もし私がオリンピック北京大会組織委員会に勤務しているとして、今、こんな悪夢はあってはいけないと念ずるのは、以下の10項目です。順不同。

@ 大会期間中に地震、テロ、国内での暴動、新型ウィルスによる感染症が発生すること。

A 中国と台湾が統一チームとなること。

B 星条旗、英国国旗など主要国の国旗が逆掲揚されること。

C 開会式のさなかに、選手・役員または観客席で
チベットの“国旗”が振られること。

D 中国の偏狭な愛国主義が昂揚して、反日的な観衆がいたりして、応援がアンフェアになること。

E 競技施設工事が間に合わなかったり、手抜き工事で競技施設が崩壊すること。

F 器具に不具合が生じ、競技が中断したり、選手が怪我をしたり、情報機能が混乱すること。

G 新たな国が核実験をすること。

H 競技中にものが投げ入れられたりして、競技の継続に支障がおきること。

I 台湾の選手が入賞した際に、表彰式が混乱すること。

 五輪組織委スタッフの“先輩”として、私は、北京組織委で働く“後輩”たちを心配するのです。

 中国の古えの人がこういうのを「杞憂」というのだと、いってましたよね。
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