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石鹸と開高 健 [2008年05月16日(金)]




























「持つべきものはよき友なり」。
物を下さったからばかりではありません。
及ばずながら、こういう生き方の人に、私は「惚れる」のです。

 札幌在住の大沼芳徳“画伯”が、
ご自身と奥様が応援しておられる授産施設・寧楽共働学舎で作った、
「手作り石鹸SOAPIE」をたくさんご恵贈くださいました。

 まだ試作品と言っておられましたので、
当研究所のスタッフたちと分け、
週末、
それぞれ「人体実験」してみることにしました。

 私は早速、手を洗ってみましたが、
なかなかどうして、泡立ちも適当であり、
香りもいいです。

わが自慢の「お肌」(って柄でもありませんが)によろしいかどうかは、
「自慢の肉体美(?)」を(ひそかに)披瀝しながら、試してみます。

 1個1個が不揃いというのが、
いかにもホンモノと言う感じで、
懐かしさとともに、いい気分になります。

 商品名は、「とんとん拍子」。

希望と愛情の象徴のようなネーミングかと思います。

 正式に発売されたら、大いに宣伝しましょうね。

 ところで、段ボールの上に、
大沼氏も、私もお付き合いのあった開高 健のことばが記されている。

「朝露の一滴にも 
天と地が
映っている」。

 あの人らしい壮大な「男のロマン」を感じさせることばです。

 1973年のサイゴン、
ベトナム戦争末期の淫蕩と頽廃、
それでいてフランスと中国の文化を吸い込んでなお、
自国の文化を保っていたアジアの街。

 当時、開高 健は朝日新聞の契約社員のような形で
私は国際赤十字の駐在代表として、
サイゴンにいました。

 私が地方にでかけて戻ってくると、必ず召集がかかり、
毎晩のように、杯を交わしたものでした。

そのときの支局長が井川一久氏。爾来、35年、
お付き合いいただいています。

たまたま昨日お電話があって、
来週、ゆっくりお会いすることになりました。

 井川さんと久々に、
開高さんの話でもしながら、
あのころのベトナムを語りたいと思います。

 そうだ、「とんとん拍子」を、井川さんにもあげよう。
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