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小銃はソ連製が優っていた [2006年04月30日(日)]



  ソ連製のカラシニコフ(AK47)と米国製のM16はしばしば比較される。
     
1973年1月、ベトナム戦争休戦に関するパリ協定が、キッシンジャー、レ・ドク・トの間で結ばれた。
 
 私は赤十字国際委員会の駐在代表としてサイゴン(現ホーチミン・シティ)に向かった。
 
二人はその年のノーベル平和賞をもらったが、現実の戦闘が止んだわけではなかった。

 米軍戦闘部隊が去っただけで、「南北戦争」は継続されたままだった。
 

 中部高原地帯のある政府軍基地で、ベトナム人の将校がカラシニコフを見せてくれた。

「これは実にいいんですよ。アメが降ったって平気、泥をかぶっても平気なんですよ。それに比べて米軍の制式銃ではあるが、こっちのM16はだめでね。管理の手間隙が大変なんだよ」。

 防衛庁は2006年度、カラシニコフを試験的に輸入して研究を開始することになった。カラシニコフは1947年、この銃を発明したソ連人技術者の名前。本人は今も元気でシベリアに在住し、先週はキューバを訪問している。

 小銃は一般的には一丁2、3万円からせいぜい数万円で取引されるが、AKシリーズの場合には5千円程度で取引されることもあるといわれる。

 自衛隊は89式小銃が中心だ。カラシニコフの10倍以上の値段だ。しかし、輸出はできないので高くつく。豊和工業の一手生産にならざるをえないのが実情だ。

 私も協力した、柳瀬房子『小型武器よさらば』(小学館)には最新式の各国の銃を比較して書いてある。



  写真は、甲斐と信濃を結ぶ「信玄棒道」。
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