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南京事件への取り組みA [2008年01月02日(Wed)]






 東京財団は理事会の決定に基づき、
その内部に独自の研究特別委員会を設置した。
メンバーは橋爪大三郎東京工業大学大学院社会理工学研究科教授、
原野城治ジャパンエコー社長(元時事通信パリ支局長)、
夏川和也元自衛隊統合幕僚会議議長、そして、
『25歳が読む南京事件』の著者である稲垣大紀平和祈念事業特別基金研究員。

 私が責任者となり、ほかに同僚の柴崎治生総務担当常務理事で構成、
片山正一調査役が事務局長的な役割を果たした。

 橋本、夏川両名は東京財団の役員でもあった。
 
研究会では、南京事件に関する「大虐殺派」「まぼろし派」「中間派」の
代表的な論客すなわち、
秦郁彦日本大学教授、
北村稔立命館大学教授、
笠原十九司都留文科大学教授、
東中野修道亜細亜大学教授、
吉田裕一橋大学教授といった
立場や結論は異なる研究者や専門家を順次招聘し、
その見解を忌憚なく語っていただき、
きわめて積極的に意見交換を行なった。

 また、
楊大慶ジョージワシントン大学教授にもお越しいただき、
程兆奇・上海社会科学院歴史研究所研究員と
張連紅・南京師範代教授(侵華日軍南京大屠殺研究中心主任)を
中国からお招きするということもした。

 さらにまた、デイビッド・アスキュー立命館アジア太平洋大学助教授、
姜克實岡山大学教授、
趙軍千葉商科大学教員にも議論に加わっていただいたことがある。

 それらの個々の話の内容は詳細には公開しない約束になっているので、
ここでの引用を憚るが、
これらの人々はかねて著書、論文などで、
自説を大いに展開されておられるので、
内外の大方の研究者や照覧の読者には
論旨の基本をご理解いただくことができよう。
                           (つづく)
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