福田内閣の課題 [2007年09月26日(Wed)]
1日半、名古屋、津方面に出かけていました。 その間に、 著名な国際派ジャーナリストPさんから 貴重なメールが来ていました。 私一人で読むのはもったいなく思い、 小欄で紹介きさせていただきます。 ☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆ BBCワールドが結構長い中継リポートをしていました。 ワシントン在住の日本人ジャーナリスト、土井あやこさんが インタビューに答えていました。 「福田内閣でも思い切ったことはできず、 政局は結局小沢主導になるだろう」 という結論でした。 人間の心理、モメンタムとは不思議なものです。 現憲法では 衆議院優位の立法制度であるのに 常態化した衆議院、参議院両院とも与党過半数 という体勢が崩れると 下位にある参議院を制する野党が 主導権を握ることになるのですから。 福田さん、内政重視、弱者救済 (貧困層、高齢者、非正規の被雇用者、母子家庭への支援増、 失業手当、年金保証、預金者保護、医療保険予算増額、 それに富裕層増税と貧困層減税、また教育関連予算の増額など)を 眼に見える形でやれば 次の総選挙、かなりのところまで行きます。 いずれも 特に小泉政権以降ガタガタと 音を立てて予算が削られてきた箇所です。 総理の「出版物を自分たちで買い占めては ”何万部売れた”などと宣伝するなど 電通のあの手この手の世論工作と メディア(特にテレビ界)工作が これほどの格差社会にした後 効果が無くなったことが判ります。 幾ら言われても実態、生活実感が異なるため 人々は徐々に不信の念を抱いてきました。 「改革」というが 具体的に中身を調べないうちに とんでもない方向に日本は走り出してしまった。 そして自民党の固い支持基盤の人たちまで 「自民党に裏切られた」と 思うようになっています。 こういう人たちの信頼回復を 福田さんが出来ないと 自民党再生は相当難しく、 民主党政権は確実、と見ています。 |