パチンコ店のイメチェン [2007年07月30日(Mon)]
パチンコ屋(ホール)って、 昔は、 @ 不正、 A 暴力団、 B 北朝鮮への送金 というイメージではなかったか。 業界と客と関係省庁の尽力で、 今やこの3つは大幅に改善された。 健全な大衆娯楽として、 関係者はいろいろ工夫を凝らし始めた。 6月末日で、射幸心をあおるタイプのパチスロは、 3年の猶予期間を置いて 全面廃棄された。 不正防止のための監視機構は かの河上和雄元東京地検特捜部長を代表理事にすえ、 4月から、ホールへの無通告立ち入り検査を開始した。 税法上も、また経営上も 北朝鮮に送金する余裕がなくなるような厳しい対応を 関係省庁が進めていると聞く。 昨今のパチンコ業界への不評は、むしろ @ 煙い、 A うるさい、 B やり方がわからない だと、畏友・庄司正英ピーアーク社長はいう。 この人は、銀座の歌舞伎座のすぐ前に2つの、 きわめて雰囲気のいいホールを持っているほか、 通常は1個4円のパチンコ玉であるのに、 慶應義塾大学三田校舎の前に「1円パチンコ」店を開設するなど、 安心して、気楽に楽しめる娯楽の開発による 業界の健全な発展を、日々、工夫している。 「煙い」については、私は、「日本中を禁煙にしたら」とか、 「たばこ1個1万円にすべし」というくらい過激な 「嫌煙」家なので、 「私の研究所のすぐ近くにJT(日本たばこ)の本社がありますが、 全館喫煙なのに、なぜか煙くないんです。蕎麦屋も歯科医もありますが、 蕎麦は上手いし、大口開いていても煙臭くないと評判です」 とお話した。自らJTビルに行きかねない熱心な人だ。 私には、パチンコ屋の経営をしている友人が大勢おり、 しかも、みなさん、実にすばらしい、尊敬すべき人物なのだ。 少々不思議なのは、青山学院大学と立教大学のOBが この業界の歴代のトップをずらりと占めていること。 一度、その「なぜ?」を聞いてみたい。 この業界がさらに健全化して、イメージが脱皮することを 切望する。また、世間も、つまらない乃至は古い先入観で、 この大衆娯楽への偏見を持たないようにしようではないか。 |