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若者よ、演奏会に行こう [2007年01月14日(日)]


 若い人が賢明な努力を重ねて、世界的な演奏家を目指している。せめて聴きに行くということで応援しようじゃありませんか。あなた自身も確実にいい気分になれるんですから。

 

 機会があったので、紀尾井ホールにでかけ(もちろん「妙齢の美女」と)、崔岩光さん(大連生まれの中国人女性)のコロラトゥーラ・ソプラノを聴いてきた。

 会場にも来ていたコシノ・ジュンコさんデザインのドレスはまことに美しく、美貌は輝いていた。もちろん美声も響き渡っていた。プッチーニの著名なオペラからのアリアが主体であり非の打ち所のない歌唱力といっていいと思う。迫力も十分あった。

 しかし、難しいものだと痛感したのは、好みかどうかということ。正直言って、私には違う。

 ただ、超満員(いつものコンサートとなんとなく来場者の雰囲気が違うのも少し違和感があった)の会場では拍手が鳴り止まず、ブラヴォーの声も頻発していた。CDのサイン会には長蛇の列が出来た。

 さまざまなご縁で高い入場券をいただいたり、なけなしの財布をはたいて切符を購入したりして、ありがたいことに週1回くらいの割合で、何らかのコンサートか映画にいっている計算になる。この間に、私自身、厳しいレッスンにさらされることもある。

 今年も、まだ2週間なのに、「敬愛なるベートーベン」の映画を見、「森麻季さんとウィーン・ストラウス管弦楽団」のコンサートを聴き、昨日の崔岩光さんだ。

 ただ、いつも感じるのは、どうして熟年女性ばかりが多いのかということ。聴衆に、男性が少ないこと、40歳以下が少ないことは、世界各地で見聞きしてきた私としては、不思議なほどだ。

 これでは日本のクラシック演奏会はデクレッセンドしてしまうのではないかと恐れる。

 それは、演奏家、運営主体、行政、教育、あるいは給与体系にまで及ぶ検討をしてみなくてはいけないことかもしれない。

 世界の中の日本の評価を維持するにも、これは決して軽視できないことなのではないか。

 若い諸君、ゲーム機を置いてコンサートに出かけよう! パソコンで小欄を見るより、ナマ演奏の感動に浸ろう。

 ちなみに、日本財団では月2,3回、昼や夜に、若い人たちに演奏の場を提供している。アシュケナージが選んだというスタインウェイの最高級フルコンサートピアノを設置して。詳しくは、日本財団のHPでどうぞ。入場無料。



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コメント
コシノさんのデザインは気合いが入って良いと思っています。そしてその彼女がーな、な、なんと『舞鶴大使』! そして大連は舞鶴と姉妹都市。オペラとはいきませんが我が街も色々、出来そうな気がするのですが〜
Posted by: 舞鶴の鶴舞乙女  at 2007年01月14日(日) 22:08

一流といわれる音楽家のコンサートチケットは、あまりに高額すぎます。昨年のボローニャ歌劇団なんて59000円でした。大卒初任給が20万円前後の時代にです。

 もちろん、安価なコンサートもありますが、時間がもったいなかった・・・と感じるようなものが無いわけでもないので、やはり感動を味わえる安心感を金額ではかってしまいます。

 クラッシックではないのですが、シャルル・アズナブールのコンサートが2月にあります。大好きな歌手ですし、お正月には「ブリキの太鼓」での深い演技に再会し、断然コンサートに行きたくなりました。ところが、S席チケットが20000円なんです。ちょっと高すぎませんか。アズナブールもすでに82歳。こうなると、「最後の日本公演」というフレーズが強迫にさえ聞えます。

 フランスの(古い)劇場には「天井桟敷」があり、かなり割安な価格が設定されています。青山のブルーノートも、学生半額のシステムがあります。もちろん立ち見ですが、それでも一流にふれるチャンスは貴重だと思います。

 私が小学生だった70年代、バレエが大好きな私のために、両親は、ボリショイやレニングラードバレエ団の来日公演のS席チケットを買ってくれました。当時でも15000円ぐらいしたはずです。マヤ・プリセツカヤの「瀕死の白鳥」から受けた感動は雷に撃たれたような衝撃でした。

 若い世代がナマの感動を味わえる環境を作るには、先生がおっしゃる通り、様々な改革が必要なのかもしれません。
Posted by: パリス  at 2007年01月14日(日) 11:55