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ブルーバードの子供達

カンボジアで現地の子供達へ教育支援をしています。特に里子支援について、その取り組みの試行錯誤を綴っています。歴史や習慣が違って難しい事もありますが、子供達の成長を見るのはいつもとても嬉しいです。


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偏った栄養 [2019年09月08日(Sun)]
この子供達に食生活の聞き取り調査をしたところ、普段の食事から摂っている栄養は少ないのですが、ソフトドリンク、エナジードリンクを飲んでいる子供が非常に多い事が分かりました。安価で買えてしまう為、容易に手に届いてしまうようです。

ソフトドリンクでは圧倒的にコカ・コーラを飲んでいる子供が多く、エナジードリンクと合わせてカフェインの摂りすぎが懸念されます。

ただでさえ高血圧や糖尿病がエイズを抜いて問題視されているカンボジアです。砂糖・カフェインへの依存は悪循環を生み出してしまいかねません。私達はすぐに集計し、これらのドリンクの一般的な害と共に、特に子供への弊害を政府機関に提出する予定です。

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読書推進活動2 [2019年09月07日(Sat)]
農村では特に画材を使う事は少ないです。ですから色ペンを準備して、大きな画用紙にグループごとにストーリーの絵を描いてもらおうと思いました。

でもなかなか発想して描くのは難しいようです。もちろん、見た事が無いものは描けません。私達は安易に、マネではなくて自分が思うように描いて欲しい、と思ってしまいますが、日々この子供達がテレビや本から得ている情報は日本と比べはるかに少ないでしょう。逆に、もともとの絵本の挿絵を見ながら描くのがとても上手い子が多くて驚きます。

そのほか、カンボジアの子供達の絵の特徴でよく気付くのは、多くの子が線で描くという事です。線で描くのですが、描いたそのものに色をあまり塗らない印象を受けます。そして定規を使って描く事です。興味深いですね。

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最後は各グループごとにその絵を示しながらクラス全員にストーリーの内容を発表してもらいます。各グループに読み聞かせで紹介できた絵本が異なるので、お互いにどんな物語で何がおもしろかったかを共有したのです。本の面白さを広げるのが目的でしたが、子供達は普段からそう教わっているのか、「何が学べたか」を必ず発表していました。
読書推進活動 [2019年09月06日(Fri)]
プレイベン州の小学校を訪問しました。
カンボジアでは学校によって図書室を作って本を置いても、子供が読まないので埃をかぶっている場所も多いです。子供達自身が本を読む楽しさをまず感じてもらわなければなりません。そのためには教室に本を設置するというアイデアもありますが、資金的に本がたくさん準備できない場合、先生が毎日少しずつでも読んであげる事ができます。疑似体験により社会性を豊かにしつつ、集中力を養うという利点を説明し、読み聞かせの取り組みを様々な場で紹介しています。

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通常は読み聞かせを継続していくだけで、そのストーリーを読み解いたりという事までしなくてもそれなりの効果が認められるでしょう。しかしこちらの国語の授業では、様々な話に触れて作者の意図や登場人物の気持ちになって考えるといった内容が極めて少ない為、私達は読んだストーリーについて子供達と話し合う時間をいつも取ります。

これまで本を読んだり聞いたり、それについて考えたり、という習慣が無い為、唐突に感想を聞いても考えがまとまりません。それで、まずあらすじを確認するところから始めます。誰が登場し、何をしてどうなったのか。そして、どの登場人物が好きだったか、それはなぜか? という具合にストーリーを実感してもらいます。
生活スキル [2019年07月18日(Thu)]
ボランティアの皆さんは、中学生には生活に役立つスキルを教えて下さいました。

田舎の学校では特に教師や教材が不足しています。この中学校では、教員が教えられない科目は違う学校から先生を招いて授業をしています。そのように教育に積極的な姿勢を私達は応援しています。

まずロープのつなぎ方、結び方、捻挫した時や出血した時の布の使い方など。農村で暮らす子供達にとって生活と密着した知識が得られました。

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そしてこの中学生達とも和紙染めの機会を持ちました。色を混ぜて染める事で模様を作る、その楽しさを知ってもらい、和紙で手提げバッグを作りました。

紙を使ってものを作るという発想や機会が小さい頃から制限されていた子供達。1つの紙をこのように折る事で立体になる...そのような小さな気づきをシェアしたかったのです。

素晴らしかったのは、先生方がプログラムの中に参加して下さり、ご自身でも新しい技術を学びながら生徒達を指導して下さった事です。
カンボジアで七夕 [2019年07月17日(Wed)]
日本からボランティアの皆さんがタケオ州の子供達を訪問して下さいました。
まず小学生とは、7月という事もあり、日本の七夕の文化を共有したいと提案されました。それで七夕のお話しをして、笹飾りを作る事にしました。文化交流もでき、工作の機会を提供してあげられます!

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まずは七夕の読み聞かせ(まんが日本昔ばなしより)をして、言葉で説明するより絵本としてその世界を感じてもらえるよう試みました。

次に和紙染めうちわを作ります。和紙は日本の文化です。そしてただ染めると言っても、和紙を谷折り山折り、それを三角形に…と折っていく事からすでに複数の子にとっては目新しい挑戦でした。そして数種類だけ絵具を配り、後は色を混ぜ合わせて自分達で新しい色を作ってもらいます。乾かすのに1時間かかりましたが、乾くと今度はうちわの型に沿って和紙に印をつけ、切っていきます。そして型に貼る。1つ1つが日常あまりしない作業です。皆とても集中して取り組みました。

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うちわを乾かしている間に七夕飾りを作りました。天の川や提灯など、各グループ2〜3種類の飾りの作り方を学んで作り、笹に飾り付けます。グループごとに、自分達の仕上げた笹にとても満足してくれていました。

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手作りトロピカル石鹸 [2019年05月11日(Sat)]
手洗い指導はその重要性を実感したり、綺麗な流水にアクセスできる環境でないとなかなか定着しません。今回は少し違った角度からアプローチしてみました。

簡単に好みの石鹸が作れるというので人気のグリセリンを使い、子供達が自分達で石鹸を作るという機会を作ってみました。その際、見栄えが良いものだと子供達も意欲がわくと思い、透明のグリセリンを用意し、固める際に中に推し花を入れました。

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石鹸を溶かすのはガスを使うので大人がやりますが (日本では電子レンジで簡単に溶けてしまいますが、こちらではレンジもそれを使うだけの電気も無いので湯煎で挑戦しました)、子供達は自分達で花ビラを集めてきたり型に入れたりして、自分だけの石鹸が出来る事に大喜びでした。

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型から外す時はどんなものが出来るか待ちきれない子供達から、「綺麗〜!!」という声が上がりました。その石鹸を使って手を洗いました。その場の子供全員に足りなかったので、1つの完成品を切り分けて配りましたが、皆その綺麗な石鹸が欲しくて、それで洗うのもとても嬉しそうでした。

持ち帰ってそのまま飾っておきたい子供達も結構いたと思います。それほど気に入ってくれたんですね。ただそれでは手洗いの促進にならないので、次回はできれば小さな玩具など、取り出して遊べるようなものを入れた石鹸を作ってみたいと思いました。
本からのメッセージ [2019年04月23日(Tue)]
読み聞かせの際は、本のメッセージ性にこだわらないようにしています。
世界共通の倫理観はもちろん存在しますが、話によってはその国の文化的な思想も入っているし、1冊の本から学べる事は、作者が伝えるメッセージだけに限らず他にもあると考えるからです。

例えば親切心から行動を起こしたが思慮が足りず命を落とした、というような話で、「賢くなければ生き延びられない」という事だけを強調したら (それ自体は正しいかも知れませんが)、他者に対して親切に接するという美徳は軽視されてしまう懸念もあります。また、ストーリー中で出てくる解決策が、それ1つとは限りません。「皆と分け合って平和になった」というストーリーから もちろん私達は社会でのふるまい方を学び取れますが、他にどんな方法で平和を作り出せるか考える事もできます。

現に、読み聞かせプログラムに参加した子供達の作文にはなかなか興味深いものがありました。今回はまず色々な本に触れてもらう事を目的にして、本から何が学べるか という問答はあまりしませんでしたが、何かしら学んだと感じた子はそれを書き出していました。

レオ・レオニ作の「スイミー」は日本でも有名です。協力し合う事や、勇気を出す事などが学べます。ある子は、「差別をせずにお互いを敬う」と書いていました。なるほど、スイミーだけが黒い色をしていましたが、それが故に目になるという大役を果たし作戦が成功したのですから。

同じ本からでも、1人1人、気になるポイントや学ぶ事が違うのがよく分かります。イソップ童話などは最後に「この話からこういうレッスンが学べます」とまとめられていますが、それだけにとどまらず、作者が意図する事だけにとどまらず、広く柔軟に物語に接して欲しいと思っています。

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自分の発想を絵に [2019年04月21日(Sun)]
高学年の文作りゲームでも、ゲームの後は作文をしてもらいました。

どんな単語を引いて、こんな文を作った、という事をまず書いてもらいました。引いた言葉について1文しか発表しなくても、その作文の中でもっと他に考えた文を書いてくれている子もいました。
ゲームについて、こういうゲームをしたという説明や、実際やってみた感想まで書ければよかったですが、大体の子供達は作った文だけを書いていました。

そしてこちらも、自分で作った文を絵で表現してもらいました。

読み聞かせの子供達は、色ペンで描いてみる事に興味はあっても想像だけで絵を描くのがなかなか難しそうで、紙芝居になっている挿絵を描いている子が多かったです。見たものを見たように描く、というのもスキルですから、それはそれで良いのです。上手に似せて描けた事を喜んでいる子もたくさんいました。最初はそういう体験で良いのです。

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一方、作った文の情景を思い浮かべて描くのはまた違う難しさがあったと思います。しかし皆結構楽しんで、自由に表現していてよかったです。
文を発想する [2019年04月19日(Fri)]
高学年の子を対象には、ランダムな単語から文を作るゲームを行いました。
色々な単語を含んだカードの中から自由に2枚引いて、その単語を使って文を作る、という発想のゲームです。あり得ない文でも大歓迎。

名詞には「キリロム山」や「花瓶」、動詞には「つまづく」「覗く」などあまり日常会話の中に出て来ないような言葉を選んでいます。副詞や形容詞、また「ドキドキ」や「チクタク」などの擬音語はたくさん取り入れました。
「騒がしい」と「つるつる」を引いたら、一体どんな文が出来るでしょうか。

「ポタポタ(水滴の音)」と「ゆっくり」を引いた子は、「ポタポタと音のするほうをゆっくり振り向くと、真珠の上に水が落ちているのが見えました」という素敵な文を作ってくれました。水がゆっくりポタポタ落ちていた…というと至って普通の場面ですが (もちろんそういう文を作っても批判するわけではありません)、真珠を登場させるところがこの子の感性ですね。

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色ペンで表現 [2019年04月17日(Wed)]
読み聞かせの後、簡単に話し合った後は、聞いたストーリーについて作文をしてもらいました。
感想文ではありません。何を読んだのか、そのストーリーには何が登場して、どんな事をしたのか、自分はどの登場人物が好きか、など簡単なテーマを提示し、基本的に何を書いても良いようにしました。作文できる子は話の内容をたくさん書いてくれていますし、苦手な子でも、難しく考えなくても直前に話し合った内容を思い出して書けるようにしています。

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プログラムを楽しくし、更に表現力を高める練習にもなるだろうと、作文が一通りできたら色ペンでストーリーについて絵を描いてみないか勧めました。絵が嫌いな子は無理に描く必要は全くありません。あまり普段様々な色のペンを扱う機会も無いですし、興味があれば手に取って欲しいと思いました。

消極的な子は「描けない、要らない」と言うのですが、興味があるけど描いた事がないから恥ずかしい、という子も実際はたくさんいるのです。そういう子達がプレッシャーなど感じずに伸び伸び表現し、楽しめるように配慮しました。
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