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エコプロダクツ2014 [2014年12月26日(Fri)]

2014年12月11日(木)〜13日(土)に東京ビッグサイトにて開催された
「エコプロダクツ2014」に出展しました。
テーマは「電力の見える化」
家庭でも事務所でも、電力を可視化する事により、
節電への意識を高めてもらう展示をしようという事に決定しました。
ボランティアが主体となって作業を進めていきました。
小学校・中学校などの生徒たちも教育の一環として大挙して来場します。
様々な企業・NPOなどの団体の展示で環境問題の知識を得て、
意識を高めてもらう素晴らしい機会です。
子供たちにも楽しめる展示を。
エコプロ2014設営
前日、予想以上に準備に手間取り、予定より遅れて搬入。
限られた時間の中、急ピッチに設営を進めます。
エコプロ2014設営2
美大生のボランティアの協力も得て、なかなかインパクトのあるブースになりました。
エコプロ2014子供たち
エコプロダクツ2014開会。
ソーラーパネルで動く虫の玩具にLEDのライトで照らし、
レースをして遊ぶ小学生たち。
参加賞として間伐材のカンナ屑で作ったシールをプレゼント。
エコプロ2014電力可視化
大人の方にはLEDの通電しているコードに、簡単にクランプして電力を測れる機器を使い、
電力の見える化を実演して説明。
パソコンにデータを送れば、時間帯でグラフ化され、深夜に消費している冷蔵庫やコピー機などの無駄な電力が一目瞭然に分ります。単一機器だけでなく、ブレーカーに取り付ければ、全体の電力も測れます。
希望者には、計測機器の貸し出しも行いました。
普段の生活で少しでも何か変わるきっかけになってくれればいいですね。



FoE事務所冬の省エネ対策〜窓に断熱材を貼る〜 [2014年12月08日(Mon)]

サポーターの鈴木 国夫です。

12/2 FoE事務所の窓断熱を田中さんと行いました。

1 ベランダ出入り口は全面プチプチ.jpg
梱包用プチプチは片面が凸凹ですが、断熱用プチプチは3層構造で両面が平らです。つまりサンドイッチされた全部が断熱空気層となります。
値段もきわめて安価です。

2 水スプレーだけで接着するので楽.jpg
水スプレーだけで乾けば結構接着力が出ます。両面テープを貼るより断然ラクな施工でした。

3 事務机前は上部の視界を少し残してみた.jpg
北側の窓は上を少し開けて見晴らしを確保しました。
南窓は網入りガラスだったので、断熱は断念しました。
日射の強い時に高温となり、ガラス端のワイヤが起点となり
熱割れを起こすことがあるため避けるべしとなっています。

4 網戸を断熱してスライドすれば昼間は視界確保もできる.jpg
そこで網戸と障子を断熱して代替としました。網戸をスライド
させれば視界確保もできます。

小竹向原徒歩5分の事務へ見学にお越しください。
5 障子にも断熱材を貼る.jpg
「地域共同節電所」をつくろう!〜節電所のしくみと実践〜開催報告 [2014年12月08日(Mon)]

image.jpgFoE Japan
11月末からインターンをしている青柳です。11月29日、関西学院大学総合政策学部教授の朴勝俊先生による、セミナーに参加しました。震災以降注目度が高まり続ける「節電所」について、これからの日本とエネルギーのあり方について考えました。
 
「節電」という単語を耳にして、皆さんが最初に感じることはどんなことでしょう。
私は、明かりはこまめに消すこと、エアコンを点けたままにしない、そのようなことしか、頭に浮かびませんでした。しかし、今回のお話を通して「節電」に対する考え方が大きく変化しました。
 冒頭に朴先生は、「日本での原子力発電は、ロシアンルーレットを続けるようなものだ」と強烈な一言で始まりました。私たちは原発の危険性を身近に感じたはずです。それでも何故、原発を続けるのか。何故、原発を再稼働するのか。問題の根底にあるもっとも見えやすいものとして「埋没費用(sunk cost)の呪縛」があります。つまり、政府が原子力につぎ込んだ金額があまりにも大きく(たとえば、もんじゅに1兆円)引くに引けない状態になっている、また引き返すためにもコストが非常に大きいということです。しかし、再稼働の理由として経済的な判断があるとするならば、事故が起こった場合の社会的・経済的リスクも莫大になるということは容易に想像できるはずです。
 では、日本がこれから原発なしでどうすればいいのでしょうか。中々、思いつきません。
しかし、日本でも2011年8月に「再生可能エネルギー特別措置法」が成立し、2012年7月からすでに施行されています。私たちにとってまだまだ馴染みが深いものではありませんがモデルケースであるドイツではどうでしょうか。
実は、ドイツでは発電量の実に30%近く(2014年)を再生エネルギーが占めており、15.4%の原子力発電を大きく上回っているのです。

でも、再生エネルギーと聞いて、代表的な風力発電や太陽光パネルについて、風が吹いていないと発電できない、天気のいい日しか発電できない、と思われる方も少なくないと思います。私自身、再生エネルギーは不安定なものであるという認識は根深いものでした。しかし朴先生は、それは古い考え方であると言います。スペインや欧州では、電力市場と国際電力取引、揚水発電所などで需要と供給を調整し、再生可能エネルギーを「ベースロード電源」として使っているのです。

本題に戻ると、原発の再稼働は真に我々にとって必要なのでしょうか。朴先生はエイモリー・ロビンズのソフトエネルギー・パス(1977)についてお話しくださいました。空調や冷凍機器で使用される中温・低温熱需要を石油や原子力で満たすのは「バターを切るのに電気鋸を利用するようなものである」、つまり私たちが使用する電力を効率化し、整理することで「ソフト技術」に代替えしていくという考えです。IEA(国際エネルギー機関)が本命とする温暖化対策もまた、「省エネ」であり、「省エネ」により創り出されるエネルギー量は原子力+再生エネより規模が大きいと予測されています。

朴先生は「節電所は発電所と同じ価値を持つ」ということをくり返し強調しました。最初、私にはあまり実感のわかないものでした。しかし、節電所の語源であるネガワット(*)についての考え方は現代のエネルギー問題について実に合理的な考え方だとわかりました。

例えば、消費電力200Wの冷蔵庫を、同じ性能で100Wの冷蔵庫に買い替えると、100Wの「節電所」を建設したことになる。この100Wの節電所を1000万世帯が導入すると100万kWの巨大節電所となる。この例えは、非常にわかりやすいものです。
 では、その節電所はこれからどんな形で作ることが出来るでしょうか。
例えば米国では、電力の需要に合わせて価格を調整し、価格が上がれば需要は減るというしくみによって停電を防止しています。この需要応答(デマンドレスポンス)という方法で、必要な場所に必要な量だけの取引ができるようにしているのです。米国には現在、家庭から大規模事業所まで合わせて原発50基分(約50GW)の「節電所」が存在しているということです。

 お話の最後に、私たち市民が主体となるエネルギーサービスの社会像をお聞きしました。現在、環境ふくい推進協議会「エコプランふくい」さんが「福井市民共同節電ファンド」という取り組みを行っています。ファンドという言葉からわかるように、出資を集い省エネ設備で生まれた「利益」(節約費)によって返済するシステムです。福井市内にある商店街では、電球をLEDライトに転換することでかかる費用500万円を一口15万円で出資を募り、電気料金削減分によって5年間で回収、返還します。つまり、初期投資を必要とせずに社会的な設備節電システムを促進することが可能なのです。これからエネルギー問題と対面し続ける私たちが、理想としなければいけない形なのかもしれません。
朴 勝俊先生改めて御講義有難うございました。

「青柳 喜大」
<参考>
*ヘニッケ/ザイフリート、朴勝俊訳『ネガワット 発想の転換から生まれる次世代エネルギー』省エネルギーセンター(2001)http://urx2.nu/eZuF
*朴さんが「活弁」しているお勧めの映画
映画『エネルギーシフトを生きる』前編http://www.youtube.com/watch?v=YukMcIbNXnM
後編http://www.youtube.com/watch?v=Wdp3207YuSQ
*「脱原発のための節電所 朴 勝俊」http://urx2.nu/eZx1
*セミナー案内はこちらhttp://urx2.nu/eZxS
3R政策セミナー「すすむ世界の2R政策」開催報告 [2014年12月07日(Sun)]

3R政策担当の瀬口です。
11月27日(木)、青山の地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)で、FoEJapan3R政策セミナー2014 Vol.2 「すすむ世界の2R政策〜資源使用量削減を担保するしくみづくりに向けて」を開催しました。

この2〜3年の間に世界では、廃棄物発生抑制、省資源、CO2削減のための2R(リデュース、リユース)政策が大きく進展しています。しかし、日本のメディア等ではなかなか報道されず、現在進行中の3R関連法改正にもほとんど反映されていません。
そこで、世界の潮流を共有し、政策議論に活かしていただければと企画しました。

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まず、FoE Japanの瀬口から、「すすむ世界の2R政策」と題して、最近の各国で進む2R政策の具体的事例を紹介しました。レジ袋については、韓国、イタリア、イギリス、アメリカ各国の有料化やプラスチック袋使用禁止の法制化の内容、それぞれがなぜその政策を選択したのかを解説し、ペットボトルについては、特にアメリカで進む特定エリア内での販売禁止などについて紹介しました。
また、フードロス削減やEUレベルでの発生抑制の計画策定についても、日本の参考になりそうなプロジェクトをご紹介しました。

P1080212堀田.JPG

地球環境戦略研究機関(IGES)の堀田氏からは、「持続可能な消費と生産に向けた国際動向」をお話いただきました。
アジア太平洋地域経済成長などを背景に、資源消費量は増加しており、このままでは、地球が何個あっても足りなくなる(持続不可能)と予測されています。「持続可能な消費と生産(SCP)」は、世界の2015年以降の主要テーマとなっており、国連ではSCP推進のための10年枠組みが開始されています。日本の役割のひとつとして、政策モデルを構築していく必要がある、という重要な情報でした。

P1080215庄子.JPG

そして、環境省リサイクル推進室長の庄子氏より、日本で現在進行中の施策について紹介がありました。

その後の質疑・意見交換では、フロアから活発に手が挙がり、「消費者にコスト負担(罰)を負わせるのとインセンティブ(褒美)を与える方法とどちらが有効か」「プラスチックのごく一部のアイテムをターゲットにする意味は」「他の国で導入できて、日本ではなぜできないのか」などの本質的な議論を行うことができました。

日本独自のサービスに関する価値観が進展を遅らせている部分がありますが、国際的なSCPの枠組みと低炭素社会づくりとの関連からも、資源使用量削減を担保するしくみづくりは必須ということが、改めて共有できました。現在進行中の法改正の議論にもぜひ活かしていただければ幸いです。

▼セミナーの告知はこちら
http://www.foejapan.org/waste/event/141127.html
スリランカ・気候変動調査報告 Part2 [2014年11月30日(Sun)]

●化学肥料や農薬の影響も大きい
ホリヴィラという村で、アーユルヴェーダの医師に話を聞きました。
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「われわれはもともと大規模産業とは無縁の暮らしをしていた。
しかし今は、森林を伐採し、農薬や科学肥料を使い、固有種ではなくターミネーター種子や外来種子を買わざるを得ない。雨水も汚染され、飲むことができない。」

そのような状況で、人々の健康にも大きな影響が出ている。化学物質や食生活の変化で腎臓病や成人病、妊娠率の低下なども起こっています。

また、こうした変化が気候変動ももたらしていると言います。
近年雨がへり、農業に影響を与えている。人々は仕事を求めて村を去り、女性は中東に出ているそうです。
「われわれは、適切な技術を使う伝統的生活に戻らなければならない。」彼は強調しました。
DSCF6921.jpg

その後、近くのため池へ。
このポールの上の部分まで、本来雨季には水がきているそうです。それが現在、ポールがほとんど水上に出てしまっています。
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周囲には水田がありますが、この水位では、水を入れることができず、作業を開始できないでいます。
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よく晴れて暑いその日の午後、かなり水が少なく浅くなったその湖で、住民たちが水浴びや洗濯をしていました。

●突然の雨で被害を受けるたまねぎ農家
たまねぎの仕分け作業をする女性たちのところを通りかかりました。
DSCF6936.jpg

たまねぎは、収穫後に数日畑で乾燥させる必要がありますが、その間に雨が降ってしまうと腐りやすくなり、商品として販売できなくなってしまいます。
今年の夏も、乾季の時期に突然の雨がふり、多くのたまねぎ農家がダメージを受けました。
ダメージを受けたたまねぎは、自家消費するしかなく、収入にも大きな打撃です。
この女性たちは、被害を受けたたまねぎの中でも、食べられるものと捨てるものとをより分け、茎の部分を切ってきれいにする作業をしていました。
彼女たちもやはり、気候の変化があると語ります。

売れなくなったたまねぎの山。別の農家にて。
DSCF6858.jpg

ーつづくー
(吉田 明子)
スリランカ・気候変動影響調査報告 Part1 [2014年11月17日(Mon)]

10月7〜9日、スリランカ・キャンディでの会議につづいて、気候変動の影響についていくつかの村を訪問して聞き取り調査を行いました。訪問したのは、スリランカ北東部州のPolonnaruwa地方です。
612px-Polonnaruwa_district_svg.png

農村地帯で、稲作を中心に様々な野菜を育て、近郊の町に供給しています。

●「大規模開発プロジェクトで気候が変化」
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まず訪れたのは、Dambullaという町の、農民組織のリーダー、Pahara W.B.W.Aさん(スリランカ人の名前は長いことが多く、このように略すそう)です。

スリランカでは、大きくわけて二つの季節がある。9月15日から翌年3月15日までがMahaと呼ばれる雨季、3月15日から9月15日までがYaleと呼ばれる乾季です。
通常、9月15日ごろから雨が降り始め、11月15日ごろには大雨が降る。これにあわせて米の作付けをするとのこと。

しかし、ここ2年ほど、雨季には雨が非常に少なく、一方で3月15日以降も雨が降るなど、雨の降り方が異常となっているとのこと。
以前は、雨季が近づくと虫が土から出てきたり、鳥が地面近くに降りてきたり、パターンがはっきりとしてその前兆もあったそうです。

それが、10〜20年ほどで変わり、特にこの2年は異常だとのこと。
政府によって緊急のため池が作られたそうですが、今後も増設をしてほしいと言います。
DSCF6846.jpg
彼は続けます
40年前、このあたりには大森林があったが、大規模開発プロジェクト(バナナ、コーンなど)のおかげで伐採され、それによって水の流れが変わってしまった。 

さらに、今は化学肥料を使うようになったり、賃金の上昇で、経営は厳しくなっているとのことでした。
DSCF6850.jpg
ため池を背景に。

●「父なる空と母なる大地」
続いて訪れたのは、Sigiriyaという町のアーユルヴェーダ医師、Karashuri.R.G. Wijerathanaさんです。地域でも長老的な存在の彼の元には、内外から人々が治療に訪れます。
哲学者、アーティストでもある彼の自宅には、自分で彫ったという仏像や木像が置かれています。
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1940年代から60年代ごろまでは、季節にしたがって、農作をしていた。そのころは、村には25軒の農家があり、一部の場所で互いに協力しながら幸せに暮らしていた。
それが、外国資本がやってきて森林を伐採し、経済システムを変えたことで、変わってしまった。
戦後、開発が進められよういうときに気候変動などの影響を当時の総理大臣に警告したが、聞き入れられなかったそうです。

気候変動は人為的な災害だと彼は言います。
「空は父であり、大地は母である。われわれはその間で生かされていることを忘れてはならない」

●「4キロ先まで水を買いに」
通りかかったとうもろこし農家でも、お話を聞くことができました。
3人の男の子のいる家族です。
男の子たちはとても人なつこく、きれいな花を拾っては、私たちに渡してくれました。
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この15日ほど雨が降っておらず、作付けを開始できない、今年は旱魃で農業ができずに、収入もなくなっているとのこと。政府からはジャガイモ10キロと水を汲むためのポリタンクの支給はあったそうですが、飲料水は4キロ先まで買いにいかなければならないそうです。

家には地下水が引かれていますが、飲用ではなく、生活用水に少し使える程度とのこと。
お父さんは松葉杖をついていますが、数日前に作業をしていて木から落ちてしまったとのこと・・!

厳しい状況ながらも、子どもたちの無邪気な笑顔が印象的な家族でした。

ーつづくー
(吉田 明子)
FoEドイツ代表ら来日: 菅直人氏との会談と、シンポジウム開催 [2014年11月04日(Tue)]

●菅直人氏との会談
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10月21日、FoE Japanは、FoEドイツ代表のフーベルト・ヴァイガー氏、リヒャルト・メルクナー氏とともに、衆議院議員・菅直人氏を訪問しました。

菅氏の議員室にて、FoEドイツ、FoE Japan、ベルリン自由大学元准教授の福沢啓臣氏、ドイツ大使館の大石式部氏、FoE Japanやeシフトのメンバーなどが参加し、1時間ほど時間をいただきました。

「3.11後に初めて考えを変えた」と菅直人氏。今年(2014年)3月にはドイツ、ポーランド、フィンランドを訪れ、福島原発事故について報告したとのこと。
また、9月に福島第一原発を視察し、廃炉に向けた現状を視察したことも話されました。

「政治の世界で意見を変えるのは大変なこと。その決断に敬意を表する」とフーベルト・ヴァイガー氏。ドイツでも2022年までの脱原発を決定したものの、FoEドイツ(BUND)など市民が求める「即時停止」とは程遠く、まだまだ政治へのアピールが必要とのこと。そこで、ドイツで現在運転している9基の原発のうち、バイエルン州のグローンデ原発が最初に廃炉となる来年、2015年に、ぜひ菅直人氏をドイツに招待し、政治への働きかけを行いたいと、提案しました。

菅直人氏からは、選挙などの日程によるため即答はできないが、日程が合えば、と前向きな回答をいただきました。また、同日午後のシンポジウムにも、終了まで参加いただきました。
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また菅氏は2013年6月、米・カリフォルニアにてサン・オノフレ原発の停止が決まる直前に同地で講演を行い好評を得たそうですが、その主催者もFoE米国でした。

●シンポジウム「ドイツのエネルギーシフトと市民参加、核廃棄物最終処分場問題」

詳細・資料はこちら URL
http://www.foejapan.org/energy/evt/141021.html
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FoEドイツの二人は、ドイツの脱原発・エネルギーシフトを支えてきたのは市民の力だと強調します。
FoEドイツ(ドイツ環境自然保護連盟・FoEドイツ)も、各地の環境・反原発グループをネットワークする形で、全国に2000以上の地域グループを持つ国レベルの組織に成長しました。WWFやグリーンピース、NABUなど含めて全国で200万人ほどもの、「環境団体」会員がいるといいます。

核廃棄物処分場問題に関しては、ドイツで現状すでに、行き場のない悩ましい問題となっていることが伝えられました。原発計画の当初から最終処分場候補とされてきたゴアレーベンは、地盤の不安定性とともに、地元や全国の市民による度重なる反対運動により、社会的にも非常に難しい状況となっています。
アッセの中間貯蔵施設は、地下水浸水が年々進み、乱雑に積み上げられたドラム缶は取り出すことが決まったものの、行き場を決められないためにそのままとなっています。
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脱原発、再生可能エネルギーへのシフトについても、政治レベルではまだまだ課題はあるものの、それを支えているのは市民であり、自治体です。「下からのエネルギーシフト」こそ、ドイツで今活発に動いているものです。

続いて、日本側から5名がコメントし、質疑応答を行いました。
○福澤啓臣さん(元ベルリン自由大学准教授)
「ドイツに40年以上住んでいる。ドイツは福島第一原発後にすぐに脱原発を決めたが、もし原子力村の現状を知っていたら、ドイツは違う、ということになったかもしれない。事故を経験しながら原発の再稼働とは、信じられないといつもいつも言われる。」

○吉岡斉さん(原子力市民委員会座長)
「政治の問題だと思う。

○細川弘明さん(原子力市民委員会事務局長)
「核廃棄物処分問題は、高レベル廃棄物で6000トン、今後さらに4000トン増える。さらに、中レベル、低レベルもある。日本でもまったく決まっていない。」

○満田夏花(FoE Japan、原子力市民委員会座長代理)
「現地の住民と連携して、市民の声を可視化する動きを、現在鹿児島でも作っている。特に、万一事故が起こった場合に避難計画の具体性がまったくない。この点は無視されてはならない。」

○近藤昭一(原発ゼロの会共同代表)
原発ゼロの会は、超党派の国会議員の連盟。現在は人数は減っているが、継続して勉強会を開催している。民主党では、原発ゼロの方向に舵を切っているが、政治を変えなければならないと実感する。

ヴァイガー氏は最後に、次のように締めます。「ドイツでは再生可能エネルギー法の導入により、多少は電力料金も上がった。しかし、国民のアンケートで、それを受容する声が多数を占める。何より、原発事故のコスト負担とは比べ物にならないとみな考えている。今後、地域ごとのエネルギー独立の方向に向かっていくべき。」

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(吉田 明子)
ドイツ環境団体の代表らとともに福島を訪問 避難指示解除区域の現状 [2014年10月23日(Thu)]

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10月18日、FoEドイツの代表フーベルト・ヴァイガー氏とバイエルン州支部理事のリヒャルト・メルクナー氏が来日。19日には、武藤類子さんと「原発いらない福島の女たち」のみなさんの案内で、原発事故から3年半たった現状の視察を行いました。

・三春町 「福島県環境創造センター」建設現場
・田村市 放射性廃棄物仮置き場
・川内村 福島第一原発を16キロ先に望める地点
・川内村 放射性廃棄物仮焼却場建設現場

三春町の「福島県環境創造センター」は、IAEAの協力を得て福島県が建設する教育研究や教育・交流を目的とする施設です。しかし、県内の小学生全員が訪れ見学する「展示」の内容がどのようなものになるのか。放射線影響について過小評価するような内容となってしまわないか、大きな懸念もあります。
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※フクシマ・アクション・プロジェクト
「知っていますか?『福島県環境創造センター』のこと」
http://npfree.jp/fukushima.html

田村市都路、川内村は、原発から約15〜25キロの位置にあり、今年4月から順次避難指示が解除されているところです。
道路沿いの各所には、フレコンバッグにつめられた除染土が置かれていました(仮仮置き場)。
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田村市の仮置き場には、フレコンバッグが2〜3段に積まれが上に緑のシートがかけられ、まるで湖のように広がっていました。ここだけでも膨大な量です。
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川内村では、16キロ先に福島原発のサイトが見渡せる場所にも行きました。各号機を肉眼でも見ることができます。過酷な環境下で作業が行われている現場を目の前に、「16キロ」の近さを実感しました。その2倍、30キロであっても、決して遠い距離ではありません。原発再稼働問題で、30キロ圏内の自治体に同意が求められない現状が頭をよぎりました。
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川内村の仮焼却施設建設現場。ここでは、飯館村の放射性廃棄物(粗大ごみや建築建材など)が焼却される予定とのこと。付近の空間線量は、高いところで1マイクロシーベルト毎時を超えるところもありました。フィルターがあるとはいえ、焼却による放射性物質の拡散が懸念されます。
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森林生態学者でもあるフーベルト・ヴァイガー氏は、森林の汚染も気に懸けていました。もっとも放射性物質のたまりやすい森林には、降雨などでさらに汚染が蓄積します。そこから流れ出る川や数年後には地下水にも、汚染が出てくるのではないか・・・。広範囲にひろがる生態系の汚染が、今後どのように出てくるのか。住宅や道路付近の除染は、そのわずか一部を除去しているにすぎません。

三春町や田村市の一部では、場所によって米作りが再開されていました。頭を垂れる稲穂が黄金色に輝く風景や、刈り取ってはざかけされている風景はとても美しく、放射能さえなければ・・と思わざるを得ませんでした。
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午後には、郡山にて、十数名の地元の方々と意見交換を行いました。「福島のひとはみんな言いたいことが山ほどある」とみなさん。それぞれに、身に迫る放射能汚染や、子どもたちを守るための自治体への地道な働きかけについて、ぜひ世界に伝えてほしい、と熱い意見交換が続きました。
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20日には、福島市の佐々木慶子さんによるコーディネートで、福島県庁秘書課に申し入れを行いました。子どもたちの保養プログラムを県の主導で行ってほしい、子どもたちにはできる限り放射線影響を避けられるような対策を、福島県から、全国の脱原発・再稼働ストップに向けて声を上げてほしい、など訴えました。
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事故から3年半以上経ちながらいまだに困難な状況が続きます。一方で、それでも前向きにアクションを続ける「原発いらない福島の女たち」のみなさんに勇気づけられる福島訪問でした。本当にありがとうございます。
(吉田 明子)
10/21 公開セミナー「ドイツのエネルギーシフトと市民参加、核廃棄物最終処分場問題 [2014年10月10日(Fri)]

FoEドイツの代表ら来日!
ドイツのエネルギーシフトと市民参加、核廃棄物最終処分場問題


このたび、FoEドイツ(ドイツ環境自然保護連盟、BUND)から、環境市民運動にかかわる代表的な2名が来日します。
ドイツの状況は、エネルギーシフトにブレーキがかかる日本の状況と共通する部分もあり、一方で、政策への市民団体の参画や、再生可能エネルギーの増加など、参考になる点も多くあります。
下記日程にて、公開セミナーを開催いたします。ぜひ、意見交換にご参加いただけましたら幸いです。

日時:2014年10月21日(火)16:30〜19:00


場所:衆議院第二議員会館 多目的会議室
国会議事堂前駅(東京メトロ丸ノ内線、千代田線)、永田町駅(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線)(http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkaimap.htm

内容:【プログラム(予定)】
1)報告「ドイツのエネルギーシフトの現状、最終処分場問題」
  フーベルト・ヴァイガー氏(FoEドイツ)、リヒャルト・メルクナー氏(FoEドイツ)
2)原子力市民委員会からコメント
  大島堅一氏(立命館大学経済学部教授)、満田夏花(FoE Japan) ほか
3)原発ゼロの会のメンバーからコメント
4)質疑・意見交換

資料代:500円(FoE Japanサポーターは無料)

申込み:申込みフォームよりお申込みください
(一般)https://www.foejapan.org/event/event_form.html
(サポーター)https://www.foejapan.org/event/spt_event_form.html

主催:FoE Japan 共催:原子力市民委員会 協力:eシフト、原発ゼロの会、フリードリヒ・エーベルト財団

問い合わせ:FoE Japan 吉田(yoshida@foejapan.org/03-6909-5983)

詳細:http://www.foejapan.org/energy/evt/141021.html
FoE Japan宇津木里山保全プロジェクト参加者募集! [2014年08月11日(Mon)]

東京都の保全地域・宇津木の森で、草刈り、伐採、落ち葉かきなど保全作業から、腐葉土づくり、きのこ栽培、タケノコ掘りなど里山利用まで、季節に合わせた森の手入れをしています。自然に触れたい、体を動かしてリフレッシュしたい、そんな気軽な気持ちでぜひご参加ください。

この季節は草が伸びるのがあっという間。伸びすぎて手が付けられなくなってしまう前に、少しずつ草刈をしておきます。汗をかいた後は、餃子とビールで暑気払い!


【日時】 8月17日(日) 10:00〜15:30 
【集合】 10:00 「宇津木台」バス停
JR日野駅北口・八王子駅発「宇津木台」行きバス終点
(日野駅から15分、八王子駅から20分)

【服 装】 長袖・長ズボン・運動靴
【持ち物】 昼食、飲物、軍手(貸出あり)
【参加費】 一般 500円 サポーター 無料
【主催・問合せ】国際環境NGO FoE Japan 担当:篠原<shinohara@foejapan.org>

申込みはこちらから
http://www.foejapan.org/satoyama/activity/index.html