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「食」からながめるベラルーシ [2015年05月16日(Sat)]

八島千尋です。
私は、「食」からながめるベラルーシについて報告したいと思います!
ベラルーシは、日本のおよそ半分の国土面積で、うち3分の1を森が占めています。南部は広大なポレーシエ湿地が広がっており、海はありません。このような環境で育まれた食文化。主食はじゃがいも。他にも、きのこ、ベリー・・・など、森の恵みを生かした食材がテーブルを彩ります。

・ドラニキ(じゃがいものパンケーキのようなもの)
ドラニキ.jpg

・コートを着たニシン(ニシンと野菜の料理)
コートを着たニシン.jpg

・きのこのスープ
スープ.jpg

・白樺のなみだ(白樺の樹液と砂糖とフルーツを混ぜたジュース、左上のグラス)
白樺ジュース.jpg
などなど、気になるお味の方は・・・とーっても美味しい!!日本人の口に合う味付けです!!

しかし、ちょっと気になるのは食品の汚染値について。線量はきちんと測定して出荷されていると現地の方はおっしゃっていましたが、基準値を調べてみると

じゃがいも 80ベクレル/kg
栽培されたベリー類 70ベクレル/kg
生きのこ 370ベクレル/kg
乾燥きのこ 2500ベクレル/kg
その他の食品 370ベクレル/kg
※設定時、ベラルーシのセシウム134は自然減衰してなくなっているため、セシウム137のみの値となっています。
(ウラジミール・バベンコ、ベルラド研究所『自分と子どもを放射能から守るには』世界文化社 参考)

日本の現在の基準値と比べると様々な食品ごとに細かく設定されていますが、全体の基準値が厳しいという訳ではなく、特にきのこは基準値が高すぎる印象を受けました。
ちなみに日本の現在の基準はほとんどの食品が『一般食品』として分類され、100ベクレル/kgです。
(参照:厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329.pdf

私達が訪れたベラルーシにある日本文化情報センターの辰巳雅子さんにお話を聞いたところ、今でも食材はしっかり洗わないといけないとおっしゃっていました。しかし甲状腺がんの予防の為にベラルーシではヨウ素剤が簡単に買えるそうです。日本では簡単ではないですよね。

また今後の日本にどのような影響が予想されるか?と質問をしたところ、辰巳さん曰く、ベラルーシと日本の環境、食文化などがあまりにも違うため正直予想がつかないとおっしゃっていました。
例えば、ベラルーシは内陸に位置しミネラルが不足しがちで、国民病としてヨウ素欠乏症であるが、日本人は海藻や魚介類も食べるが水銀がたまっている。これが体内で放射能とどう影響してくるか。また日本は、放射能とPM2.5や黄砂などとの複合的汚染がどう影響してくるかはわからないということです。

次に、ベラルーシで事故後に普及した食品として、ペクチン配合のお菓子を教えてくださいました。日本でも知る人ぞ知る食物繊維のペクチンですが、放射性物質を体外に早く排出する効果を持っています。
マシュマロやゼリーなどのゲル化剤として使われているので、そういったお菓子がスーパーや市場などでたくさん売られていました。砂糖たっぷりのとっても甘いテイストでした。
ペクチンのお菓子.jpg

違う日に訪れたベルラド放射能安全研究所では、大量のペクチンを一度に効果的に摂取できるサプリメントのペクチン剤「ビタペクト」を開発し、ホールボディカウンター検査の際に研究所が設けた基準(体重1kg あたり 20Bq以上)を超えた結果がでた子どもたちに支給をしたりしているそうです。しかし、ベラルーシ国内で知っている人はほとんどおらず、現地のインターネットでささっと検索をかけてみてもどこで買えるのかわからなかったので、簡単には手に入らないのかも知れません。
ビタペクト.jpg

今回ベラルーシの「食」から、食べて生き、食べて守る。ということを改めて学びました。
また、事故により主食であり美味しい食材ばかりに不安が募る状況ですが、体を守る食品の普及のあゆみが草の根運動のように続いていくこと、そして日本でも普及を祈るばかりです。
(八島 千尋)
ラコフ_ビュッフェ.jpg
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