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フィリピン・ニッケル開発と水質汚染ー現地レポート [2013年02月28日(Thu)]

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FoE Japanでは、日本の鉱山開発で汚れてしまったフィリピン河川の水質改善に向けた活動を続けています。みなさまからの暖かいご支援をお待ちしております!
http://www.ngo-arena.org/members/foe/foe.html#foe2
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この2月、フィリピン・ミンダナオ島の北スリガオ州に現地調査に行ってきました。このタガニート・ニッケル鉱山では、日系企業がニッケル鉱石を20年以上採掘し、日本に輸出してきました。ニッケルはステンレスや携帯等にも利用される、私たちの生活に欠かせないレア・メタルの一つです。

鉱山サイト風景
鉱山サイト内風景.jpg

現地では、先住民族ママヌワの人びとが狩猟や漁業等をしながら生活してきましたが、この鉱山開発の地域が拡張する度に移転を余儀なくされ、すでに5回以上も居住地を転々としてきたといいます。

現在、企業が用意した先住民族のための移転地では、湧水が引かれ、水汲み場が設けられています。これまでFoE Japanが行なってきた水質調査では、こうした生活用水(洗濯・水浴びなど)から、六価クロム(発がん性・皮膚疾患等の恐れがある重金属)が検出されており、FoE Japanは、日系企業に安全な水の確保を求めてきました。
(これまでの経緯:http://www.foejapan.org/aid/jbic02/rt/press/2012Sep.html

先住民族の移転地の水汲み場
先住民族の移転地の水汲み場.jpg

しかし、今回の現地調査でも、同水から六価クロムの検出が確認されました。また、写真のとおり、同水を生活用水だけでなく、飲料水として利用している住民もいることが見受けられ、引き続き、企業の対策を求めていく必要があります。

今回の調査中、移転地で持続的な生活の糧を見つけられない先住民族の人びとが、農業を試みている場所があるというので、行ってみました。鉱山サイト内をトラックで30分、そして、さらに徒歩で30分強登りつめた鉱山サイトよりも高いところに位置するその山の頂上には、まだ緑の剥ぎ取られていない先住民族の聖域の一角が残っていました。

鉱山サイト内を登ってきた先住民族
鉱山サイト内を登ってきた先住民族.jpg

鉱山サイト内上側に残された聖域
鉱山サイト内上側の残された場所.jpg

そこで先住民族が利用している湧水からは、六価クロムは検出されませんでした。鉱山開発によって緑が剥ぎ取られ、河川に土壌が流れ出すことで、地元の水環境が汚染され、「安全な水」の確保が難しくなっている――こうした実態を、日本でもより広く伝え、地元の人びとの生活の改善につなげていければと思います。

【ご支援のお願い】
FoE Japanでは、日本の鉱山開発で汚れてしまったフィリピン河川の水質改善に向けた活動を続けています。みなさまからの暖かいご支援をお待ちしております!
 http://www.ngo-arena.org/members/foe/foe.html#foe2

(開発金融と環境プログラム 波多江 秀枝)
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