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フィナンシャル・インクルージョン研究会公式サイト

世界のすべてのひとびとに、必要な金融サービスを届けるための総合的な取り組みであるファイナンシャル・インクルージョン(financial inclusion:金融包摂)について、研究成果を紹介し、ともに考えていくサイトです。


文献紹介:注目すべき近著の内容を紹介し、その意義を解説しています。

翻 訳:CGAP(貧困層支援協議グループ)の刊行物を中心に、英文のレポートを邦訳し、コメントを付しています。

勉強会概要報告:当研究会が主催した勉強会における講義内容を報告しています。

情報共有:当研究会のテーマに関連したイベント、マイクロファイナンス機関の活動、寄稿などの情報を提供しています。

Facebook:最新の情報を随時お伝えしておりますので、ぜひご覧ください。

新着情報:次回公開勉強会は1月28日(日)です(ブログ記事参照)
ファイナンシャル・インクルージョン研究会公開勉強会( (1月28日午後) [2018年01月16日(Tue)]
演題 「マレーシアにおけるイスラム金融型マイクロファイナンス(MF)の動向-イスラム法適格のMFは、なぜマレーシアでは成功しているのか-」

日時:2018年1月28日(日)午後1時30分〜3時30分
場所:アジア文化会館102号室(地下一階)
    東京都文京区本駒込2丁目12番地13号
http://www.abk.or.jp/access/index.html

進行予定:
1)13:30-13:35  講師紹介
2)13:35-14:15  プレゼンター 八木 正典 (略歴等以下に記載)
3)14:15-14:35 講評コメント 辻 一人 埼玉大学教授/JICA客員専門員
4)14:35-15:25 質疑応答
5)15:25-15:30 結び 田中 和夫 研究会代表

趣旨:
イスラム法(シャリア)適格の金融システムであるイスラム金融を活用したマイクロファイナンス(MF)は世界的にはいまだ低調であるにもかかわらず、多民族・多文化国家マレーシアでは、同国最大のMF機関であるアマーナ・イクティヤール・マレーシア(AIM)が5人組グループ形成、集会・毎週返済、連帯責任制を特徴とする旧グラミン方式を採用しつつ、利子なしの少額融資を提供し、顧客数は1995年〜2017年央までの比較で約10倍の39万人に達し、拡大を続けている。
現地でのインタビューや関連の参考資料を精査した結果、AIMは、イスラム金融の融資のメカニズムを多様化するのではなく、「タワッルク(コモディティ・ムラーバハ)」というひとつの類型に絞りこみ、現金を顧客に提供する手段と割り切って、効率的に融資を実行していることが認識された。国際イスラム法学会は、2009年に組織的タワッルクは、イスラム法不適格であるとの烙印を押したにもかかわらず、マレーシア中銀のシャリア諮問評議会は、タワッルクを合法とみなし、さらにタワッルクの仕組みに商品取引プラットフォームを導入し、電子式に取引を確認できるようにすることで、合法性を高めようとしてきた。マレーシアは、イスラム金融を国家戦略の柱のひとつに掲げており、イスラム金融型マイクロファイナンスも例外ではない。本来商品の移動によって課せられるはずの物品・サービス税(標準6%)からもタワッルクの取引は、非課税扱いになっている。旧グラミン方式を採用することで、顧客の負担はあるものの、通常金融の利子に相当する管理費は10%であり、かつ、負担をはるかに上回るビジネス支援等の恩恵を受けられることが、顧客を引きつけているといえる。一方で、AIMは、金融取引の電子化にも着手しており、貯蓄、融資、送金等が携帯端末等で実行できるようになれば、週1回の集会・返済の実施も不要になっていく可能性が高い。

会費:無料
申込み:fincl2015@hotmail.comに氏名、所属、本催しに関心をお持ちになった理由を付して、ご連絡ください。担当者より折り返しご連絡いたします。会場の都合にあわせて研究会関係者を除き、先着順で受け付けますのでお早目の応募をお願いします(締め切りの際は、canpan団体ブログ上で終了を明示するとともに、メールでその旨返信いたします)。

講師略歴等
フィナンシャル・インクルージョン研究会創設メンバー。社会デザイン学会会員。外務省アラビストとして中東・イスラム圏に駐在経験。FASID事務局長兼研究部長、国際問題研究所主任研究員兼軍縮センター企画部長、外務省情報分析官等を歴任。2017年3月退官。
主要な論文:『日本におけるイスラム金融型マイクロファイナンス商品の設計について-イスラム教徒にフレンドリーな社会の構築-』,社会デザイン学会学会誌 2014 Vol.6。
辻一人教授記念講演2017-6c「CGAPの経営に携わって(貧困層支援協議グループ)」 [2017年12月13日(Wed)]
去る11月11日、金融包摂の重要性を啓蒙するために活動している社会デザイン学会ファイナンシャル・インクルージョン研究会は、辻一人CGAP(貧困層支援協議グループ)前経営委員会議長で当研究会顧問、埼玉大学教授、JICA客員専門員に講師をお願いし、経営責任を担って務められたCGAP経営委員会議長としての活動をはじめとする5年間を振り返りながら、金融包摂の進展度合と今後の展望ならびに「国際機関の経営とは」等、多岐に亘る視点を踏まえて、記念講演をお願いしました。辻教授は日本を代表し、かつ8か国で構成される主要ドナーグループ「バイラテラル2」を代表し、さらに経営委員会(エグゼクティブ・コミッティー)を代表するという3つの重責を担って、今年6月末まで会長を務めた5年間の活動の集大成として講演を行われました。辻教授は、ご自身の知的関心として、CGAPの経営への関与を通じて、パブリックセクターや公的援助の役割はどこに残るのか。最終的には、R&Dに資金を提供することにしか残らないのではないか、という点にも思いを馳せておられます。質疑応答も含め非常に興味深い内容ですので、講演会報告メモならびにプレゼン資料をぜひご一読願います。
成果物:http://fields.canpan.info/report/detail/20464
CGAPサイト掲載第12号 翻訳2017-5b「インドにおける金融包摂の推進:この2年間の物語」 [2017年10月17日(Tue)]
社会デザイン学会 ファイナンシャル・インクルージョン研究会翻訳2017年度第1号(2015年度よりの通番第13号)を公表します。本翻訳は、CGAPサイトに掲載(2015年度よりのCGAPサイト掲載通番第12号)されました。なお、今回の翻訳は当会メンバーでもある大和証券の岩井亨氏の積極的貢献により実現しました。

この記事は、CGAPのBRIEF、Leena Datwani, “India’s Push for Financial Inclusion”, 2 February 2017の翻訳であり、次のCGAPサイトからオリジナル及び邦語訳のPDFファイルを入手できます。

(案内・サマリー)
http://www.cgap.org/publications/india%E2%80%99s-push-financial-inclusion
(オリジナル:英語)
http://www.cgap.org/sites/default/files/Brief-Indias-Push-for-Financial-Inclusion-Feb2017.pdf
(邦語訳)
http://www.cgap.org/sites/default/files/Brief-Indias-Push-for-Financial-Inclusion-Feb2017-Japanese.pdf

(概要)
このレポートから、ICTを梃に金融包摂を推進するインドにおけるこの2年間の歩みが読み取れます。
インドのモディ首相が2014年8月から推進する“人々が裕福になる政策”(PMJDY)と称する政府の金融包摂プログラムは、革新的なテクノロジーを駆使したインフラ基盤を梃に、有益な金融サービスを利用する機会をより多くの貧困層に提供しています。
PMJDYの成功要因は以下のような内容です。実施段階における政府のハイレベルな関与、公的銀行の信頼性、確立された生体認証をベースとする電子検証可能なオンライン国民識別システム(Aadhaar*)、以前取り組んだ政策からの教訓、口座開設の簡素化、ユーザーフレンドリーなモバイルバンキングサービスの提供。2016年11月に発表した高額紙幣廃止政策による銀行口座利用への誘導。

注)* Aadhaarとは、ヒンズー語で「基盤」の意味。インドのマイナンバー制度で、12桁の固有番号に住所、氏名、性別、生年月日、顔写真、十本の指紋、虹採といった生体情報が紐づけされている。固有識別番号庁「UIDAI(Unique Identification Authority of India)のデータベースで管理・運用されている。助成金等の社会保障がしかるべき人々に着実に効率良く行き渡ることに寄与する。またより多くの貧困層にとっては、銀行取引、保険等の金融サービスが利用しやすくなる。

辻一人CGAP前経営委員会議長を迎えての社会デザイン学会FI研究会主催講演会「金融包摂に向けてのCGAPの取り組み:過去5年間の総括と今後の見通し」(11月11日開催)のご案内 [2017年10月12日(Thu)]
辻一人埼玉大学教授は、大学での研究・教育活動、JICA客員専門員、CGAP(貧困層支援協議グループ)経営委員会議長として、世界の金融包摂促進活動を主導する多忙な重責を抱える中で、当研究会発足当初から特別顧問としてすべての勉強会・講演会に出席してコーディネーターを務め、当研究会活動に大きく貢献されました。
 
本年5月のCGAP年次総会において、5年間勤め上げられたCGAP経営委員会議長の任期を全うされました。この機会をとらえて、経営責任を担って務められた5年間を振り返りながら、金融包摂の進展度合と今後の展望を語っていただき、併せて「国際機関の経営とは」等、多岐に亘る視点を踏まえて、記念講演をお願いすることとなりました。

講演者と出席者との間で率直な意見交換を行い、問題意識を共有する場にしたいと思います。金融包摂、金融アクセスの向上を通じた貧困削減への国際機関の取り組み等に関心をお持ちの皆様の参加を心よりお待ちしています。

研究会代表 田中和夫

                              
講演会要領
演題:「金融包摂に向けてのCGAPの取り組み:過去5年間の総括と今後の見通し」

講師:辻 一人 CGAP(前)経営委員会議長、埼玉大学教授、JICA客員専門員

趣旨:世銀に信託された研究開発機関(グローバル・パートナーシップ)であるCGAPは、世界の貧困層に望ましい金融サービス、具体的には、如何にしてインフォーマルな金融をフォーマルな金融に変えていくか、補助金なしで貧困層のビジネスを成立させるためのスケールの拡大と取引費用の削減等のためには如何なる金融サービスが求められるのか等の研究報告を実施している。2018年6月に終了する5か年戦略の5本柱は、@顧客を中心におく考え方の普及、A小農への望ましい金融サービスの実現、Bデジタル(モバイルを含む)金融の一層の革新、C貧しい顧客を保護するグローバルな政策や基準の設定、D包摂的で責任ある金融市場構成のための方策、であった。この5年間、CGAP経営委員会の議長として、戦略の実現に関わってきた辻教授から、過去5年間のCGAPの成果を総括し、今後に残された課題や方向性について語ってもらい、その後、出席者との間で活発な意見交換を実施する。
実施日時・場所
日時:2017年11月11日(土) 13:30〜16:00 (13:15受付開始)
場所:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー7階 1075教室
    東京都千代田区神田駿河台1−1
 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

会費:無料
申込み:fincl2015@hotmail.comに氏名、ご所属、本催しに関心をお持ちになった理由を付して、ご連絡ください。担当者より折り返しご連絡いたします。会場の都合にあわせて研究会関係者を除き、先着順で受け付けますのでお早目の応募をお願いします(締め切りの際は、canpan団体ブログhttp://blog.canpan.info/finclsg/上で終了を明示するとともに、メールでその旨返信いたします)。

進行次第:
1)13:30-13:35 講師紹介
2)13:35-14:35 基調講演 辻 一人教授
3)14:35-15:55 質疑応答 意見交換
4)15:55-16:00 結び   田中和夫 研究会代表 
終了

講師プロフィール:辻 一人(埼玉大学教授/前CGAP経営委員会議長/JICA客員専門員)
東京大学法学部卒業、ミシガン大学大学院政治学修士課程修了。政治学、開発経済学、国際開発、金融包摂、開発援助を専門とする。海外経済協力基金、国際協力銀行、国際協力機構勤務(その間、インドネシア、インド、ケニア等に赴任)の後、現職。近著は『国際協力 -- その新しい潮流 第3版 』(有斐閣刊行)など。
有坂(村上)純子講師による第8回勉強会メモ公開2017-3c「東南部アフリカのインクルーシブファイナンスにおける最新動向と課題」 [2017年07月07日(Fri)]
去る5月7日、金融包摂の重要性を啓蒙するために活動している社会デザイン学会ファイナンシャル・インクルージョン研究会は、2016年10月よりモザンビークへ移り、「Verde Africa, LDA」を設立し、現地でソーシャルビジネスを起業・経営されている当研究会特別協力者の有坂純子氏(旧姓 村上)に、一時帰国の貴重なタイミングをとらえて講師をお願いし、勉強会を開催しました。講師からはモバイルバンキングの普及を含むサブサハラ・アフリカの金融包摂の現状、アフリカにおけるMF専門法の整備状況等につき、詳細かつ包括的なプレゼンテーションが行われました。辻顧問の法規制の意義やデジタル・ファイナンスについての補足説明をお読みいただければ、一層アフリカにおける金融包摂の現状への理解が深まると思います。
 
質疑応答も含め非常に興味深い内容ですので、勉強会概要報告メモをぜひご一読願います。
http://fields.canpan.info/report/detail/20117
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