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2009年04月15日

単位換算を一瞬でします!

みなさま、こんにちは。


さて、昨日の小6の女の子Aちゃんの授業でのこと。

どんぐりの問題では、
「時速○m」とか、
「時速○cm」とか、
で歩く、カタツムリのムーリー君とか、ローリー君を扱うことがあります。

それを子ども達が、自分のやりやすいように、
「分速○cm」
とか、
「秒速○mm」
とかに換算して表や図に描いたりしています。


さて、どんぐり暦4回目のAちゃん。
「前にお父さんに、単位の勉強で特訓を受けたことがある!」
ということでしたので、自信満々に頑張ってくれました。


・・・が、3分もしないうちに、
「あれ? センセ、1センチって100ミリだっけ?」
あれれ? 1メートルが100ミリ・・・? ん? 100センチ・・・?

え? じゃあ、1キロは、え〜っと、100メートル、あいや、1000メートルだから・・・。」

とこんがらがっている様子。(笑)


「あのさ、Aちゃん。

どんぐり倶楽部には、単位の換算、センチをメートルになおしたり、ミリをキロに直したりするのを、一瞬でできる方法があるんだけど、知りたい?」


「知りたいぃいいぃぃぃぃぃいいいいい!!!」


「わかったっ!!!(笑)

じゃあ、この魔法の呪文を覚えてくれるかな?(笑)


『キロキロとヘクト・デカけたメートルが デシに追われてセンチ・ミリミリ』」



「え?」



「ここにちょっと大きく書くよ。

(ホワイトボードに書く)

一緒に読んでみようか?

(一緒に)
『キロキロとヘクト・デカけたメートルが デシに追われてセンチ・ミリミリ』


OK!


これは何かというとね、

km / hm / Dm / m / dm / cm / mm
□  □  □  □  □  □  □

っていう表になるんだよ。

『キロキロ』は、キロメートル。
『ヘクト』は、ヘクトメートル。
『デカ』は、デカメートル。
『メートル』は、そのままメートルだね。

『デシ』は、デシメートル。
『センチ』は、センチメートル

そして最後に、
『ミリミリ』で、ミリメートル。

今まで聞いたこともない単位があるでしょ?
でも、今はこのまま覚えておこうね。
後で、ちゃんと意味がわかるから。

うん、今日じゃないかもしれないけどね!(笑)


ここまでOK?」


「OK! わかった!」(笑)


「よし、じゃあ、いくよ!

後は、問題になっている数字を書いて、換えたい単位のところに小数点を打ったら終わり。」



「え?!」



「フフフ。いくよ。

じゃあ、まず、表を使わずにやってみようか。

『6キロメートルは、何センチでしょう?』」



「ええ〜っ!!
1キロが1000メートル? じゃったから、えーっと、
6キロだと、6000メートルになって、それから、1メートルが100センチ? じゃったから、
えーっと・・・あれ? 0を2つ増やすんじゃったかな? 3つ増やすんじゃったかな?

あ、2つか。ということは、0の数が1,2,3,4,5で、6がくるから、
一、十、百、千、万、十万で、60万センチ!」


「はい、よくできました!(笑)
でも、時間がかかるよね〜。(笑)

じゃあ、これを見て。


km / hm / Dm / m / dm / cm / mm
□  □  □  □  □  □  □


いくよ。

まず、『6キロ』だから、『km』のところに『6』を書きます。

km / hm / Dm / m / dm / cm / mm
□  □  □  □  □  □  □


OK?

で、『何センチ』だから、『cm』のところに、小数点を打ちます。


km / hm / Dm / m / dm / cm / mm
□  □  □  □  □  □  □
6                  .


あとは、そこまで『0』を足してみて。


km / hm / Dm / m / dm / cm / mm
□  □  □  □  □  □  □
6   0   0   0  0   0 .

ほら、見てごらん。

60万センチになってるでしょ?」(笑)



「ええええええええぇぇぇぇえええ!!!

こんなに簡単にできるん?!

(呟く様に)
なんでこれを学校で教えてくれんのんじゃろ・・・?」



「ははは。(笑)
そしたら、Aちゃんが、みんなに教えてあげたら?(笑)


じゃあ、ちょっと練習してみようか?

『15キロメートルは何ミリでしょう』」




「簡単簡単!

この表のキロのところに『15』を書いて、
ミリのところに小数点っと。

で、あとは『0』をつける。



km / hm / Dm / m / dm / cm / mm
□  □  □  □  □  □  □
15  0   0   0  0   0   0 .


え〜、
『15キロは1500万ミリメートル!』」



「正解っ!」



「わ〜! やった! すごい!
ホント、一瞬でできるんじゃな〜!」



「ね〜!(笑)
この表のスゴイところは、メートルだけじゃないんだよ。
リットルもできるし、グラムもできるんだよ。

メートルのところをリットルにしてごらん。

そしたらね、
『3デシリットルは何キロリットルでしょう?』



「え〜、デシのところに『3』を書いて、

kl / hl / Dl / l / dl / cl / ml
□ □  □ □ □ □  □
           3


で、キロのところに小数点を打つ。


kl / hl / Dl / l / dl / cl / ml
□ □  □ □ □ □  □
 ・          3

それから、あとは『0』を書くね。
あ、小数点の前にも0が要るんじゃな。


kl / hl / Dl / l / dl / cl / ml
□ □  □ □ □ □  □
0. 0  0  0  3

ということは、
『3デシリットルは、0.0003キロリットル?』」



「ふふふ。(笑)
せいか〜い!」



「うわ〜、スゴイ!
これ、紙に書いて筆箱の中に入れとこ!!!」


授業が終わると、開口一番、
「あんな〜! お母さん! 今日なぁ〜、単位のなぁ〜!・・・」

と早速報告していました。(笑)


嬉しいことって、何も言わなくても分かち合いたくなるんですね。
それこそが「学習」なのだと思います。
この記事へのコメント
レオンくん

コメントありがとうございます。

お〜! 新作なのですね!
確かに『キロキロと〜』は、意味が分かりにくいけど、『キハダマグロ〜』は、意味がわかりやすいので、覚えやすいです。

今度から、早速使わせていただきますね。

え〜っと、
「美味しいな、キハダマグロはドコまでも」

あれ?
Posted by ひろなか at 2009年04月17日 22:03
○「泳いでく、キハダマグロはドコマでも」だともっと短くおぼえられま〜す。新作で〜す。「キ(k)ハ(h)ダ(D)マグロ(m.g.l)はド(d)コ(c)マ(m)でも」...m.g.l.は「メートル、グラム、リットル」で〜す。

Posted by レオン117 at 2009年04月17日 18:42
ゆいままさん

コメント、ありがとうございます。

ね〜!
私も単位換算のときは、テスト用紙の端っこに、
「1m=100cm」とか書いてやってた覚えがあります。
『キロキロと〜』だと、1つのパターンで全部OKなんですけどね。(笑)

そうしたら、小学校で何時間も使って単位換算の練習をしなくても良いのにって思います。
おまけに宿題まで出されたりしてね。
大人でも嫌になりますよね。(笑)


あと、秒速、分速、時速、の変換ですが、結局「1あたりの距離」のことだと割り切れば、結構シンプルに解けると思いますよ。
Posted by ひろなか at 2009年04月17日 09:58
本当に、なんでこれを教えてくれなかったのだろう!!
私は、本当に苦労したよ。。。
って今もかも。

あと、秒速、分速、時速の変換が苦手で、いつも時計を書いていたわ。。。
はぁ。いまだに、苦手。
Posted by ゆいまま at 2009年04月17日 09:31
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