人生が二度あれば[2008年06月02日(月)]
きょうも一日小雨。
先週末から父がガン再々発で入院。
昨年と同じ時期であり、また亡くなった妹が昨年付き添ってくれた病院なので、行くたびにつらい。母は体調が悪く自宅待機。
きょうと来週で二度手術。仕事を抜けてようやく夕方病室をのぞく。まだ麻酔からさめきっておらずうわごとを繰り返している。
寝顔を見る。主治医にあいさつしてそっと帰る。
昭和20年、すべてを失った父。昭和50年、家を出た私。いま昭和83年。30年という時間。
戦争のころの話ばかりする父親をうっとうしく思っていた自分が、いま30年前を昨日のように思い起こすのが不思議だ。父にも深い喪失がきっとあったのだろう。去年、たぶん妹は得意げな父の自慢話を病室でにこにこしながら聞いてやっていたのだろう。
今はそんな妹ももういない。





