「困った子」は「困っている子」[2008年05月29日(木)]
いま朝日新聞朝刊の長期連載で「ルポ学校・子どもを救え」が始まっています。
きょうの記事はとても気になりました。以下引用です。
「困った子」は「困っている子」
「先生たちは空回りしています。このままでは学力はつきません。」。05年春、職員会議で言い切った山風小学校の豊子校長は続けた。
「うちの課題は不登校、低学力、生活習慣の乱れ。これを解決しなければどうしようもないでしょう」
着任から1年。豊子校長は、子どもの自尊心や学習意欲にかかわる家庭の状況に目を背けていては、何も変わらないと感じていた。
まもなく「夢プラン」を一気に書き上げた。「親を支え、親と学校とが深い信頼関係を築くことが、抜本的な課題解決の道だ」と宣言した。
その2か月後、大阪府の教育委員会から「スクールソーシャルワーカー(SSW)」が山風小学校に配置された。不登校の児童が多い学校を支えるのが目的で、「学校だけでは抱えきれない子どもたちの問題について、福祉の専門家の視点で解決方法を探り、必要に応じて児童相談所など外部への橋渡し役を果たす」という触れ込みだった。
山風小にきた社会福祉士の資格を持つ元中学校教師、町子さん(48)は豊子校長に言った。
「先生たちが表面的に見て『困った子』だと感じているのは、実は『困っている子』なんです」
家庭や親の事情など自分ではどうにもならない環境が子どもたちを問題行動に向かわせている、という趣旨だった。
「学校は情報がてんこ盛りだけど、活用されていないことが多いんですよ」。町子さんは続けた。
親が朝起きられない、家中ゴミだらけ・・・・。先生は様々なことに気づいているが、子どものための具体的な対応に踏み出せていなかった。校長がまさに悩んでいたことだった。
Posted by
ファミリーズ
at 20:59
|
子ども虐待
|
この記事のURL
|
コメント(0)
遺族傍聴可に少年法改正へ[2008年05月29日(木)]
今朝の朝日新聞に少年法改正が今国会で成立する見通しになったとの記事がありました。
今国会での成立は厳しいという情報もありましたが、ニュースでは修正案も固まったようです。とりあえず被害者遺族の方たちが要望してきたことが一歩前進です。
遺族傍聴可に少年法改正へ 今国会で
原則非公開の少年審判の被害者や遺族の傍聴を認めることを柱とする少年法改正案が今国会で成立する見通しになった。傍聴する場合は付添人弁護士を付け、対象を12歳以上の事件に限定するなど、これまでの政府案を修正することで、与党と民主党が28日に合意した。
少年法の改正案は当初、今国会の成立は難しいとみられたが、民主党の修正案を与党が丸のみする形で、急きょ協議がまとまった。
改正案は、殺人のほか、強盗致死傷などの重大事件の被害者や遺族が、家裁の許可が出れば傍聴できる制度の創設が柱。一方で「被害者の前で少年が真実を語れず、更生の機能が損なわれる」「狭い審判廷で、被害者とのトラブルがありうる」などの懸念が指摘されていた。
今回の修正案では、傍聴の対象を12歳以上の事件に絞るとともに、同じく刑事責任を問われない12〜13歳についても、年齢を配慮して傍聴の可否を判断すると明記した。また、傍聴の条件には「少年の健全な育成を妨げるおそれがないこと」を盛り込んだ。
家裁が傍聴を許可するには少年の付添人弁護士に意見を聞くことや、審判の状況を被害者に説明することも新たに義務づけた。
(以上引用)
犯罪被害者の人権を考える[2008年05月29日(木)]
きょうは岡山県教育委員会主催の平成20年度市町村人権教育担当者等連絡会で講演の機会をいただき、市原千代子さんと代表が講演しました。
「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために〜犯罪被害者の人権を考える」がテーマです。
参加者は、市町村教育委員会の担当者・社会教育指導員・公民館職員等各教育事務所の担当者の方たち約70名でした。
改訂岡山県人権政策推進指針や岡山県人権教育推進プランの中で、「犯罪被害者の人権」がきちんと位置づけられたことにより、昨年12月に続いてこうした犯罪被害者の声をきちんと聴いてくださる場がもうけられたことに感慨深い思いでした。
それぞれの改訂の際、パブリックコメントで意見を提出し、当事者の声を施策にと、言い続けてきたことが、少しずつ形になってきているようです。
何よりも、参加してくださった方たちが他人事としてでなく、一人ひとりの身近な問題として、考えてくださることに力をいただきました。また、きっと地域であらたな「つながり」ができていくだろうことを予感できました。
一つひとつの講演の機会を大切にしつつ、これからも出向いていきたいと思います。