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神戸児童殺傷事件から11年〜「被害者支援、まだ不足」[2008年05月25日(日)]

昨日5月24日の朝日新聞朝刊から

神戸市須磨区で97年に起きた連続児童殺傷事件で、小学6年生だった土師淳君(当時11)が殺害されて24日で11年になる。父親の守さん(52)は心境をつづった手記を、代理人の井関勇司弁護士を通じて朝日新聞などに寄せた。

神戸児童殺傷遺族 土師淳君の父が手記 「被害者支援、まだ不足」

(以下手記)

この5月24日は、淳の11回目の命日です。11年という期間は、長いように思いますが、私たちにとって事件そのものは、昨日のように思い出します。11年という期間か過ぎたからといって子どもへの思いは今も変わることはありません。

今年も、井関弁護士を通じて、5月14日に加害男性からの手紙を受け取りました。内容については公開することはできませんが、以前に受け取った手紙に比較しますと、徐々にですが、彼自身が変化しているように感じます。また、本退院後の加害男性の状況については、現在も十分な情報を得ることはできていません。今後も、井関弁護士とともに粘り強く交渉していきたいと思います。

私たちの子どもの事件が起きた11年前と現在では、犯罪被害者が置かれている状況はかなり改善したと思いますが、まだ充分とは言えない状況だと思います。犯罪被害者等基本法が成立して以降、刑事訴訟法も改正され、私たち被害者が切望していた被害者参加制度が来年には実施されることになりました。しかしながら、少年事件においては、少年審判の傍聴を認める少年法の改正は、まだ実現していません。迅速に審議し、今国会中には是非とも成立させて欲しいと願っています。補償関係についてもかなり改善されてきていますが、今回の改正でもまだ充分と言える状況ではありません。最高額ではなく、通常の補償も自賠責保険に近づけるようにして欲しいと思います。また、犯罪被害者に対する支援もまだだ充分とはいえません。実際に被害者支援を担当する地方自治体には、被害者支援に対する認識を深めて頂き、被害者支援を着実にそして迅速に進めて欲しいと思います。

(以上引用)

先日の本村さんの記者会見でも感じたことですが、土師さんがご自身のことだけでなく、犯罪被害者の人権や置かれている状況の改善にきちんと声を発しておられる点を、私たちもきちんと受け止め、そして心にとめて地域に根ざした活動を続けたいと思います。






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