★「夢づくり推進大賞」受賞決定@[2008年05月20日(火)]
NPOにとって嬉しいお知らせです。
岡山県の平成20年度「夢づくり推進大賞」受賞が決定しました。
受賞13団体の一つとしてNPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズが選出され、23日に県知事から表彰されます。
岡山県は、「新おかやま夢づくりプラン」により、県民と行政が力を合わせて、夢と希望あふれる岡山県づくりに取り組んでいます。本年度も、プランの推進につながる協働の取組を顕彰し、各地域での夢づくりの協働の輪を一層広げていくこととしており、私たちの団体の取組がプランの推進に大きく貢献したことから、「夢づくり推進大賞」として表彰が決定されたそうです。
具体的な理由は以下のとおりとされています。
〈地域における犯罪被害者等支援のための啓発活動〉
NPO、学校等が協働し、被害者への理解を深める広報活動、中高校生等を対象にした犯罪を起こさない規範意識の向上のための講話、犯罪被害者への相談等支援活動など他の模範となっており、被害者支援活動に大きく貢献した。
2005年2月に任意団体としてスタートしたときのことを思い起こしています。
前年末からの寒さが身にしみる被害者サポートセンターおかやまの解散騒ぎの中で、大きな組織作りから切り離された被害当事者の方を、電話相談ボランティアの方たちが包み込むように、一緒に大量脱退して、新しい第二民間組織を立ち上げました。冬のさなか、高橋幸夫さんのご自宅まで出向き、深夜までお話をさせていただいたことを思い出します。
大きな流れに、被害者の声がかき消されないように、「被害者とともに、被害者の視点を大切に」をキーワードにし、支援ボランティア中心ではなく、被害当事者とともに運営し、当事者の声を施策に反映させることをミッションとして、翌年6月にNPO法人化しました。
岡山県がNPOとの協働に積極的に取り組んでいたため、県の公募型協働事業に応募するためNPOとなりました。たまたまその年は県の公募はなかったものの、備前県民局、美作県民局の公募があり、県民局との協働に応募したことが「協働」への気づきでした。そこには、「当事者の声を施策に」そのものの取組があったのです。県民局の担当者も「何もわかりませんが」と「ともに考え、ともに悩む」ことから始めてくださったのです。
この「ともに考える」という取組姿勢こそ、その後の「協働」を推進していくうえで、大きな力となりました。お金(補助金)よりも、一緒に動き、一緒に準備し、一緒に考える、ということをNPOも学び、そのことがともすれば孤立しがちで、声もかき消されがちだった被害者・被害者遺族の方たちを支えてくださったのです。
昨年11月の犯罪被害者週間の3県民局との街頭啓発活動には市原さん、高橋さんも早朝から県の方たちと街頭に立ち、啓発活動をしました。多くの県の方たちが一緒に動いてきてくださったからこそ、実現できたことです。たぶん、「ともに考える」ことなしに、街頭啓発への参加を持ち掛けられても、被害当事者の方たちは参加しなかったと思います。協働の積重ねがあったからこそ、「県の人だけにやってもらうのは悪いよ、僕たちも出ましょう」という声がありました。「協働」のちからを感じた瞬間でした。こうして昨年度は1万人を超える県民に被害当事者の声を聴いていただき、一緒に考える機会を持ちました。単に講演に出向くだけでなく、「命の大切さ」をともに考えることを続けています。
現在も、NPO単独で動くよりも、県、県警、県教委、県民局、県精神保健福祉センター、保健所の方たちと一緒に活動することの方が多くなりました。自然と「顔の見える連携」ができあがり、いざというときの被害者支援の体制も築きやすくなったと実感しています。
互いの信頼関係を一つずつ確認しつつ、ここまでたどりつけたことに、感謝したいと思います。
多くの皆様のお力添えがあって、はじめてここまでやってこれたと思います。今後も地道に草の根で、地域に根ざした被害者支援活動を続けていこうと思います。






