当事者の苦しみ理解を[2008年01月25日(金)]
昨日、京都府の犯罪被害者サポートチームの報道がありました。
本日の京都新聞に岩城順子さんの紹介記事が以下のとおり掲載されています。
(以下引用)
傷害で長男失った社会福祉士 岩城順子さん
当事者の苦しみ理解を 被害者は言葉の使い方一つで傷つき、救われる
全国初の犯罪被害者コーディネーターに決まった木津川市の社会福祉士岩城順子さん。1996年、当時大学一年生の長男が学んでいた宮崎県で男に暴行を受けて障害を負い、3年後に22歳で亡くなった。「私も相談できる場所がなかった。被害者を分かりたいと思う気持ちはほかの人より強いと思う。ともに考え、支えたい」と意気込んでいる。
長男が療養のため京都の自宅に戻った時「近所の人から直接理由を聞かれず、うわさになるのも嫌で自分からも言えず、見えないしんどさがあった」。
捜査機関は事件や加害者のことを教えてくれず、思いもくんでくれなかった。当事者になって初めて分かる苦しみがあった。息子のために障害者手帳を申請した時、窓口の担当者から心ない言葉もあった。「なぜ行政はもっと理解してくれないのか」と感じた。
そうした思いから福祉を学ぶため、長男の療養中から立命館大学に入学。長男が亡くなった時は「生きているのも嫌になった」が周囲の学生の励ましで勉強を続けた。
卒業後「犯罪被害についてやり残していた」と大学院に進学。実際に犯罪被害者から聞き取りをして論文をまとめた。「被害者は言葉の使い方一つで傷つき、救われる」と実感した。
警察や大学で講演を続けており、今回の仕事を依頼された。「被害者が正しく理解されるため、必要だと感じていた業務だ」と快諾。「被害者のことがよく分かる弁護士の紹介やヘルパーの派遣など、今ある制度で何が最大限できるか選択肢も探りたい」と話す。




