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千の風になってB[2007年09月30日(日)]

昨夜、妹の四十九日を終えて、九州から戻りました。

以前のときのように、帰りの新幹線で涙がこみあげることはありませんでしたが、「きょうだいの死」について、語ることの難しさをあらためて感じました。

そんな中、目にした本が次のように語りかけてきました。

「人生の基礎の部分をきょうだいのように分かち合うことなど、めったにあるものではありません。寝室、家の手伝い、家族の祝い事、家庭内の緊張、歴史、遺産。きょうだいはこれらすべてを分かち合います。愛情と嫉妬を抱き合い、互いをかばい合うこともあればけんかすることもあります。あらゆるものを分かち合いながら、一緒に成長していきます。死によって引き裂かれない限り、常に絆で結ばれています。きょうだいの死は、それまでの家族の構造を壊すだけでなく、自分もいずれは死ぬのだという事実をはっきりさせます。〜家族の一人一人が互いを深く知っていると思っていたのに、その知識までもが疑わしくなっていきます。〜」

「人生の基礎の部分」という言葉に強く反応してしまいました。以前レジリエンスの講演で壊れた一軒家のモデルを思い出したからです。

母は、外出ができる体調ではないので九州には行けませんでしたが、ガンの再々発への不安に加え、昨日から歩くことができなくなりました。そのことを今日になってようやく電話してきたので、あわてて駆けつけましたが、いつもと違って、弱気な言葉ばかりでした。

それぞれが、ポッカリあいた穴にまだ向かい合うだけの余裕がないのだろうと思います。


交通死E〜■岩波新書「交通死」二木雄策■[2007年09月30日(日)]

1997年に出版された二木雄策著「交通死」(岩波新書)は、まだ犯罪被害者、交通死被害者など当事者の方たちが「声」をあげ、組織を作り、法律や制度を変えていく大きなうねりとなっていく前の、被害者に目が向けられていないころに出版されたものです。

娘さんを交通死で亡くした父親として、また学者として客観的に、交通死に遭遇した遺族が初めてぶつかる刑事裁判、民事交渉・裁判の理不尽な状況について、ていねいに描かれています。

今あらためて読み返してみても、この10年間で犯罪被害者の権利確立のための運動が克服してきた種々の問題点をきちんと指摘されており、大変参考になります。

特に、法律家になろうとする方々には、是非読んでいただきたい一冊です。


ビッグイシュー(10月15日号)が犯罪被害者を特集します[2007年09月30日(日)]

先日、取材のあったビッグイシュー(10月15号)のゲラ再校が終わりました。

犯罪被害者の特集です。

当事者中心の特集となっており、地域で当事者と支援者がともに考える取組みについて、取材を受けています。

私たちのNPOは、支援者中心でも当事者中心でもなく、協働で活動しています。

そこから見えてくるものを感じとっていただけたらと思います。

支援者中心の被害者支援に対する異議申立てにもなっているかもしれません。

ただ、理想は各地の支援センターが各地の当事者自助グループとよい関係を維持して協力していけることだと思います。

岡山ではそれが難しいため、第二民間支援組織を立ち上げざるを得ませんでした。少し寂しい気持ちになります。








支援者中心の被害者支援?[2007年09月30日(日)]

全国被害者支援フォーラムが東京で行われているようです。

岡山の被害者には、声も届いてきません。

しかし、岡山の全国ネット加盟センターからは数名「支援者」が参加しておられるようです。

支援者中心の被害者支援、って何なんでしょう?

今日もDVシェルターは休日電話相談をやっていますし、支援の現場に土日もありません。

やっと「被害者の声に耳を傾ける」「地域社会と被害者支援」が全国ネットワークでもテーマに取り上げられたようです。

すでに被害当事者は地域で、現場で動き始めています。

岡山で残念なのは、支援者が地域の当事者の声に耳を傾けようとしないことなのかもしれません。

地域の声に耳を傾けず、東京で被害者の声を聴くために、研修費用として多くのお金が使われるのかと思うと、民間シェルターが気の毒です。









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