日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ
« 2007年05月02日 | Main | 2007年05月04日 »
2007年05月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
行政・NPO協働事業から学んだこと[2007年05月03日(木)]

昨年8月から行政・NPO協働事業に果敢に取り組んでいます。

県内3つの県民局(以前の地方振興局)のうち、県南の備前県民局の協働事業公募にプレゼン審査のうえ、採用されたのがきっかけでした。
今年4月からは備前県民局は継続事業に、また県北の美作県民局との協働事業にも応募しプレゼン審査を経て動き始めました。

犯罪被害者支援を「協働事業」提案に持ち込んだことには理由があります。
すでに杉並区や大阪府のように地方公共団体が独自に支援施策を作る取組みは始まっています。しかし、犯罪被害当事者(NPO)と「対等な立場」で協働して施策作りを始めたかったのです。こうした「協働」はおそらく全国初でしょうし、私たちも、また行政の方たちにとっても未知の世界でした。

当初は互いに遠慮や気遣いがあり、また我々も行政のしくみについて知らないことが多すぎました。しかし、行政の方たちが「何からとりくんでいいかわからない」と正直に話され、私たちも「まず話を聴いてください」と言い合える信頼関係ができてからは、動きが早かったです。
自助グループを考える連続講座を共同開催し、昨年の犯罪被害者週間シンポも共同企画しました。そして、グリーフワークの取組みを学ぶため、日曜にもかかわらず、一緒に香川県まで3名の行政担当者が伴走してくださったのです。電車にゆられ、一緒にうどんを食べ、「ともに考える」ことを実感できました。

そして、被害者遺族が学校に出向いていのちの大切さを伝える「命の授業」についても、道筋がつけられました。

半年間の備前県民局の取組みの成果を小冊子「犯罪被害についてともに考えるための手引き」にまとめることもできました(必要な方には無償配布しています。ファミリーズ事務局まで)。

最初は何をしてよいかわからない、ところから、まだまだ一緒にできることがたくさんあることに気づかされました。
今年の取組みは県南、県北と動き回ることになりますが、とてもやりがいを感じています。
協働事業の魅力について反省点も含めて少しずつ発信できたらと思います。

2007年度助成事業始動[2007年05月03日(木)]

日本財団助成事業(2007年度)が始動します。

4月21日に運営委員会を開催し、助成事業の方針を検討し、5月20日のNPO総会にはかります。
すでに、3月11日にNPO自殺対策支援センター・ライフリンク代表の清水康之さんをお招きして「子どもたちのいのちを考える連続講座」第1回「いじめ・自殺を考える」を開催しています。助成事業への橋渡しとなるプレ企画でしたが、90名近くの方に参加していただき、多くの方に自死遺族支援について関心を持っていただくことができました。
NPOとして、全体会で電話相談ボランティアの方たちの意見も踏まえ、4月28日から電話相談事業の範囲を拡充しました。
ライフリンクの自死遺族支援・全国キャラバンへの協力も決まっており、今後地域で遺族支援を考えつつ、「グリーフワーク」の考え方が根付いていくよう、取り組みたいと思います。
今後は、行政との協働事業(NPO独自事業)のなかから、保健所や地域包括支援センターとの「顔の見える連携」をまず地域に根ざした県民局単位で行っていき、そこから得られる成果を助成事業にもいかしていきたいと考えます。
犯罪被害者の人権[2007年05月03日(木)]

憲法記念日ですが、犯罪被害者の人権について、これまで取り上げられることは多くありませんでした。

2004年12月に犯罪被害当事者の方たちの多くの声、署名活動等により、犯罪被害者等基本法が制定され、2005年12月に258施策を含む「犯罪被害者等基本計画」が策定されました。
当事者の声が中央に集結したことが形になったといえるかもしれません。

ただ、地方においては、犯罪被害当事者の方たちは「点」として孤立しているのが現状です。大阪や東京に出向いてようやく仲間とつながることができるという声をよく聞きます。県や市町で犯罪被害者支援の窓口や施策作りが始まりつつありますが、「当事者の声」をきかないままでは施策が形骸化してしまうおそれがあります。

やっと基本法ができ、「犯罪被害者の人権」が正面からとりあげられるようになりました。地方で、いまできることを考えていく必要があります。「点」のままでは声は聞こえないままです。いま地道に「点」を「線」に、「線」を「面」にしていく取組みを当事者の方たちとともに岡山で行っています。時間はかかるかもしれませんが、支援者中心ではなく、当事者の声を大切に「犯罪被害者の人権」を確立していきたいと思います。
自死遺族支援と犯罪被害者支援[2007年05月03日(木)]

現在、内閣府が自殺総合対策大綱素案に対するパブリックコメントを募集しています。5月10日の締切りまでに私たちも意見を提出しようと思っています。

自殺対策基本法に「遺族支援」が明記されました。遺族支援をきちんと行うことが地域において自殺防止に資することに目が向けられたと言えます。
犯罪被害者遺族の方たちと自助グループをもつなかで、あるいは行政の方たちと協働事業を行うなかで、被害者支援をきちんと行うことが地域における犯罪防止につながることを理解してもらえた体験があります。個別の支援がなぜ地域全体の行政課題に結びつくのか、という素朴な疑問が行政担当者にはありましたが、犯罪被害者等基本計画がその点を明記している点が話を前に進めるうえで大変大きな意味をもちました。
そうしたことからも、自殺総合対策大綱に対しても、地域の行政担当者が動きやすくするために(当事者から発信しなければ気づきにくい点について)、意見提出したいのです。
地域の精神保健や地域福祉に関わる方たちは、犯罪被害者遺族や自死遺族のグリーフケアまでなかなか目が向いていない(大切なことだがどう対応すればよいかわかりにくい)のが現状です。一人一人の遺族の深い傷つきにきちんと向かい合うなかで、共通する思いや悩みに地域で専門職の方たちが関わるようにできたらという思いがあります。
今年は行政・NPO協働事業で地域からつながりをつむぎあげていきたいと考えています。
プロフィール


リンク集
http://blog.canpan.info/families/index1_0.rdf