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岡山県DV防止基本計画の改訂素案[2008年04月22日(火)]

本日、岡山県からNPOあてに、意見募集(パブリックコメント)の案内が届きました。

正式名称は「岡山県配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画」で、平成17年3月に策定されたものを、昨年7月のDV防止法の一部改正及び今年1月の国の基本方針の改訂を受けて、岡山県でも改訂作業を進め、改訂素案ができたので、それに対する意見募集です。

国の基本方針改訂の際もNPOから意見提出をしており、今回も5月20日までに意見をまとめたいと思います。

DV防止の取組は犯罪被害者施策の先駆け部分があり、様々な気づきがあります。

特にデートDV防止についての若い層に対する暴力防止教育との関係や、地域シェルターの持つ意義と自助グループの中から見えてくるもの、子どもたちへの支援。そして、市町村との連携など、まさに犯罪被害者支援を地域から考えていくときに参考になる点は多いのです。








受け止めれば心開く[2008年03月23日(日)]

3月23日朝日新聞朝刊教育欄の「あめはれくもり」に湘南DVサポートセンター瀧田信之さんの記事から。

受け止めれば心開く

家庭内暴力(DV)の被害者支援には、加害者である父親に壊されてしまった母と子の関係の修復も含まれる。
今は母と元気に暮らす小5の男の子は、私が相談を受けた時、母親から引き離され、親権、監護権のない父親にネグレクトや暴力を受けながら3年間を過ごしていた。父親から「お前はお母さんに捨てられたんだ」と毎日のように聞かされて育った。そのため、母親に対する不信感が強く、授業参観や運動会に母親が姿を見せるだけで暴力をふるった。私は学校と話し合い、先生方の全面的な協力を得て校内で面談を重ねた。彼は徐々に心を開き始めた。
運動会も間近に迫ったある日、徒競走や騎馬戦での活躍を見てほしいと、彼が言ってきた。「見に行くから頑張れ」と励ますと、「本当に来てくれるの」と目を輝かせる。そして、約束通り、見事に1位を取った。
次の面談で褒めながら、「お母さんも見に来てたんだよ」と言ってみた。それまで母親の話題を避けていた彼が、「知ってたよ・・・でも、僕はお父さんの言うことを信じなきゃ生きられないんだ」と大声をあげて泣きだした。この子が母親を求めていることを確信した時だった。
暴力を目撃したり、いじめられたりした子どもたちの中には、つらい思いを誰にも打ち明けられずに、自分一人で耐えている子が多い。周囲にいるだれかが声をかけてほしい。子どもの気持ちをしっかり受け止められる大人がいれば、子どもたちは、必ず心を開く。

(以上引用)


■医療現場におけるDV被害者への対応ハンドブック■[2008年03月22日(土)]

図書紹介です。

宮地尚子著
医療現場におけるDV被害者への対応ハンドブック
〜医師および医療関係者のために〜  
明石書店(2008.1)

医療現場における対応について基本的な部分がきちんとまとめられており、読みやすいです。
特に、第5章・DVが公衆衛生上の重大な問題であることを理解する、第6章・DV被害がどのような健康問題をもたらすのか理解する、第7章・間違った思い込みを訂正し、医療現場におけるDV問題の全体像を捉え直すのQ&Aは、被害者支援の現場でもきちんとおさえておきたい部分です。






DV 忘れられた被害者[2008年03月02日(日)]

3月2日朝日新聞朝刊教育欄の「あめはれくもり」に湘南DVサポートセンター瀧田信之さんの記事から。

DV 忘れられた被害者

「怒り」の裏側には、悲しさ、苦しさ、無力感・・・さまざまな感情が隠れている。ドメスティック・バイオレンス(DV)を目撃して育った子どもたちに出会うたびに、同じことを思う。彼らは、やり場のない「怒り」を抱え、学校や家庭で問題児というレッテルを張られれることが多い。

中学3年の祐介(仮名)もそんな子だった。暴力をふるう父親から逃れ母親と弟と暮らし始めた途端に、弟や友だちをいじめだした。何を聞いても「分からない」。何も感じないし、誰も信じられないという。私には、今まで得られなかった家族の愛情を追い求め、もがいているようにも見えた。

子どもはみな、「優しくして欲しい」「安心したい」「楽しい家で暮らしたい」と思っているはずなのに、暴力のある家庭で育つと、そんな当たり前のことさえ望めない。暴力を目撃した子どもたちは忘れられた被害者である。直接暴力をふるわれない限り、心の傷は周囲から見過ごされてしまうからだ。しかし、ダメージは大人が考えているよりはるかに深刻である。そのことを、周囲の大人たちはしっかりと自覚する必要がある。

祐介との面接は15回。自暴自棄になりがちな彼を支えたのはバスケットボール選手としての誇りだった。自分が大切な人間であるという自信や安心感をもてたとき、子どもたちは笑顔を取り戻す。














NHKクローズアップ現代の放送予定[2008年02月22日(金)]


番組のお知らせです。

NHKクローズアップ現代で、2月25日(月)にデートDV特集が放送されます。
ファミリーズ連続講座で2回にわたり岡山に来ていただいた、レジリエンス中島幸子さんがスタジオゲストとして出演します。

また、昨秋まなびピア岡山に共同出展したデートDV防止プロジェクトおかやまの取組みも放映される予定です。



NHKクローズアップ現代(20.2.25放送予定)





31日NHKおはよう日本でデートDVの放送。[2008年01月30日(水)]

昨年秋の「まなびピア岡山」で共同出展した「デートDV防止プロジェクト・おかやま」などが、あす1月31日(木)朝のNHKおはよう日本で放送されるそうです。

全国的なデートDV防止の取組みを紹介する内容で、メンバーの医師などが取材を受けています。

ご覧いただければと思います。







改正DV防止法が1月11日施行[2008年01月12日(土)]

改正DV防止法が1月11日に施行されました。

保護命令制度の拡充も含めてDV被害者支援が一歩前進です。

あわせて内閣府の基本方針も改正され、1月11日付けで示されています。下記ホームページのとおりです。犯罪被害者支援よりも施策推進のうえでは歴史があるDV対策について、学ぶ点は多いと考えます。

基本方針改正にあたりNPOから提出した意見も盛り込まれていますし、子どもに対する対応が以前よりも具体的に盛り込まれており、施策が推進されていることが伝わってきます。


内閣府ホームページ(配偶者からの暴力及び被害者の保護のための施策に関する基本的な方針)
(20.1.11)








人権に関する研修会[2007年12月17日(月)]

きょう17日、津山文化センターに代表が出向き、岡山県美作県民局の今年度男女共同参画研修事業として人権に関する研修会で「被害者支援をとおして感じること」と題して講演をしました。約70名の方が参加してくださいました。

犯罪被害、DVともに、どうしても特別な問題、他人事としてとらえがちですが、身近なところで子どもたちの視点から傷つきをとらえていくと、地域で考えていくべき課題がみえてくると思います。

美作県民局とは行政・NPO協働事業「命の大切さを語り継ぐまちづくり」の1年目をほぼ終えることができましたが、2年目、3年目に向けて、一つずつ思いを形にしていけたらと思いました。


岡山県美作県民局・人権に関する研修会(2007.12.17)





DVシェルターシンポ、来年は岡山開催[2007年12月06日(木)]

全国シェルターシンポ2007は、千葉で開催され、国際的な連携ができたようです。

来年は、岡山県で開催することが決まっています。

ファミリーズもDV被害者支援の観点から、シェルターをバックアップするとともに、シンポジウムが是非成功することを願っています。

それでなくとも、民間シェルターの財政は厳しく、そのなかでのシンポですから、多くの人の応援が必要です。






DVの中で育った子どもたち[2007年12月02日(日)]

きょうは代表は朝から米子市に向かい、シンポジウムの打合せ、午後は講演、シンポ、交流会で、先ほど事務局に帰ってきました。

平成19年度鳥取県人権協働ネットワーク「ミニシンポジウム」実施事業として「DVの中で育った子どもたち」がテーマでした。

やっとDV環境におかれる子どもたちの問題に目が向いてきつつあります。

DV被害者支援にあたる方たちが子どもたちに目を向け、虐待防止にあたる方たちがDVに目を向けることで、地域において早い段階での気づきや、生活再建過程の母子への継続的な総合支援につながっていくと思います。

そして、深い傷つきを抱いた子どもたちに大人たちがきちんと向かい合うことを地道に行うことを、できるところから始めたいと考えています。来年の課題の一つです。


DVの中で育った子どもたち









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