岡山県DV防止基本計画素案への意見提出[2008年05月20日(火)]
本日、岡山県あてにDV防止基本計画素案に対する意見を提出しました。
パブリックコメントですが、今回の基本計画の正式名称は「岡山県配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画」で、平成17年3月に策定されたものを、昨年7月のDV防止法の一部改正及び今年1月の国の基本方針の改訂を受けて、岡山県でも改訂作業を進め、改訂素案ができたものです。
内容的に大変わかりやすく、完成度の高い基本計画といえると思います。
DV防止の取組は犯罪被害者施策の先駆け部分があり、様々な気づきがあります。
特にデートDV防止についての若い層に対する暴力防止教育との関係や、地域シェルターの持つ意義と自助グループの中から見えてくるもの、子どもたちへの支援。そして、市町村との連携など、まさに犯罪被害者支援を地域から考えていくときに参考になる点が多いことは以前述べたとおりです。
DVについては、言葉が浸透してきた反面、保護命令も無視した殺傷事件があいつぎ、現場で被害者の抱く不安は大きく、また子どもたちへDVが及ぼす影響も当事者でなければわからない様々なものがあります。まだ言葉にできない潜在的被害者は多いと思います。
一方で、安易に「被害者は女性だけではない」という言説がまかりとおり、DV・ジェンダー講座への妨害行為なども見られ、予断を許さない社会環境にあります。
DV被害の深刻さと子どもたち(子どもの人権の視点から考えれば、女性の問題であるとともに男性の問題でもあるのです)への影響について、理解を深め、本腰を入れて取り組んでいく必要を感じます。社会的な揺戻しがあっても、これまでの積重ねが崩されないように「人権」「いのち」を真ん中に据えた取組みが不可欠です。
そんな意見を提出した次第です。




