<スキル>京大卒芸人が教えるスベらない話し方[2012年09月30日(Sun)]
先日行ったセミナーで夏川さんのことは初めて知りました。
京大時代に、桂三枝(六代 文枝)師匠に弟子入りし、「新婚さんいらっしゃい!」の前節を10年務めたり、自分で会社を立ち上げたりと、かなり面白い経歴の方でした。
セミナーで一番前の正面に座ったら、夏川さんのお手伝いをさせられたり、人生初の即興漫才をさせられたりと、貴重な経験をしましたそのかいあってか、サイン入りの本をプレゼントされました。
芸人さんが実はかなりいろんなテクニックを駆使して、話をしていることを知りましたが、私にはあまり笑いのセンスがないことも実感しました(笑)。
本の内容自体は、いわゆるノウハウ本に近いですが、夏川さんのユニークな経験と、魅力的な人柄が詰め込まれていて、人の心を掴むこと、コミュニケーションの肝について、いくつか気づきがありました。
その中で、人は、
「行動」 → 「感情」
↑ ↓
「感情」 → 「空気」
という四角形の中を回っている、ということ。
本からの抜粋ですが、
『行動が感情をつくって、つくられた感情が空気をつくる。
そうしてつくられた空気がそこにいる人、かかわる人の感情を支配して、
支配された感情が次の行動に大きな影響を与える。』
コミュニケーションの93%を占めているのは、心の内側から無意識に外に向かって出ているもので、それが「空気(感)」を醸成していきます。別の言い方をすれば、言葉だけでは相手の7%にしか働きかけられないですが、「感情」に働きかけることで相手の93%に働きかけることができる、ということです。
ただ、「感情」に働きかけるのは相手もいることなので、なかなか一筋縄でいかないこともあります。まずは「行動」に働きかける、そうすれば、必ず「成果」となって表れてくる、ということなのでしょう。何となく分かっていたことが、ひとつ腑に落ちました。
夏川さんの時事ネタ漫才ブログ、思わずにやけますよ。