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<ビジネス・スキル>わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か[2013年02月03日(Sun)]



日本では、「わかりあう文化「察し合う文化」といった独特のコミュニケーション文化が育まれてきた一方で、欧米では、地理的・文化的な背景から「説明しあう文化」が必要であった。そして、国際社会が広がる中で、日本のコミュニケーション文化を尊重しつつも、「説明しあう」能力、対話できる能力を備えることが不可避になってきており、演劇が一つの有効なツールだと、著者は説明しています。

伝える技術 をどれだけ教えこもうとしても、「伝えたい」という気持ちがないと、その技術は定着していかない、その伝えたいという気持ちはどこからくるのかというと、それは「伝わらない」という経験からしか来ないのではないかと思う、という言葉にとても共感しました。

また、日本の教育は、”正解”を教え込む教育になることが多いため、その教育を受けて育った大人が議論をしていても、どうも”正解”を求めて議論をしているような節があるが、大切なのは一つの”正解”を探し求めるのではなく、議論を経て関係者の合意を形成することであるという話も、その通りだと思います。

「こころからわかりあえないんだよ、すぐには」
「こころからわかりあえないんだよ、初めからは」

この点を、自分の「伝えたい」ことが「伝わらない」という経験を積み重ねることで、分かりあえない人間同士が、どうにかして共有できる部分を見つけて、それを広げていく、という考えに発展していくのだと思います。

コミュニケーションをとる上で、相手のコンテクスト(その人がどんなつもりでその言葉をつかっているか)を理解すること重要だということを、本書を読んで再認識しました。