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タイガーマスク運動は社会性と経済性の両立につながる[2011年01月11日(Tue)]
全国の児童養護施設などへ、アニメ「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物からランドセルの寄付が相次いでいます。

景気が低迷し、内向き志向になりがちな今日ですが、そういう状況でこのようなことができることは、本当に頭が下がります。


働くことの意義・目的を、

誰のために働くのか?

何のために働くのか?


という軸で、見てみると新たな気付きがあるかもしれません。



         誰のために働くか?(自分事vs他人事)
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               *さらに広い視点
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               *地域社会
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               *会社組織
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               *家族
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経済性 ―――――自分中心――――― 社会性(公益性)



社会性:
社会的に意義があるかという視点。別の言い方をすれば公益性があるか、つまり、どれだけ多くの人に支持されているかということ。
社員から見れば、他人のために何か役に立つことをしていくということ。

経済性:
経営者から見ればどれだけ多くの売上(利益)を出しているかという視点。内部留保または配当という形で株主に利益を還元できているかということ。
社員から見れば、お金を稼ぐことに優先順位を置いているということ。


経済的に余裕がなく独り身であれば「自分中心で経済性重視」ということもありますが、経済的に多少ゆとりがあっても「自分中心〜家族中心で経済性重視」あたりに仕事の意義を求めている人は多いと思います。


社会性と経済性を両立させていくには、以下のようなポイントが重要です。

・事業そのものが、社会にどのように役に立っているかを社員が実感できている。

・利益を持続的に出すことができる戦略とそれを実行できる仕組みが社内で整備されている。

・「外部」の目先のトレンドや誘惑に惑わされない確固たる経営理念を経営層が持ち、それを社員に発信し続けている。

・地域社会やステイクホルダーとなるべく多くの「場」を持ち、情報を共有している。

・社会の問題を自分の問題として真剣に考えている。


タイガーマスク運動には、そのアイデアも含め、社会性と経済性を両立させていくヒントが隠されている気がします。
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