社会人基礎力[2010年05月19日(Wed)]
数年前に、経済産業省が、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を下記3つの能力(12の能力要素)から成る「社会人基礎力」として定義づけました。
1. 前に踏み出す力(アクション)
〜一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力〜
主体性:
物事に進んで取り組む力
働きかけ力:
他人に働きかけ巻き込む力
実行力:
目的を設定し、確実に行動する力
2. 考え抜く力(シンキング)
〜疑問を持ち、考え抜く力〜
課題発見力:
現状を分析し、目的や課題を明らかにする力
計画力:
課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
創造力:
新しい価値を生み出す力
3. チームで働く力(チームワーク)
〜多様な人々とともに、目標に向けて協力する力〜
発信力:
自分の意見をわかりやすく伝える力
傾聴力:
相手の意見を丁寧に聴く力
柔軟性:
意見の違いや立場の違いを理解する力
情況把握力:
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
規律性:
社会のルールや人との約束を守る力
ストレスコントロール力:
ストレスの発生源に対応する力
企業に雇用される立場の人にとっては、やはり自分をアピールしていかなくてはいけないわけで、自分の今持っている強みや、将来に対する志向を認識しておくことは大切なことだと思います。
他人にはなかなか評価してもらうことが難しい、自分の性格・スキル・能力などを、上記のような”視点”で一度整理し、どういう経験を経てそれらを得てきたかを、自分の言葉で語る(上記の”要素”は言わずに相手に伝える)ことが出来ることが大切だと思います。
気をつけなければいけないのは、”視点”を先に決めてはいけないということです。
コンサルタントでもときどき、「フレームワーク」ありきで、問題を解決しようとする人がいます^^^;
まずは、自分が今までに経験し、感じたことを、棚卸しするところからですね