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魍魎の匣 [2008年12月29日(月)]


昨日、Wowowで映画「魍魎の匣」を観ました。主演は堤真一。監督は原田眞人。この二人は、「クライマーズ・ハイ」でも監督と主演ですね

「魍魎の匣」は、原作が京極夏彦のいわゆる京極堂シリーズの映画化第2段。以前、劇場で公開されていた時に観に行きそこなった作品で、絶対に観たいと思ってたものです。

すでにシリーズ第1作目「姑獲鳥の夏」(実相寺昭雄監督、主演:堤真一)は、これもWowowで観ていたのですが、やっとと言う感じです。

京極堂シリーズって、本当は作者自身はそう呼ばれるのは好ましく思っていないみたいですね。百鬼夜行シリーズとも言うみたいです。

舞台は、第二次世界大戦後まもない東京。中野のあたりの眩暈坂を登ったところに「京極堂」という屋号の古書店があります。この店主、中善寺秋彦が主人公なのですが、小説ではいろんなキャラクターをもった登場人物が語り部的に登場して、重要な役回りをします。

奇怪な事件が発生しては、それが妖怪の名に関連づけて説明されたりします。ただ、決して本当の妖怪が出てくるのではなくて、事件の解決のために、主人公の京極堂が憑き物を落としをします。彼は、古書店をやりながら、実は安部清明社の神主でもあるのです。

民俗学、論理学などが飛び交い、やたら薀蓄に費やされるページが多いのが、読むものには大変なのですが、何故かはまるのです。そんなページが多いせいか本も分厚いのです。電車の中で片手で支えられないくらい分厚く、重い

でも、面白いから、全部読んでしまうのです。

映画は、かなりはしょって作ってあるのですが、まあ楽しめました。バラバラの手足や、手足を失ったのにまだ生きてる少女たちの姿は、かなりおぞましいですけどね....

主人公の京極堂役の堤真一は、雰囲気はまあいいんですが、映画の中でちょっとおちゃらけた演技をするのはやめて欲しいんですけど。これは誰の演出かしりませんが...

いつも京極堂に「世の中には不思議なことなど何もないのだよ」と諭される作家の関口先生役は、「姑獲鳥の夏」では永瀬正敏がやってましたが、今回は椎名桔平。学生時代は鬱病だったり、作家になってもいつもはっきりしなくて、ぼんやりした感じの弱々しいキャラとしては、どちらも二枚目過ぎたんじゃないかなと。

この二人と並んで、ほぼレギュラーというか、外伝も出て大活躍する裏の主人公みたいなのが、榎木津礼二郎という探偵!!彼は捜査はしない、見えちゃうんですね で、映画では阿部寛がやってますが、これは結構あってる!!一番合ってるんじゃないかな?

で、これも準レギュラーの刑事・木場修太郎。硬派の怖い刑事なんですが、それを雨上がり決死隊の宮迫がやってます。これは合わない。全くイメージダウンです。

最近、映画を観ていてもミスマッチが多いなぁって感じるんですよね。

長くなったので、中身は省略します。一度観てください。ちょっと気持ち悪い映画ですが、面白いですよ。きっと。
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