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式年遷宮って何?? [2005年11月29日(火)]
 「式年遷宮」って何だか知っていますか?私は、伊勢神宮のお社が20年に一度建て替えられるのを言うらしい。って程度にしか知らなかったのですが、今年の5月から開催されているあるセミナーで、はじめてご遷宮について学ぶことができました。かなり奥の深いお話です。



 彩・選・単フォーラム「はじめてのご遷宮」と名づけられたこのセミナーを主催しているのは、特定非営利活動法人 NPOちんじゅの森 という団体です。日本財団では、彼らの活動の一部(「民話語り ちんじゅの森の物語」)に対して助成を行っていますが、このセミナーは彼らのいろんな活動の一つとして今年の5月に第1回目が開催され、11月22日に開催されたのが第2回目でした。

 今回は、今年の6月3日に行われた数々あるご遷宮までの一連の行事の一つである「御杣始祭(みそまはじめさい)」(山の神を祭り、ご用材となる檜を切り出す行事)について、檜を育て、檜が切られる様子を目の前でご覧になった池田聡寿氏(池田木材(株)専務)がお話になりました。これから何回かに分けて、この式年遷宮の話を記載したいと思います。
 伊勢神宮の呼び名で親しまれている神宮は、皇室の祖先神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をおまつりする「皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮)」を中心に125のお社から成り立っています。皇室・国家の繁栄と国民の幸せを祈って、年間延べ千数百回に及びおまつりが繰り返されています。その中でも最も大事なおまつりが、毎年10月に行われる「神嘗祭(かんなめさい)」(神嘗祭については、次回述べます)であり、全てにわたって清らかに装いを整えて二十年に一度行われる「大神嘗祭」が、「式年遷宮」なんだ!!ということでした(@_@)

 20年に一度、宮処(みやどころ)を改め、古例のままに御社殿や神宝をはじめ、一切を一新して大御神の神殿へのお遷りを仰ぐのが式年遷宮ということでした。式年遷宮のクライマックスは、平成25年の「遷御(せんぎょ)の儀」になりますが、遷宮の一連の祭典・行事は8年前の今年からはじまっています。

 「御杣始祭」は、御神体を納める「御樋代(みひしろ)」の御用材となる檜を古作法により切り出すものです。昔は、神宮の宮域の山々から伐り出されていたそうですが、神宮周辺から良木を得ることが困難になったため、神域の外の山に御杣山(みそまやま)が定められるようになったそうです。現在、御杣山として定められているのは、木曽(長野県上松町)と裏木曽(岐阜県中津川市)であり、江戸時代中期以降に定められたそうです。

 樹齢300年以上、背の丈25メートルほどもある立派な二本の檜が、古式にのっとり斧で伐られます。

 ...続く...