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チーム・オレンジ8月情報交流会 [2010年08月30日(Mon)]

8月24日 チーム・オレンジ(拓勇小子どもの安全サポートボランティア)情報交流会が開催されました。

NPO法人エクスプローラー北海道は、顧問を務め運営や活動をサポートしています。
この情報交流会では、毎月開催され、地域+保護者+PTA役員+学校管理職+教師の有志が参加し、児童の様子や登下校時、また放課後の児童たちの同行や地域の気になること、そして次回のウォーキングバスの配置などについて話し合われます。



今回のトピックはずばり、「ウォーキングバス乗客減少に対する対策」について。
3年目を迎えた毎月1回のウォーキングバス。

地域の大人たちと子どもたちが、一緒に「見えないバス」を運行しながら笑顔で会話を楽しみながら通学する画期的な取組みとして、様々な機関や自治体からも多くの問い合わせや講演依頼をいただいておりますが、本家本元では、「乗客減少」となっているのです!

しかし、これはチャンス!!!
マンネリ化しない、大チャンスなのですハート

この「乗客減少」に対して、大人たちもどうすれば「お客さん」を増やせるか、皆で知恵を出します。
そして、今度は子どもたちにも、どうすれば「お客さん」を増やせるかを共に考えてもらいたいのです。

ウォーキングバスは、乗客を増やすことは全く問題ではありません。

そこに「見えないバス」が「見える人と人の連帯」を描きながら、実施すればよいだけの話です。

しかし、このように地域の方々、教師、そして子どもたちと共に「問題解決」のため、考えることが重要なのです。

お祭りであり、ごっこ遊びである「ウォーキングバス」が、安全安心なまちづくり、人づくりの活動であることの所以がここにあります。

地域の方からは、「乗車券か何か発行して、乗った証明をコレクションするようにしては?」など、ラジオ体操ハンコ系の意見が出されました。

子どもたちはどんなアイディアを出してくれるのでしょうか?

それが楽しみで仕方がない、顧問なのです。


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ウオバス8月定期便the 3rd [2010年08月20日(Fri)]

3年目に突入したウオバス、8月定期便the 3rdが本日運行されました。

今日も7時頃から、先生たち、地域の方々、保護者そして6年生のボチルたちが、オレンジのスタッフTシャツやジャンパーを着て、元気に運行いたしました!



少し乗客が減少汗しているようだと、運行スタッフたちは口ぐちに言います。

次回の「チームオレンジ情報交流会」の時に、乗客を再び取り戻すための何か対策を皆で考えたいと思います。

どんな活動でも、辞める理由は100も200も並べることができますが、継続したり発展させたりするアイディアとアプローチを1つでも2つでも常に出し続けることが肝心です。

地域の問題解決の1つとして始めたウォーキングバス。

そして継続するための問題解決のためにこれまでの3年間で様々なことを、地域、保護者、教師と皆で考え行ってきました。

そろそろ、次の問題解決に「ボチル」も関わってもらいましょうか?

ウオバス乗客倍増計画」、子どもたちはどんなアイディアを持っているのか、聞いてみたくなりました。

BLOG EXplorer Hokkaido 一般公開用
厚別区マップ事業 指導者養成2回目 [2010年08月18日(Wed)]

今年10月に開催される「厚別区」の支援事業、『地域安全マップ作製教室』のための指導者研修を行いました。

エクスプローラー北海道は、この事業の講師及びコーディネート業務を担っております。

6月に、対象の学校の教頭先生、そして担任の先生たちを対象にした研修を行いました。
今回は、先生たちの他にも当日の関係者の方々も一緒に講義〜模擬マップづくりまで一緒に行いました。

子どもたちが自ら危険回避・犯罪被害回避能力を高めるためにフィールドワークの際に的確なポイントを見つけられるように助言する「マップ指導者」がこの事業の要となります。

160名の小学5年生たちが全員もれなくこの力を身につけ、そして厚別区と小学校の2つめの目標である「交流事業」が実りあるものとなるには、まずは大人側で用意できることは全てやっておく必要があります。



今回は、対象である5年生の学級担任、教頭先生、防犯ボランティアの小樽商科大学の学生、町内会の方、市の関係者等、44名が参加されました。


地域安全マップがなぜ防犯教育効果が高いか、その理論根拠と視点について40分の講義を行いました。
大きくうなずいて話を聞いて下さる方々が多くいらっしゃいました。

次に、バーチャルフィールドワーク(まちあるき)をし、模擬マップづくりを行いました。
時間が40分程度しかないため、あらかじめ撮影した写真で解説をしながら、おおよその場所の見方、判断の仕方などを口頭で説明。本当は1歩でも外に出、歩きながら見つけていくことを体験して戴きたかったのですが、時間の都合と猛暑太陽のためにカットです。



エクスプローラー北海道では、「マップ指導者」のためのツールをいろいろ開発しております。まだ途上ではありますが、それらの資料なども使っていただきながら、マップをまとめていってもらいました。


マップに書かれた「コメント」を読めば、その方が「犯罪機会論」を理解し、どのような場所が犯罪がより起こりやすいか、またその場所ではどうすればよいかを瞬時に分かる力がついたかどうかわかります。それは大人も子供も同じです。



防犯ボランティアとして初参加されていた小樽商科大学の学生顔1の方は、「これ、子どもたちとやったら、本当楽しいだろうね!」とおっしゃっていました。
大人も夢中になる地域安全マップづくり。

子どもたちも、大学生のお兄さんやお姉さんたちと一緒に地域安全マップづくりをするのをきっと、とても楽しみにしていると思います。

楽しいからこそ身につくし、忘れないのです。だから「防犯効果」が高いのです。

また、厚別区には熱心な先生たちが存在します。6月に1回目の事業説明とエクスプローラー北海道による研修を行なったのですが、その後、子どもたちに先生たちは様々なアプローチで「安全マップづくり」の素地を整えていらっしゃいました拍手

行政学校地域子ども、みんながこの安全マップ事業に当事者として関わります。

それゆえに、「正しい地域安全マップづくり」は、より住みよいくらし良い学びよい安全で安心な地域づくりのスタート地点になることが期待できるのです。
TVのCMで安全マップ [2010年08月16日(Mon)]

毎年全国5か所で明治安田生命の地域安全マップ教室が開催されており、開発者である小宮信夫先生(立正大学教授)が直々に教えていらっしゃいます。

昨年、千歳市で開催された際に、私も駆けつけ、小宮先生のマップ指導を再び体験させていただきました。

その地域安全マップの模様がTVCMになっています。
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/event/cm_csr/safety_map/

明治安田生命千歳支社様には、昨年度、私どもNPOと苫小牧警察が開催した「第4回ほっかいどう地域安全マップコンテスト」にもご協賛を賜りました。

明治安田生命様のように、より多くの企業が、地元の子どもたちそして地域の安全に「社会的責任」を持って下さることを望んでいます。
イメージ [2010年08月13日(Fri)]

ウオバスのイメージポスター(案) 







iwalk協賛・北海道バージョン

教育研究所研修講座 [2010年08月12日(Thu)]

苫小牧市教育研究所の研修講座「生徒指導2」−子どもの目でつくる地域安全マップ-の講師を務めました。

この研修会は、夏休み中、先生たちが様々な研修を受け指導力向上に努めるものだそうです。

昨年もお引き受けし、今年で2回目です。

教えるプロに教えるのはプレッシャーですが、地域安全マップの素晴らしい安全効果と人間教育効果を少しでもご理解いただければと願ってます。

この研修会は2時間で、駆け足マラソンで地域安全マップの理論根拠である「犯罪機会論」についてと、「安全の構造」についてお話ししました。

次に、本来は超時短まちあるき通常1時間半〜2時間かけて行うエリアのフィールドワークを、あらかじめ写真を撮影しておいて、危険な場所と安全な場所をまちの中から見極めていく体験をする)なのですが、あいにく台風が接近しており大雨雨のため、バーチャル・フィールドワークを行いました。

これは、あらかじめ撮影した写真を、実際の地図に配置し、その地図とモニターに大きく映した写真で解説していくものです。
昨年も同じようなものを作りましたが、さらに精細なデータを盛り込み、工夫しました。
午前3時にひらめき、それから制作した「オリジナル研修教材 Ver.2010」です。



参加された先生たちの創造力と土地勘に頼る部分が多い「まちあるき」ですが、存在しない仮想のまちを創造しながら行うマップづくりよりも、会場付近なので実際に歩かなくとも、経験からイメージしやすいと思います。
今回は、会場である大成小学校の先生が多く参加されていたので、バーチャル・フィールドワークはまずまず伝わったと感じました。

マップ描きに入りました。
ここからは、「入りやすくて見えにくい」を頭の中にものさしとして入れ、その言葉に合わせて、写真にコメントをつけていきます。

どうしてその場所で写真を撮ったか、
入りやすいか、入りにくいか、
見えにくいか、見えやすいか、と考えながら、場所の写真を見てグループで考えます。

「危険な場所」「犯罪が起こりやすそうな場所」「犯人が犯罪を起こせそうな場所」と、「安心して遊べる場所」「安心して大人の人に挨拶をしていい場所」をコメントで説明します。

そしてその場所の「危険・安全」を説明できたら、対処方法を導き出します。
これも、グループ全員で行い、参加者全員の「犯罪被害未然防止能力」を高めます。

先生たち、演習に集中しています。
子どもたちは2〜3時間かける「マップ描き」ですが、今回は45分程度でまとめてもらいました拍手



完成マップの制作発表です。
子どもたちが行うのと同じように、全員が気がついたところや感想を発表します。


時間の都合で、コメントは少ないですが、先生たちが書かれたコメントはどれも的確で、私の説明が伝わったと感じホッほえーとしました。

というよりも、犯罪機会論は視点や固定概念を少し変えるだけで、誰の胸にも「すっ」と入ってくるとても実践的で説得力のある理論なのです。

大人が分かれば、それを子どもに伝えることができます。
先生、保護者、地域の方々など、マクロな子どもたちに関わる方が一度正しい地域安全マップを作ることで、それは急速に波及します。

ぜひ、この研修に参加された先生方からまた一人、一人と、地域安全マップづくりによる安全教育&安心まちづくりを広げていただきたいと願います。


教育研究所が行った参加者アンケートを拝見させていただきました。
その中に、「前任校で、PTAと教師で作製した地域安全マップがあり、自分としてはかなり達成感を感じていたが、それが名前だけの間違った地域安全マップだということが分かった。正しい地域安全マップづくりをして、本当の防犯効果を実感することができた」と書いていただいた先生がいらっしゃいました。

簡単で単純な名称の「地域安全マップ」ですので、「地図じゃん!」と思えば、大人だけで立派なマップを作ってしまいます。
「うちの学校にはもうすでに立派な地域安全マップがある」と言われる先生もたくさんいます。

でも、今回の研修講座にご参加いただき、また「間違いだった」と気付き、「正しいものの効果を実感」して下さった先生もいます。

子どもの安全は、地域の安全なくしては成り立ちません。
子どもたちが安心して安全に暮らせるまちを、立場がどの位置にあっても子どもに関わる周りの大人たちが築く責任と意識を共に持ち続けて参りたいです。
苫小牧民報掲載記事8月3日 [2010年08月03日(Tue)]

苫小牧民報8月3日に、過日の防犯リーダー指導力アップ研修会の記事が掲載されました。


※防犯ブザーの使い方の注意点などは研修対象ではありませんでしたが、指導力アップテキストには記述がありますので、またの機会にブザー等の防犯ツールについての特にデメリットについて研修ができればと思っています。
防犯リーダー研修会@苫小牧 [2010年08月01日(Sun)]

「苫小牧子どもを守る防犯リーダー指導力アップ研修会」が、苫小牧市立拓勇小学校を会場に開催され、苫小牧市及び近隣町から23名の方が参加されました。

この研修会は、独立行政法人科学技術振興機構社会技術研究開発事業研究開発プログラム「犯罪からの子どもの安全」系統的な『防犯学習教材』研究開発・実践プロジェクト防犯指導力育成プログラム構築グループ(長い・・・)が開発している、防犯リーダーのための教材を使用して行い、現在、苫小牧の各地域で「防犯リーダー」としての役割を担っている方々の研修を兼ねて、開発中の教材が実情に即しているか、即、社会で使えるものとなっているか、この教材を利用して各防犯リーダーが研修会を開催し、防犯活動者を増やせるか、などを検証する目的で開催いたしました。

NPO法人エクスプローラー北海道は、北海道の防犯リーダーの育成と防犯活動者の拡大を目指し、このプロジェクトに参加協力しています。

研修の始まりは、このプロジェクトの代表である、目白大学原克彦教授による、プロジェクトの説明と、システムの使い方についての説明、そして参加者の事前チェックなどが行われました。
事前チェックとは、防犯リーダーの今の「防犯指導力」を、コンピューターを使って解析するものです。
普段、防犯活動をされている方で、パソコンを使い慣れていない方も多く、入力等が心配されましたが、システムとしては、銀行のATMを使う位の操作性で、心配していたよりもスムーズに参加者の指導力が解析されました。

コンピューターは無理」と言ってしまえば終わりですが、防犯活動をされている方々が守りたい子どもたちは、このコンピューターの世界がテレビを観るくらい当たり前の社会に生きています
そしてまた、コンピューター、インターネットの世界は、防犯パトロールなどから全く見えない部分でもあり、それは見える所よりもより広範に渡っています。

そのようなことを鑑みても、コンピューター=無理では、子どもたちを守ることができないのです。
参加者の皆さんは、それをすぐに理解し、果敢走るに取組んで下さいました。


果敢な挑戦の後は、皆で仲良く懇談しながら昼食です。


午後からは、30分の講義が3連続、そして岐阜聖徳学園大学石原一彦教授による50分の講義です。

今回の研修会の主催者である、エクスプローラー北海道の佐藤が、プロジェクトの開発しているテキストから、「防犯パトロールの進め方」、そして拓勇小学校の黒川教諭による「こんな子が狙われている」、佐藤による「防犯活動の推進」について講義を行いました。

これらの講義内容については、防犯活動実践者の方々にとっては、既に身に染みついているとても当たり前な内容と思われるかもしれません。
しかし、文字になり、ビデオとして要旨がまとまっているものを見たり、学んだりすることで、自分が理解している→他者の理解を促せる という点が、この研修会の目的でもあります。

自分自身の理解から、他者一人、一人へ広げることが、未来の子どもの安全の要となっていることを再認識できます。

開発中の教材には、ビデオ教材もあり、そのビデオ教材を効果的に使うことで、どこでも、どのような単位でも、各地域で、防犯リーダーが研修会を開催し、防犯活動者の拡大を目指すという目的がありますので、テキストの内容に沿った講義を行いました。

私(佐藤)の感想は、日々、防犯活動に忙しいリーダーの方々、実際に研修会を行なおうと思った時、自分で一からいろいろ考えて研修内容を決めたり、原稿を書いたり、パワポを作ったりというのは、活動もした上に更にと考えると、まずは「動く」パトロール優先となってしまいがちな現状があり、この教材が広く流布すれば、そんなにリーダー自身が自ら何から何まで準備するという負担の軽減になる、つまりは、研修会を開催しやすくなると思います。

このテキストとビデオは社会にすぐに役に立ち、即使える教材になりえるでしょう。
それが、インターネット等で配信されたら、日本全国誰もどこでもすぐに「防犯研修会」が開催でき、それは活動者を永続的に増やすことができると思います。





岐阜聖徳学園大学の石原一彦教授の「広がるネット犯罪」についてのご講義は、実際にニュースなどで目にしている事件の背景にある、「ネット犯罪」などについて具体的にどのように犯罪が発生したか、被害者がどのように犯罪に巻き込まれたかなど、詳しい事例をご説明くださり、ネット犯罪についても知識を高めることができたと思います。

「子どもの安全」は目に見えないところの危険の方が多いという現状に、参加者である「防犯リーダー」の方々も、自分たち以外にも、特に子どもの親たちの「子どもの安全」について認識を高める必要性を強く感じたようでした。

5時間の研修を終え、事前チェックした項目の「事後チェック」を行いました。
研修を通じて、自分自身の「防犯指導力」が上がったか、下がったかなどを診断することができるシステムです。
皆さん、かなり、防犯指導力が上がったという結果になりました。

これはある意味、当然と言えます。
長年の実践がある方々が、研修を受けてさらにパワーアップしているのです。

実践ほど確かで堅固で信頼できるものは、他にないでしょう。
今後も、この研修会を開催し、北海道全体の防犯指導力アップに寄与できるよう、私どもNPO法人エクスプローラー北海道も尽力して参ります。
































































































































原教授がお持ちになったiPadに夢中になる参加者と記者。パソコン環境がない場所でも、この研修ができるように、iPadやPSPなどのデバイス利用もプログラム開発の中に含まれています。
(おまけ)