• もっと見る
«2018年12月第2例会 | Main | エッセイなぎさ会 2019年1月第2例会»
エッセイなぎさ会 2019年1月 第1例会 [2019年01月15日(Tue)]
エッセイなぎさ会 2019年1月第1例会


 エッセイなぎさ会(落合小一郎副会長・会長代行)の2019年1月第1例会は、9日定例会場の湘南なぎさ荘学習室で開催され9名が参加しました。

●能勢先生から
 ・明けましておめでとうございます。

 ・今年も楽しくエッセイを書いて
  いきましょう。
  とかく、いい事を、上手く書こうと
  思ってしまいがちですが、
  気負わずに、頭の中にふっと浮かんできた
  ことを書けばよいのです。
  考え付いことには広がりはありませんが、
  書きはじめると何かを引き出してくれる
  ものです。
  3・4行書きはじめると7・8行になり、
  そこで読み直すと又ふくらみすぐ
  10行位になるものです。
  そのままテーブルの片隅に置いた
  ままにしても、数日経って読んでみると
  また違った点に気付きます。
  それを繰り返せば原稿用紙は埋まっていく
  に違いありません。

 ・1月5日の朝日新聞に、作家の恩田陸さん
  (2017年「蜜蜂と遠雷」で
  直木賞と本屋大賞を受賞)
  が寄稿されていた
  『居場所』という文章が目に
  とまりました。
  再開発という名のもとに風景が
  変わっていく。ビルが建ち、
  昔何があつたが思い出せない。
  歩道とビルの間の空間には街路樹が連なり
  とてもきれいだが、かたわらのベンチに
  座ってもどうも居心地が良くない
  新しい風景の中には、我々が求めている
  「居場所」ないんじゃないか、
  国全体がそんな方向に向かっているのでは
  ないかと、という警鐘を鳴らしていると
  感じました。
  文章の構成も自然で、一読をお勧めします。

 ・ところで皆さんの年末年始はいかがでしたか?
   −−ここで参加メンバーがそれぞれ発言する。
  ひとりひとりのお話の中にエッセイの
  テーマになることが含まれていました。
  思いついたことをメモすることに心がけ、
  エッセイに仕上げましょう。

●作品発表
 〇大日方さん 「突然の骨折 パート2」
  ・つらいリハビリ生活を悲壮感なく
   紹介している。
  ・がっかりした入浴と楽しかった
   外出訓練が読み手に強く伝わる。
   この二つのシーンを詳しく
   記述するとなお印象が強まる。
  ・理学療法士との会話を挿入すると、
   文末の「風のような風景」がより一層
   生き生きとしてくると思われる。
  ・早く退院したい気持ちとともに、
   医療スタッフとの触れ合いを
   楽しみたい気持ちも感じる。
   タイトルには、「リハビリ」に
   触れたほうが適切かもしれない。

 情報は相良さんから
 提供していただきました。
 ありがとうございました。



 若林信男 記
 
Posted by 若林 at 21:08 | 総会 | この記事のURL | コメント(0)
コメントする
コメント