心の救急ケア

ある温泉施設に隣接する巨大病院
此まではお迎えばかりで
隣接している温泉には
機会があったら入浴してみたいと
長いこと想い続けていたが
昨日は転院先病院となった

温泉に入れる絶好のチャンスだと
自宅を出る時に
２人分のバスタオルを
秘かに手提げ袋に忍ばせてきた

１５度を超えて暖かいお昼過ぎに
圏央道から中央道下りへ
骨折部に悪影響を与えない様にと
左車線を８０キロ付近で
アクセルを踏んで走る

そして
遠いようで意外と近い
『相模湖出口』から一般道へ

『くねくね・くねくね』
大と小の２っの橋と
貸しボート屋さんを通り過ぎて
電柱看板の病院矢印方向へ

除雪により
左右のガードレールが埋まり
車線が狭くなっているので
擦れ違いが厳しい山坂道


溶けた雪が水となって
春の小川みたいに流れていた


後ろに連なった
数台の車両を先に通す為に
少しの空地で止まって
『お先にどうぞ』と
丁寧に走り続け
綺麗に除雪済みの正面玄関に到着

お別れの時に
大腿骨の付け根の骨折を考慮して
丁寧に搬送して貰いまして
本当にありがとうございました

会社から休みを取られて
付き添われた息子さんから
『心温まる言葉』を頂きました

そして
お待ちかねの帰り道に
汗ばんだ身体を癒そうと
温泉施設入口に到着すると
『本日は休館日です』と
立看板に前を塞がれてしまった

『次回の転院を楽しみにしょう』


『介護タクシーみなと』
どうぞ
お気軽にお問い合わせください

『０８０(４４４５)４１２０』です

２３日夜のテレビ東京
『激撮・警察密着２４時！！』

ご覧になった読者もいると想うが
路上の挙動不審の独りの男に対し
職務質問を行った警察官から
応援要請の無線が入った

『たった独りの男』の応援要請に
緊急走行でパトカーが
大挙して駆け付けた

モザイクの影響により
男の目つきと顔立ちは見えないが
金網を背にした
首から下の体動に危うさを感じた
そして
所持品検査から
『覚醒剤と注射器』が発見された


数日前に
ブログ読者のご家族様から
暴れる息子を自宅から精神病棟へ
拘束して搬送して欲しいと
ご依頼を頂いたがお断りした

以前にもお伝えしたが
むかし
ある自治体の精神科救急で
長男は５年間、自身は３年間
『自傷他害のおそれある人』等を
精神病棟へ緊急搬送していた

ある警察署へ駆け付けた時に
署内の留置所の前で
違法薬物(覚醒剤)の影響で錯乱
大暴れしている独りの男を
５〜６人の警察官達が
汗だくで抑え込んでいた

逮捕術に優れたプロの警察官でも
何らかの切っ掛けで
大暴れている独りの傷病者を
抑制するのは必死なんです

しかも
介護タクシーは独りだけで
民間救急でも２人態勢だ

その気になれば
脱法ハーブや違法薬物等は
簡単に手に入る時代だ

『いざ！』
何らかの切っ掛けにより
錯乱状態で大暴れしたら
少ない人数でどうするんだろうか

大暴れしている傷病者を
抑制する時に傷付けたり
死亡させると
『業務上過失致死』に
問われることもあるンです


港さん達は
精神病棟へ搬送経験があるからと
他の移送業者さんから
同乗お手伝いの電話を頂くが
２人とも絶対に受けない


『お断り』・・

あくまでも
ご自宅から精神科への移送で
精神病院からのご依頼は除きます


『介護タクシーみなと』
どうぞ
お気軽にお問い合わせください

『０８０(４４４５)４１２０』です

『ピーポー！ピーポー！』

救急隊のサイレンが大きくなり
近くで消えた音色に目覚めた
枕元の携帯は『５時半』
起きるにはまだ早くて寒いので
布団の中で耳を澄まして
外の様子を伺っているが
搬送開始のサイレンが聞こえない
カーテンの隙間から外を覗くと
救急隊の姿はなくて
パトカーと覆面車両が来ていた


今月の中旬頃
『女性が室内で倒れている』
１１９番救急要請を受けて
Ａ都市の救急隊が出場して
救急隊長が
女性のバイタルサインを観察した
そして
女性は死亡していると判断して
現場を引き継いだ警察官から
約１時間２０分後に
『女性の瞼が動いているようだ』
と連絡を受けて
別の救急隊が改めて出場
救急隊員の呼び掛けに応じた
現在は入院中で
命に別状はないとのこと


現職の頃は傷病者が
明らかに死亡している場合には
当該傷病者を搬送しないものと
搬送制限に基づいて動いていた

因みに明らかに死亡している
傷病者の判断基準を
具体的にお伝えすると

(１)・傷病者の頭部、体幹部の切断等の状態から
社会通念上死亡と判断できるもの

(２)・傷病者の四肢の硬直又は死斑等の状況から
社会通念上死亡と判断できるもの


救急衣のポケットから
ハガキ大の
『観察ガード』を取りだして
チェック項目を丁寧に開始した

(１)・意識
(２)・呼吸
(３)・脈拍
(４)・体温
(５)・瞳孔散大
(６)・硬直
(７)・死斑

(６)の硬直は
２〜３時間で顎関節から四肢へ
約２０時間で全身硬直へ

(７)の死斑は
数時間後に死体表面へ


冒頭の自宅近くの救急現場は
自身の経験から推定すると

通報者が傷病者の異変を感じて
１１９番救急隊を要請
救急隊長は観察カードに基づいて
傷病者のバイタルサイン観察開始

心臓と呼吸等は停止
顎と四肢の関節は硬直して
背中には死斑があったので
社会死状態だと判断
所轄の警察官に
引き継いだのだろう
年間を通して
誰にも気付かれないで
眠ったままで旅立つ人は多かった


自分も使う京王線の多摩境駅
構内のエスカレーター
昼間は高齢者の行列が本当に多い
そして
早朝の救急隊の音色で
目覚める回数も多くなった


『介護タクシーみなと』
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お気軽にお問い合わせください

『０８０(４４４５)４１２０』です

相談室のソーシャルさんから

(１)・一時帰宅(約２時間位)
(２)・気管切開部から酸素吸入３Ｌあり
(３)・吸引は患者様自身が引くが
用心の為に
救急救命士に付き添って欲しい
以上の内容でご依頼を頂いた


当日の外気温は１度で
生活道路には除雪塊があり
安全優先でゆっくりと走ると
ご自宅前の雪が残る駐車場に
先に親戚のご家族様が待っていた

『おはようございま〜す』

暖房が入った部屋に
・酸素ボンベの残圧力の確認と
・病院の小型吸引器を設定すると
『身内の方達だけにしょう』と
何かあったら
直ぐに自宅に駆け付けられる
陽射しで暖かい場所に車を移した

そして約３０分余りして
『直ぐに来て下さ〜い！！』
赤い服の姪ごさんが走ってきた

患者様の
バイタルサインを観察すると
右手の人差し指
『酸素飽和度は９４％』
アルファードに車内収容した


『ズルズル！ズルズル！』

現在積載している吸引器は
自分自身との相性が良くて
同じ機種を２台購入して
３年間使い込んできた

気管切開部から差し入れた
根元が白色の(１２)
吸引チューブの中を
多量の痰と唾液が通り過ぎていく

患者様からの合図で
もう少し
もう少しと計３回の吸引で
容器が一杯になった時に
『もう大丈夫ですよ〜』と
右手を挙げられて頷かれた

身体の異変を感じて受診をして
限られた時間を伝えられた時に
残されエネルギーを使って
一時帰宅をさせてあげたいが
吸引あり
酸素吸入があるので無理だと
諦めている人はいませんか


『介護タクシーみなと』
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『０８０(４４４５)４１２０』です

フリー演技で
自己ベストを更新した真央さんが
『目指す演技が出来ました』と
１０人抜きの６位入賞した
自身も
とても嬉しい気持ちになり
脳外科外来受診に向かった

病院待合室のソファーには
脳卒中の後遺症による
片麻痺症状の患者さんで一杯
後から来た患者さん達に
横移動で片隅に追いやられた

周りの会話を
耳をジャンボにして聞いていると
『何か違う兆候があったのに・』
翌日まで様子を見ようとして
手遅れになって
片麻痺が残ったンですと

脳卒中は死亡原因の第４位だが
後遺症による片麻痺により
日常生活が極端に制限されて
その結果
再発や認知症へと進行してしまう


此までにもお伝えしてきたが
貴方と周りの人達に
以下の症状が無いかを
時々確認してみませんか


(１)・額の横しわに左右差はありませんか
途中でしわが消えていませんか

(２)・口角(唇の端)からは
唾液が漏れていませんか

(３)・唇が『への字』に曲がっていませんか

(４)・言葉(呂律)はスムーズに発語できますか

(５)・文字が何時も通りに書けますか
文字の乱れてはありませんか

(１)〜(５)は
全て自分自身の体験なンです

更に提案なンですが
貴方の将来への備えとして
何時でも診察してくれる
病院診察券を作っておきませんか

正常時のバイタルサインがあると
発症(異常)時の治療を受ける
『１分１秒の生死を分ける』
キーポイントになるんです


『介護タクシーみなと』
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『０８０(４４４５)４１２０』です

『戻る日が決まりました』と

長男が持つ
ピンク色の受付専用携帯に
心踊る知らせが入ってきた

患者様は酸素吸入と吸引があり
ホスピス病棟に転院する前に
もう一度だけご自宅に戻って
『後始末の片付けをしたい』と
相談室のソーシャルさんに
最後の希望を伝えられていた

そして
道中で心肺停止に陥っても
救命蘇生処置はしないで
そのままで病院に戻ると
患者様の意思通りに決まった

しかし
決まっていた日は２回の大雪で
キャンセルとなってしまった

ベランダから
積もる雪を見ながら
患者様の限られたエネルギー
『体力気力と時間との闘い』
早く雪が消えて
病院からの連絡を待っていた


ついに
相談室のソーシャルさんから
『港さん！決まりました！！』
しかし
当日の容態によっては
キャンセルになりますので
胸にとめていて下さいとのこと

諸々の事情から
お独り暮らしだったので
当日は冷えたお部屋の
暖房スイッチを入れて・・・
全体の環境を整えてあげたい


『介護タクシーみなと』
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『０８０(４４４５)４１２０』です

『この道を覚えていてね〜』

患者様からお別れの時に
次回のご予約の声を掛けられた

冷たい風が柔肌に痛い
車の外はマイナス１度の世界
１４時半頃のお迎えの時に
難儀したご自宅周囲の氷の塊は
往復受診で出掛けていた間に
地域住民の方々により
左右に積み上げられて
アスファルトの表面が乾いていた

いま直ぐの
皮膚科往復受診の患者様は
ご予約を入れてなかったので
意外と時間が掛かって
帰宅が遅くなり
陽が落ちて真っ暗になった

リクライニング車椅子を
ゆっくりと車内から降ろして
階段の上り口で
階段専用のアシスタント車椅子に
乗せ換えてご自宅階へ
２人で声を掛け合いながら

『ハイ！ハイ！ハイ！』
『はい！はい！はい！』


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『０８０(４４４５)４１２０』です

マフラーが雪に塞がれて
排気ガスが車内に充満して
一酸化炭素中毒で男性が死亡した

『排気ガス』と聞いて
昨夜も同じ風景を思い出した


『ピーポー！ピーポー！』

昭和時代の日曜日のこと
歩行者天国で賑わう商店街
ど真ん中の店舗２階から救急要請
現着時には
男性店主は心肺停止容態だった

『何時まで停めているンだ〜！』

定められた手順通りに
心肺蘇生中に
外から怒鳴り声が聞こえてきた

布担架で２階から１階へ
そして
『ストレッチャー』へ

『・・！』

大勢の人達で賑わう商店街が
必死に心肺蘇生を行っている
救急隊を目にして静寂に包まれた

いま想うと
怒鳴った男性は商店街の人で
救急車からの排気ガスに
我慢が出来なかったのだろうと
推定している


市販のトヨタ・ハイエースと
救急車に救急救命士が乗り込む
ハイメディック(高規格救急隊)とは
排気ガスが出る
マフラーの位置が違う

ストレッチャーの傷病者が
排気ガスを吸い込まないように
道路側に排気するようにと
『右側リアタイヤ前』に
改良設置されているンです


『大変お疲れさまでした』

休憩のために
高速道路の本線から
サービスエリアへ入ると
障害者指定の
駐車場が空いていても
エンジンを掛けたままの
福祉車両等が駐車していると
離れた場所に
アルファードを駐車している

その理由は・・
マフラーから排出されている
白い煙りの中に
一酸化炭素が含まれていて
車内に進入充満して
患者様とご家族様が吸い込む
危険を避ける為なンです


いま
お迎えで時間調整する時には
駐車料金は掛かるが
車は必ず病院駐車場に入れる
自分達の都合を優先して
生活道路に駐車した結果
排気ガスが家庭内に侵入する
危険を防ぐ為になンです
そう言えば
町中のコンビニ駐車場には
エンジンを切って下さい
前向きに駐車して下さいと
赤文字の注意書がある


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『０８０(４４４５)４１２０』です

『どこまでも行こう〜』

あなたは子供のころに
ブリジストンタイヤの宣伝で
タイヤが各地の道路を走る
シーンを覚えていませんか
そして
農村や山間部を走行中に
道路が突然に消えたりして
『にっちもさっちも』
立ち往生した経験はありませんか


自分達のアルファードもそうだが
雪国を除く介護タクシーは
ほとんどが
２輪駆動車で動いている

長男が約５年間
自身が約３年間緊急搬送の
お仕事をしていた事業所では
霜がおりて雪が降る冬の季節
特定の病院等への移送車両は
２輪駆動車では搬送困難だから
『４輪駆動車限定』と
暗黙の了解で決まっていた

それらの病院は
最寄り駅とを往き来する
病院職員と外来患者の送迎車は
『同じ車種の４輪駆動車』を
使っていた

そんな地域には
冬季では絶対に近付かないが
しかし
新規開業や初めて移送する
介護タクシーさん達は
相談室のソーシャルさんと
ご家族様の指示通りに
２輪駆動車で
４輪駆動車の地域内に入り込むと
積雪で立ち往生する危険が大だ

ジャンプ団体男性が銅メダル
今朝(１８日)の交通情報でも
４輪駆動車の地域内のＪＲ駅は
凍結と積雪の影響で
『運転見合せ』だった


朝９時半出し
お迎えの病院駐車場で
朝７時既に待機中です


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『０８０(４４４５)４１２０』です

『お父さんは家にいて』

日曜日の朝方
長男が自身の身体を気遣って
２週連続の週末
２回目の雪かきに出掛けた


『いま直ぐに来てくださ〜い』

新規の車椅子２台口の
ご依頼が入ってきた

何時もの
介護タクシーさんは
約１０分の距離だけど
積雪で車庫から
ハイエースが出せないと
断られました

『・！』

お迎え場所は
通常で約１時間半だが
積雪で時間が読めないので

お時間が掛かりますが
待てますか

『はい！待てま〜す！』

準備の段階で
何時もの
介護タクシーさんが
車庫から道路への除雪をして
走れる様になりましたと
キャンセルが入ってきて
正直安堵した


その理由は・・
スコップ１本の人力に頼る
除雪作業は若者でも本当に大変だ

幹線道路から生活道路に入ると
除雪されている箇所と無しとが
道路の白黒で分かれている
除雪も人独りが歩ける横幅だ

介護タクシーをご利用者は
お年寄りだけの世帯が多いので
殆どが除雪作業は行われていない
積雪のままなンです

車椅子の下回りと車輪に絡んだ
新雪を落としながらだから
長男と２人でも
何時もよりも余計に時間が掛かる

更に道中の積雪渋滞が加わり
病院の予約時間に遅れ気味で
気忙しく動いているので
新規の患者様のご依頼まで
手が回らない状態なンです
本当に申し訳ありません


『介護タクシーみなと』
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早めにお問い合わせください

『０８０(４４４５)４１２０』です