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日々、思うこと(138) [2008年01月31日(Thu)]
高速道路上で最も事故が多いのは、「料金所を通過して、走行車線上に落ち着く」までの区間だ。「ピーポー・ピーポー・ピーポー」中央高速道路・下り、前方に扇形に広がった三鷹料金所が見えてきた。「ETC・一般別」に区分されたゲートが並んでいる。「左から2番目に入りま〜す♪」助手席の相方に伝える。精神科・救急車には「ETC」は付いていないので、「一般ゲート」で業務用プレート決済をしている。貴方に、視力の数値変化について知ってほしい。視力検査は、「決められた照度の空間で、静止した状態で行われている(静止視力)」。人の視力は、動いている《動体視力》の際には、視力は半分くらいまで落ちてしまうと言われている。例えば、「1・0」だと「0・5」くらいだ。「夜間・雨」が加わると更に落ちてしまう。それと「高速での移動時」もそうだ。料金所を通過した車は、《視力が落ちている動体視力で》、先が狭くなっている「逆の扇形の車線に」アクセル全開で突入していく。貴方は、進行方向に向かって「中央付近・右側・左側」どの位置(料金所
)からが、安全に通過できると思いますか。「中央付近」だと、自分の愛車に、左右から高速で近づいてくる車に気を使わないといけない。集中力が左と右に分散されてしまうので見落とすことがある。「右側車線」は、「ぶお〜ん!・ぶお〜ん!!」高速スポーツカー軍団達に任せておけばよい。「左側」はどうだろうか。例えば、中央高速道路・三鷹料金所の下りゲートは「7ヶ所」ある。「左端はETC。2番目が一般」だ。精神科・救急車にはETCがないので、「自分が運転担当の時には」左端から2番目のゲートに救急車を止めている。「お疲れさまです。スタッフに業務用プレートを提示する」。スタッフが操作中の僅かな時間を利用して、《静止視力》で左車線から走行車線までの状況を確認する。「路面に落下物・な〜し!」・「駐車違反車両・な〜し!」・「ETC通過車両・な〜し!」迅速に確実に確認する。「安全確認・OK、よし!いこう」。「ウ〜!ウ〜!ウ〜!ウ〜!」サイレンから入る。左車線から走行車線までは安全確認が終わっているので、右側から近づく車
両に注意力を集中する。「ピーポー・ピーポー・ピーポー」走行車線に入ると「ピーポー音」に切り替える。貴方は、料金所付近の安全対策はどうされていますか。「ETC車だと左端をお薦めします」。
日々、思うこと(137) [2008年01月30日(Wed)]
仕事を終えて勤務所から最寄り駅まで約15分くらい歩く。次第に同僚達から離されていく。「私はゆっくりだから、遠慮なく先に行って下さいな」と伝えてある。同僚とは歩く早さは同じだが、「自身が道路を横切るたびに、手前で立ち止まっている」からだ。自身が齢を重ねて、注意力が低下してきたと自覚している。「左から、右から車が来ないことを確認して歩きだしたのに、直ぐ横に気付かなかった車がいた」恐かったことが何回もあった。《「ふ〜っ」見ているようで、何も考えずに渡っていた》。現職時代、救急現場で数多く発生していた「お年寄り×車」出会い頭の人身交通事故のパターンを思い出していた。「これでは、やばい!」と注意力の低下を補う対策はないのかと考えた。そして昨年の夏頃から、意識して実行している小さな動作がある。例えば、小さな路地・道路を横切る時には、「必ず、立ち止まる」・「一息入れてから、左右の確認を行う」(1〜2秒くらい)。突然に立ち止まると、後ろから歩いてくる人に迷惑になるから、「道路の端側」を歩いている。今か
ら、貴方も取り入れてみませんか。
日々、思うこと(136) [2008年01月29日(Tue)]
《陽当たりの良い畑の片隅に、1台のパトカーが止まっている。最新型のゼロ・クラウンのパトカーだ。独りの中年男性が右往左往して、車内に残った《指紋》を拭き取っている。名前が知られてしまう。どうしょう、どうしょう》。初夢から不連続シリーズで《盗んだパトカーの夢》をみている。「警察署での精神鑑定者には、違法薬物(覚醒剤)使用者が多い」。どうして、夢の中で指紋に拘っているのか、「警察署・覚醒剤・指紋」3ッのキーワードで、思い当たることがある。話は昭和の時代までさかのぼる。「港君、これから所轄の警察署に行って指紋登録をしてきてくれ」救急隊員に任命された場で上司から指示を受けた。理由は次の通りだと記憶している。「他署の救急隊員が、救急現場で急患男性の所持品に触れた。その際に救急隊員の指紋が付着した所持品の中に《覚醒剤があった》」。「《覚醒剤は救急隊員が所持していたのではないか》との疑惑を捜査員に持たれたことがあった。救急業務を円滑に行う事前の対策だ」と説明を受けた。「ギーコ・ギーコ」自転車を漕いで所
轄署に向かった。現在のことは分からない。
日々、思うこと(135) [2008年01月28日(Mon)]
一般市民は、救急車と言えば「消防署・救急車」を思い浮べてしまう。台数は極めて少ないが、各省庁が独自で保有する「省庁・救急車」が増えている。昨年末に環状7号線で、独自色の「防衛庁・救急車」とすれ違った。今朝(28日)は、「法務省・救急車」を見掛けた。東京に永く住んでいる都民でも、「東京都精神科・救急車」の存在を知る人は僅かだ。まだまだ、知られていない救急車が隠密りに動いているかもしれない。
日々、思うこと(134) [2008年01月27日(Sun)]
「ピーポー・ピーポー・ピーポー」。「やっぱり、5〜10分くらい早くなった」精神病棟までの到着時間が、此迄よりも短くなっている。「うわ〜!ガラガラだょ」幹線道路や高速道路で、これまで渋滞していた場所が解消されている。時期的には原油が高騰した頃からだ。幹線道路や高速道路から国産ファミリー車の姿が少なくなっている。逆に「ベンツ・ジャガー・BMW等」ハイオク仕様の豪華な外車が目につく。「バオ〜ン!バオ〜ン!」ベンツが、左車線から緊急走行中の救急車を抜き去っていった。ガソリン代を全く気にしなくてすむ経済的に裕福な人達だ。車が減って渋滞が少なくなり精神病棟までの時間は短縮されたが、「どうして何だろうか、これから先の日本に不気味な不安を感じている」。
日々、思うこと(133) [2008年01月26日(Sat)]
警察署に出張して精神鑑定を行うことがある。「精神状態が不安定に陥っている人達を前にすると、自身の気持ちも落ち込んで痛む」。緊急走行を開始するまでに、何とか工夫をして気持ちをリラックスさせない。そのような精神状態の時には「お腹に温かい飲み物と食物を入れている」。数日前の「ランチのヒレカツ定食」だ。出張先の警察署内で精神鑑定中の時間を利用して、お昼ご飯を済ますことがある。「お疲れさまで〜す。こちらの職員食堂を利用させて頂けないでしょうか」最初に許可を貰う。食堂のおばちゃん達にお願いをする共通点は「残すと勿体ないので、ご飯の量は少なめにして下さい」だ。体格のガッシリした警察官用の「山盛りランチ」は食べきれない。「いただきま〜す」。「あれ!白衣の人達は何者だろうか」他のテーブルで食事中の警察官達からの視線を何回も感じる。約2年半で殆どの職員食堂を利用させて頂いた。各署とも、おばちゃん達の知恵と工夫で「味はOK・値段もOK」美味しいランチだ。「ごちそうさまでした。気持ちが落ち着いてきた。「ピーポ
ー・ピーポー・ピーポー」精神病棟への搬送を開始する。
日々、思うこと(132) [2008年01月25日(Fri)]
「風が強いので、何時もよりプラス10分して60分で行きます」郊外の精神病棟までの所要時間を担当者に報告する。「ピーポー・ピーポー・ピーポー」約7分間の山手トンネルを抜けて、首都高速4号新宿線下り車線に合流する。「おおぉぉ〜!」甲州街道から吹き上げる強風で救急車が右側に持っていかれる。「カチ・カチ・カチ」左側に設置してある防音壁を風避けにする為に中央から左車線に移る。「中央道の吹流しが斜め上に千切れそうだ」。八王子インター手前にある石川パーキングには、強風の様子を見守る車両が満車だ。予定通りの60分で無事に到着した。精神鑑定で、東京全域(23区・多摩地域)に出かけている。「ビュー・ビュー」警察署で待機中に救急車が左右に揺れる。強風よりも若干弱い風が、常に吹いている地域が増えてきたと体感している。風の正体は《高層建物によるビル風だ》。ビル風の影響で人影が見えない、「ゴーストタウン」だ。「店先での商売が出来なくなったんですょ。転倒事故が恐くて外出を控えているんですょ。外で遊べない子供たち、ベ
ビーカー親子、お年寄り達」等への影響が出ていると聞く。「追記」・・・・・「外食産業の風通しの良い駐車場」ではこんな事故が増えている。「乗り降りの際に、隣の車にぶつけないように小さく開けていたドア。突風に押されて全開して、隣の車体を凹ます事故」。「手・足・身体を挟まれる事故」だ。少しでもリスクを減らす備えとして「横に開く、スライド・ドア」付きの車にしてみませんか。高層建物から離れて、穏やかな風を肌に感じる地域を探しにでかけませんか。
日々、思うこと(131) [2008年01月24日(Thu)]
「ただいま〜」もう、23時前だ。新年に入って帰りが遅くなっている。「全てが、警察絡みだ」。気付いてほしい、ごく普通の家庭にまで違法薬物(覚醒剤)が入り込んでいることを。「ピーポー・ピーポー・ピーポー」精神病棟に同乗していく中年夫婦が哀れだ。
日々、思うこと(130) [2008年01月23日(Wed)]
今朝の新宿駅は雪が舞っていた。京王線の改札を出てJR線に向かう。6時50分台に新宿駅にいる人達は、自宅を5時台に出た人達だ。歩く通路には、自然に横5〜6くらいの縦の列が出来ているが「左端だけは誰も通らない」。《壁に沿った左端は、杖と全身を使って懸命に歩く「脳卒中の後遺症だろうか、左半身に麻痺がある2〜3人の男性達」の専用通路だ。「1・2・3・4・5・6・7・・」今朝も目の前を、数えながら歩みを進めている。左端を空けているのは、通路を通過する時間帯を同じくしている人達の「無言の声援」なんだろう。「よ〜し!、今日も頑張ろう!!」彼らの姿に励まされる人達は多い。
日々、思うこと(129) [2008年01月22日(Tue)]
現職時代のことだ。居酒屋店内の片隅で新年会が行われていた。参加者達の笑顔が紅色に染まり、宴もたけなわの頃に悲劇が起きた。テーブルの「まほうびんの熱湯」が、女性の右足に降り注いだ(原因は不明)。「溶けた黒いナイロン・ストッキングが、右足の肌にくっついた」。「ピーポー・ピーポー・ピーポー」滅菌アルミックスシートで下半身を包んで保温処置と「受傷部位を冷却(氷と水を入れたビニール袋)」を続けながら救急病院に搬送した。救急救命士は現場を離れて救命救急センターで「病院実習」を受けている。数日前に火災現場から救助された「重度の全身火傷(やけど)の患者」がベットにいた。意識が清明(はっきりしている)患者だ。治療は前日に手当てをした、包帯・クリームを取り除く処置から始まった。「正常な皮膚組織まで、壊死した皮膚が削ぎ落とされる」「「痛い!いたい!痛い!」泣き喚くが治療は続く。「救急さん!腕を保持して、体を支えて」。「クリームを塗り、包帯を巻いて」本日の治療が終わる。明日からも同じ治療が繰り替えされる。「救
急さん!次の火傷の患者さんが待っているょ」スタッフから声が掛かる。火傷は、意識がはっきりしているだけに、治療中は大変な苦痛を受け続ける。今でも火傷の負った事件事故を耳にすると、実習を思い出して「ぞくぞくして、背筋が寒〜く」なる。救急講習会の中で「・・や・・け・・ど・・」だけは気をつけて下さいと、力を込めて伝えている。
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