心の救急ケア

『秋の火災予防の運動』が始まった日に
褥瘡の原因の１つとされるシワを伸ばし
救急救命センター転院の患者様お迎えに

１度出場したら出先からの連続出場の為に
所属消防署に帰れない救急隊が増えている
自身の救急時代の１件の最長出場記録は
『結核保菌傷病者』夕方から明け方だった


『おぉ〜！凄い』
朝８時半過ぎの救急救命センター入口は
『ピリピリ』した雰囲気に包まれていて
約１０人前後の救命医師や看護師達が
まもなく到着する救急隊を待っていた

約５分後に『ピーポー！ピーポー！ピーポー！』
心肺蘇生や重篤な傷病者の処置の為に
助手席が空いている救急隊に引き続いて
所属『赤い広報車』が入ってきた

本来は消防署車庫で行う大交替だが
目前の救急隊も連続で帰れないのだろう
傷病者の引き継ぎ時間帯を利用して
救急隊員達の大交替が行われている

『１５件・１６人・・ＣＰＲ・２件！』
２４時間中の活動内容を口頭で申し送ると
疲労困憊の救急隊員は広報車で所属に帰り
車載端末機『出場可能』ボタンを押した
救急隊員達は次の再出場に備えるンです

消防署救急係の自席に座った救急隊員は
当番中の救急事務処理を終えてから
『お疲れ様でした』と帰るのはお昼頃だ


『桝添東京都知事・お願いします』
現場で動く救急隊員達は疲労困憊容態
いつ倒れてもおかしくない状況です
解決策は東京オリンピックを返上して
現在の救急隊数を倍にすることです