心の救急ケア

朝早くから迷惑をかけてはいけないと
我慢をしながら朝７時を待たれていたのだろう
三連休初日の今朝７時００分丁度に
昨年にお手伝いさせて頂いたご家族様から
『起きたら目眩と吐き気がするので来て欲しい』と
お問い合わせの電話が入ってきた

『主訴の目眩と吐き気』から耳鼻科対応だが
休日・朝７時から受けてくれる医療機関は限られる
東京消防庁相談受付『♯７１１９』に
折り返しの電話を入れて症状を伝えて相談して
その結果でお手伝い出来ることがあれば
再度お電話を下さいとお伝えした


『４号線下り事故渋滞２５分』
患者様の寝息の回数と強弱を耳で観察しながら
アルファードは
首都高川口線〜池袋線〜山手トンネルから
渋滞が始まっていた新宿線の直線区間に入った

『２５〜３５〜４５〜５５』

走っては止まり走っては止まりを繰り返しながら
見上げた電光掲示板の渋滞時間は延びているのに
高井戸付近のワゴン車の横転事故に向かう
救急隊・ポンプ隊・パトカー・公団車両
窓を下げてもサイレン音は全く聞こえてこない

(１)・『このまま渋滞の中に入る』
(２)・『下道に降りて一般道路へ』

あと３０メートル先の出口を前にして
判断に迫られたトラック大好き人間の長男は

(Ａ)・『まだサイレン音が聞こえてこない』
(Ｂ)・『来ても横転車両の撤去は時間を要する』

この事故の渋滞時間は相当長くなると判断して
ご家族様に事故渋滞を説明して了承を得ると
『カチッ！カチッ！カチッ！カチッ！』
左ウインカーを出して
『永福出口』から下道の甲州街道へと降りた
結果的に大正解で夜のニュース報道によると
先頭車両が動き出すまでには相当の時間を要して
渋滞は環状線の内側まで延びたとのことだった

『お疲れさまでした』
到着予定時間を３分だけ過ぎた娘さんが待つ
緩和ケア病棟に到着することができた


実は最初のお問い合わせの段階では
『車椅子でお願いします』とのご希望だったが
走行中に交通事故渋滞に捲き込まれてしまうと
次の出口迄は逃げられない高速道路

今回も約９５％は高速移送だったので
事故渋滞を想定して
患者様が横になって身体全体を休められる
『ストレッチャー』をお薦めしていたンです


これ迄にお手伝いさせて頂いたご利用者様からの
お問い合わせについては
全てを自分達がお手伝する訳ではない
主訴や症状から『♯７１１９』をご紹介したり
ご自宅にお迎えの時に内緒で実施する観察結果が
もし緊急処置を要する症状だと判断をすると
直ぐに１１９番救急要請を行うことは多いのです

お問い合わせは
『０８０(４４４５)４１２０』で〜す