救急隊がいない
[2012年01月24日(Tue)]

自宅からお迎えの病院までの間に
路面凍結のスリップによる
『10件の交通事故』
に遭遇した
全て
「チェーンなし」・「普通タイヤ」で
冬用タイヤを
履いている車はいなかった
平成5年ころ
首都圏に大雪が降った時のこと
凍結した路面での転倒や
スリップ交通事故で
徹夜の救急業務を終えて
当番中に手付かずの
事務処理をしていた
お昼前に
『受付に急病人、駆けつけ』と
拡声が庁舎内に流れた
『は〜っ、は〜っ、は〜っ』
受付前に座り込んでいる
70歳代女性に
呼吸困難の症状あり
バイタル・サインをチェック
『チァノーゼ・冷汗あり』
『脈拍は頸動脈で微弱』
『失禁(大と小)あり』
『ショック症状』を呈しており
『救命対応』と判断した
救急隊は出場中だったので
直ぐに応援要請を行った
『間もなく、とまるぞ!』
応援要請から約25分が
過ぎようとした時に
『ピーポー!ピーポー』
応援救急隊のピーポーが
大きくなって消えた
搬送先の
救命救急センターで
『呼吸不全・重篤』と
診断されたと聞いた
大雪から路面凍結による
「傷害保険」
「人身事故」請求に必要だからと
救急病院で受診して
『診断書』を交付してもらう為に
多数の救急隊が使われている
もし
転倒して負傷した歩行者が
滑りにくい靴を履いれば
もし
スリップした乗用車が
冬用タイヤを履いていれば
もし
大型トラックが
チェーンを装置していれば
救急隊は
本来の救命事案に専念が出来て
多くの尊い命を
救えたかもしれない



