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「気を使つて頂いて、ありがとうございました」 [2009年07月05日(日)]
「患者さま、出発されます〜」
大勢の看護師さんが
病室からエレベーター前まで左右に並んだ
「お気をつけて下さい」
「お心遣い、ありがとうございました」
「お声掛け、ありがとうございました」
「長いこと、お世話になりました」
「本当に、ありがとうございました」
エレベーター・ホールで
患者さんの右手が少しだけ挙がった
「わ〜!!!!」
看護師さん達から歓声があがった

貴方は、
「患者さん側から
看護師さん達への、声掛けだと思っていませんか」
ところが、どっこい
実は、実は
「看護師さん達が
患者さんに、感謝の言葉を掛けているのです」

理由は
移送中に奥様からお伺いした
「主人は、大正生まれで我慢強い性格なんですね」
「日夜、ナース・コールに振り回されている
自分の娘と同年代の看護師さん達を
見て決めたんでしょう」
『ナース・コールを
1回も押さなかったんですよ』
「お見送りの声掛けは
看護師さん達の気持ちだと感謝しています」
「私の主人は、凄い人なんですね」

これまでに
独りの担当看護師だけの見送りで
病院を移る患者さんもいた。
『人は、感謝する心を忘れると
生きて来た通りの哀しい現実が待っている』