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「助手席の女児(3歳)が死亡」 [2016年06月22日(Wed)]
東京消防庁は 17日
救急隊が救急現場に到着する時間の短縮を目的とした救急機動部隊を
日中はJR東京駅 夜間は繁華街のある新宿エリアに配置すると発表した。
これまでより2分早く傷病者達を救急隊に引き継げることになった
JR東京駅の駅スタッフ達は 一安心していると推定します。


救命救急士と一般市民とのAED併用の心肺蘇生処置の救命率の差は
救命救急士は 「心拍停止を予期して 心拍停止を待つ手技」だと想う。


心肺脳蘇生法の
1・「一次救命処置」とは
突然に倒れた人や呼吸が止まり 心臓も動いていないと見られる人の
救命へのチャンスを維持するために 器具・薬品などを用いずに行う
胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)とAED使用


2・「二次救命処置」とは
一次救命処置のみでは心拍が再開しない傷病者に対して
病院など設備の整った環境下で 医療機器薬品薬剤投与等
医師・看護師・救命救急士なと有資格者により行われる救命処置。


「トン トン トン ・・・・」


救急現場で 意識不明の傷病者の横に位置して自力拍動の頸動脈に
左手の人指し指先と中指先を軽く押して 右手は握り拳で心停止を待ち
拍動が消失した瞬間に 1回だけ許される「前胸部叩打の手技」

前胸部叩打は従来
心拍停止に対して 一次救命処置として前胸部叩打が行われてきたが
しかし
AED除細動に良く反応する心室性頻拍が叩打の実施によって
予後の極めて悪い 心拍静止に移行することが判明したことで
現在では
心拍停止の原因を 心電図学的に診断してから前胸部叩打を行う。
前胸部叩打法は 一次救命処置から二次救命処置の範疇に入った。

「具体的な前胸部叩打の手技」とは
・ 倒れている傷病者前胸部の 20から30センチの高さから
・ 握った 手掌基部外側の肉が良く付いた柔らかい部分で
・ 胸部の中央部を鋭く叩打する(叩打の回数は1回に限定)



◎ ハンドル内部から膨らんで 運転手の前面衝突時の衝撃を受け止め
◎ ダッシュボードから膨らんで 助手席の前面衝突時の衝撃を受け止める
車内の2つのエアバッグは 命を守る為のシートベルトと併用して
運転席と助手席 搭乗者達の大切な命を守る装置のはずが・・・

母親(30歳)が運転していた軽自動車が道路左脇の電柱に衝突し
「近所の友人宅までだから」と助手席の次女(3歳)が死亡した。
その死亡原因は
衝突時に開いて膨らんだエアバッグに胸を強く圧迫された時に
強い衝撃を受けて まだ小さな心臓から流れた血液などが
心臓を圧迫する「心タンポナーデ」と判明したンです。

◎ 助手席に幼子を乗せて街中を走る風景は 良く見かけるが
衝突して膨らんだエアバッグ衝撃波は 前胸部叩打より巨大
6歳未満の子供は 後席チャイルドシートが指定席だが残念無念。
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