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『緩和ケア病棟患者様への想い』 [2014年11月19日(Wed)]
2014111821040000.jpg昨夜(18日)の第3火曜日は月1回の
『夜間防犯パトロールの日』で
『さむ〜い・夜間(21時〜)』だと
どうしても参加者が少なくなるので
最近は皆勤で参加しているンです

ルートは自宅マンションを中心に約30分余り
先に男性グループで少し離れて女性グループ
昨夜の男性グループの話題は亡くなられた
『故・高倉健さん』の話で盛り上がった


『ご主人様には吸引がありま〜す!』
吸引器本体のバッテリー充電は満タンにしてあるが
使用時に100%の性能を引き出す為に
コンセントを差し込んだ医療用インバーターはON

ご主人様の横に座って耳を呼吸音に傾けながら
総合病院から『緩和ケア病棟』へと
圏央道を制限速度付近(80キロ)で走る


ご夫婦はキャンピングカー旅行が大好きで
観光地よりも秘境温泉巡りをされてこられた

奥さんがストレッチャーのご主人様を振り返って
緩和ケアでの治療で容態が安定したら
残った九州地方の温泉巡りをしたいンで〜すと

その時には
是非とも自分達にお供に加えさせて下さいと


ご自身の身体の異変を感じて受診された病院で
限られた時間を告げられたご主人様は
奥さんと秘境温泉郷に走るキャンピングカーの中で
2人だけで語り合って
自らの命を病院(医師)に託すと決められた
少しの間が過ぎて緩和ケア病棟への転院が決まり
移動手段として相談室のソーシャルさんは
移送業者の中から自分達を選定されて
ご主人様の命を託された

死期が迫った患者様の吐息を感じながらの移送は
数多くの経験を積み重ねていても
ご夫婦だけの人生最後の小旅行となるので
身が引き締まる緊張感に吐き気を感じてしまう


『マッサン』は昭和の時代を思い出させてくれる
今朝は仕込みの大樽を2階に引き揚げるシーン

父親が味噌醤油を製造販売に勤めていた会社に
自身は夏休みにアルバイトで800円を貰っていた
(当時は1日分が800円と記憶している)

当時の家庭用お風呂の燃料薪として
廃材となった大樽は最高の風呂の薪(たきぎ)だった

父親が持ち帰った大樽の廃材を
ノコギリで長さ50センチに切り揃えて
筋目に沿って右手の鉈(なた)を軽く入れただけで
『スパッ!』小学生の力でも綺麗に簡単に割れる

夕方に帰る家族の時間を見計らってお風呂の準備
最も燃えている炎を選び『そ〜っ』と差し入れると
『ぷ〜ん』染み込んでいたお醤油の匂いが
細かい泡と共に沸き出てくるンです

鋭い木片で手の平が切れたり刺さるのは嫌だったが
火力の弱い片隅の場所で作った灰の下に
内緒で芋を入れて焼き芋をオヤツ代わりにしていた


自身も3回目の再発迄の残された期間は
大樽の木と同じように薪として
癌末の患者様のお役に立っていたいと想う
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