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「しゅ〜っ!」車内に噴霧放出中 [2009年07月06日(月)]
夏本番を迎えて、各地でプール開きが行われている
冬場ではないのに
『加湿器』を使っている民間救急車がいる
どうして
夏場に加湿器を使う必要があるのだろうか
実は
『気管・気管支・肺』の呼吸器系は
『スムーズな呼吸を続ける為には
尾瀬の湿地帯みたいに
湿気が高い空間を必須条件としているんです』
逆に言うと
「何らかの要因でも
湿度が下がり
乾燥してはいけない空間なんです」
「何らかの要因でも」とは何だろうか
それは
『乾燥した空気なんです』
イメージして欲しい
貴方が
実行湿度『25%』の
乾いた空気を吸い込んだとしょう
鼻の奥には
『瞬時に、25%から98%』に加湿してから
気管へと吸い込む仕組みになっているんです
ところで
加湿する水は何処にあるのだろうか
それは、体内の水なんです。
まわりくどくなって、すいません
体内の水を使い過ぎると
最悪、命を失う『脱水症』を発症する恐れがあることに注目して欲しい
『特にお年寄りだ』
お年寄りの特徴として
1・・「喉の渇きを感知するセンサーが低下しているので、水分を取ろうとしない」
2・・「歳を重ねると、体内の予備水分が少なくなっており、ぎりぎりの水分量で生活をしている」

盛夏の日
外からは見えないが
乾いた空気を吸い込んだお年寄りの喉の奥では
予備水分を使って
『加湿し続けている』んです
体内に水分補給をしないと次は脱水症状なんです

脱水症状を防ぐ為に
『加湿器から
車内に、細かい霧を噴霧し続けて
湿度を上げて
お年寄りの水分を
出来るだけ使わない工夫をしている
民間救急社もあるんですよ』

ここまで、気配りすると『凄いですよね〜』
「気を使つて頂いて、ありがとうございました」 [2009年07月05日(日)]
「患者さま、出発されます〜」
大勢の看護師さんが
病室からエレベーター前まで左右に並んだ
「お気をつけて下さい」
「お心遣い、ありがとうございました」
「お声掛け、ありがとうございました」
「長いこと、お世話になりました」
「本当に、ありがとうございました」
エレベーター・ホールで
患者さんの右手が少しだけ挙がった
「わ〜!!!!」
看護師さん達から歓声があがった

貴方は、
「患者さん側から
看護師さん達への、声掛けだと思っていませんか」
ところが、どっこい
実は、実は
「看護師さん達が
患者さんに、感謝の言葉を掛けているのです」

理由は
移送中に奥様からお伺いした
「主人は、大正生まれで我慢強い性格なんですね」
「日夜、ナース・コールに振り回されている
自分の娘と同年代の看護師さん達を
見て決めたんでしょう」
『ナース・コールを
1回も押さなかったんですよ』
「お見送りの声掛けは
看護師さん達の気持ちだと感謝しています」
「私の主人は、凄い人なんですね」

これまでに
独りの担当看護師だけの見送りで
病院を移る患者さんもいた。
『人は、感謝する心を忘れると
生きて来た通りの哀しい現実が待っている』
多摩モノレールの運転手さんは、偉〜い! [2009年07月04日(土)]
早朝の
多摩モノレール・多摩センター駅
『車内清掃の為に
出発が約2分程、遅れま〜す』車内放送が流れた
殆んどの乗客達は
10駅先にある「JR立川南駅」で
中央線へと、早足で乗り換えていく
不安げな乗客達の視線を
背中に受けている
若い運転手さんは
『立川南駅まで、約2分の遅れを
どうやって取り戻すのだろう』か
興味津々で見守る
『直線区間やカーブを
スピードを上げて駆け抜けていくのだろうか』
「出発進行〜」
「・・・・・」
『あれ!直線もカーブも
何時も通りの、穏やかなスピードだぞ!』
『ブレーキもソフトタッチで、前のめりになる操作もない』
その代わりに
「お急ぎ下さ〜い」
「直ぐにドアがしまりま〜す」
各駅に着くたびに
車内放送を繰り返している
『そうなんだ
モノレールのスピードを上げるのではなく、
各駅ホームで
乗客達の
乗り降りする時間を短縮する作戦だ!』
『駅当たり、約12秒平均の短縮だ』
「・・・・・」
『おおおお〜』
『徐々に縮まってきたぞ!』
『やるな〜、運転手さん』
『がんばれ!がんばれ!』
JR立川南駅手前で
『車内清掃の為に、出発が約2分遅れましたが
定刻通りの到着くとなりました』
ホッとした肉声が車内に流れた
不安げだった乗客達は
何時の通勤のペースに戻った
『多摩モノレールの運転手さんは、偉い!』
もうひと手間を掛ける心意気 [2009年07月03日(金)]
貴方は
「重いな〜と、思った物が、軽かったり」
「軽いな〜と思った物が、意外と重かったり」
「何か変だな〜」
奇妙な体験はありませんか

患者さんが使われている人工呼吸器は
本当に多種類で
外部バッテリーをセットすると
重量に大きな差がある
患者さんの
全ての呼吸をコントロールしている人工呼吸器
運ぶ時に
バランスを崩したり、落としたりすると
大変な事態になってしまう
自身の体に思い込ませる為に
移動用のケースに
「人工呼吸器本体+外部バッテリー」
全ての器材をセットして
『相方と2人で、ほんの少しだけ持ち上げてみる』
横からみると「1〜2センチくらいだ」
『あ〜ぁ!見た目よりも
思っていた以上に重たいぞ!』
「コンパクトの新製品だから軽いんだな〜」
「外部バッテリーが重たいから
ゆっくりと持ち上げて、バランスを保たないといけないな〜」
「ここが弱いから
もう一本、固定ベルトを掛けようか」

『ほんの少しだけ』
もうひと手間を掛けることで
目には見えない『重量』
という、隠れていた落とし穴を塞ぐことが出来る。
手作りの優れ物 [2009年07月02日(木)]
看護師さんから
「患者さんは
頻回に、痰の吸引があり
気管切開部から、痰を噴き出す事があります」
と引き継ぎを受けた
患者さんの耳元に
「おはようございます」
声掛けをした時に
気管切開部に
『5×5サイズの、紙製の受け皿』
に気付いた(イラスト参照)
『これは、何ですか』
「あ〜、それですか」
「優れ物なんですよ
患者さんが
噴き出してきた痰を受ける、受け皿ですよ」
「噴き出してきた痰で
病衣の胸元が汚れてしまって
着替えが大変だったんですよ
患者さんの
娘さんの手作りなんですよ」
『ティッシュは1枚ですか』
「多めの痰汁も吸収出来るように
2枚重ねなんですよ」
「そのままで、処分出来る優れ物ですよ」

『ところで
今日は娘さんは、どちらですか』
「長年の介護疲れで、入院されています」
約20年ぶりの、悔しい移送 [2009年07月01日(水)]
約20年前のことを覚えている
救急現場は
『30代の男性が
マンション工事現場の3階から
落ちた労災事故だった』
「ピーポ〜・ピーポ〜・ピーポ〜・ピーポ〜」
『ヤバイ!』
『そのままにしておけ!』
『動かすな〜!』
救急車のサイレン音を聞いた同僚達が
傷病者を背負って駆け出してきた。
『高所から落ちてから、手足を動かせなくなった』
通報内容から
全身固定用のスクープストレッチャーを(写真参照)
直ぐに使えるようにセットしていた
『残念だ!』
仲間の非常事態に
一刻も早く
救急隊に引き渡したい気持ちは充分に分かるが
高所から落ちてから
手足を動かせなくなった症状が
『僅かでもある時には』
『絶対に、動かしてはいけない』のだ
『感情のままに動かしたことにより
更に、神経系統を傷めてしまう可能性が、大だからだ』

今日は
約20年前と
同じ、道路を
同じ、リハビリ病院に向けて民間救急車で走行中だ
『ご主人は雨漏りの中
自宅屋根の雨漏りを治そうとして
足を滑らせて2階から転落した
救急隊が到着するまで
このままだと、風邪を引いて可哀想と
二人がかりで部屋まで運び入れた
その後
搬送先の医師から
首から下が麻痺していると告げられた』

高所から落ちた後に
僅かでも、手足の麻痺がある人を
1・・『動かさないのは、立派な救命処置』
2・・『動かそうとする人達を止めるのも、凄い救命処置』だと伝えたい
爪は、貴重な情報源 [2009年06月30日(火)]
爪に優しくしょうとして
若い女性達を中心に
「ネイル」が人気だ

患者様の指先にセンサーを優しく挟む
「ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ」
モニター画面の
脈拍と酸素飽和度の数値
を睨みながら移送を続けている

現職時代
救急現場で
傷病者の容態を把握する為に
「直ぐに」
「僅か、3〜5秒で」
「誰にも知られないで」
「何の器具も使わないで」
傷病者の容態を確認する為に続けていた手技がある
具体的には
「傷病者の、左手親指の爪に」

「自身の、右手親指の爪先を
約3秒くらい押し続けると」
「傷病者の
爪の下にある皮膚の色が
肌色から白く変化する」
『パッ!』と離すと
『約3〜5秒くらいで、肌色に戻る』

何が把握出来るかというと
1・・「肌色に戻らない時には」
○『全身を循環している血液量が少ないのでは・・』
○『血液に含まれている酸素量が不足しているのでは・・』
○『体内の何処かで、内出血しているのではないか・・』
○『その他』
以上の観察結果から
「酸素吸入・保温・体位変換・血圧測定・他」等の救急処置を決めていた
2・・「約3秒くらいで肌色に戻る時には」
○『こんな時には、一安心だ』

貴方も
自分自身の「爪を押してみませんか」
「雨上がり決死隊員」とは [2009年06月29日(月)]
自宅はゴルフ場に隣接している
昨日は
お昼過ぎから
どしゃ降りの雨が降り続いていたので
ゴルフ場の芝生は
大量の雨水を「たっぷり」と含んで
「びちょ、びちょ」
状態になっていた思う
今朝は(6/29)
日の出と共に
強〜い日差しが降り注いでいる
夏の強い日差しで
芝生が含んでいる雨水が
温水となり
水蒸気へと変わっていく(現在進行中)
その時に
『実行湿度は
ぐんぐんと上昇している』
「むあ〜っ」
「気持ち悪〜い」
1・・「汗が引っ込んで、皮膚がべとべと」
2・・「生温い空気を吸い込むと、気持ちが悪くなる」等
人にとって最悪の環境が誕生する

特に、「汗が引っ込んで、皮膚がべとべと」に注目してほしい
人の体には
体温を一定に保つ機能として(恒常性)
次の「1・2」が働いているんです
1・・「体表面に近い血管を
広げて熱を体外に放出する。
皮膚が紅く染まっている時には
熱を放出している合図なんです」
2・・「体表面に汗をかいて
帰化(蒸発)する際に、体の熱を奪っている」
人は「1・2」が、上手く回って生き延びている

ここに注〜目!
『実行湿度が70〜75%以上になると
上記「2」の機能が停止』して
体内の熱を放出することが出来なくなり
最悪の場合
『熱中症』
を発症してしまうのだ

空調で快適に保たれている最良な環境下から
最悪の環境下に
ゴルフバッグを担いで来る人達を
自身は
『雨上がりの決死隊員』
と呼んでいる
雨上がりの翌日
ゴルフ場のスタッフ達は
『熱中症』に備えて警戒体制に入っている
温度差がある、空気の帯に要注意 [2009年06月28日(日)]
真夏日
『蟻さん』は
体温調節が出来ないので
日陰から日陰へと動いて
巣穴は涼し〜い地中だ

「むか〜っ」
直射日光を浴びているアスファルトの路面から
約1メートルの高さくらいまで
陽炎が立ち上がっていた
蟻さんの巣を撮影しょうとして
折り膝になり、上半身を屈めた時に(路面から約50センチ)
「ふ〜っ」
熱い空気を吸い込んでしまい
息苦しくなってしまった

朝の天気予報で
『最高気温は、35度まで上昇すると』
発表されたとしょう
「あっ!そうなの〜」
軽く受け流さないで欲しい
35度の数字は
路面から
「1・5メートル」
の高さの温度なんです
「それが、どうしたの」

とっても大切な事だから
貴方に、もう少しだけ
突っ込んだ数字で説明する
気温が35度で「1・2」の環境下で
1・・アスファルト路面
2・・無風
路面から
○・・『約1・5メートルだと約35度』
○・・『約1メートルだと約40度』
○・・『約50センチだと約45度』
本当に大まかだが
『約5度の温度差がある
約50センチ幅の
空気の帯が漂っているんです』
「へえ〜そうなんだ」
貴方目線で、具体的に説明する
最高気温35度の時間帯に
身長1・5メートルの貴方が
車椅子の患者様を
A地点からB地点に移送することになったとしょう
先程の温度帯に
車椅子の患者様と
貴方の身長を当てはめてみょう
車椅子の患者様は
路面から約1メートルだから
「約40度の温度帯」
貴方は
路面から約1・5メートルだから
「約35度の温度帯」
患者様と貴方とでは
『約5度の差があるんです』
貴方が
『暑い!』と感じた時には
車椅子の患者さんは
もっと
『もっと、アッ〜イ!!!』
『息苦し〜い!!!』
と苦しんでいるんですよ
ここに、注目して、気配りして欲しい!
具体的な気配り策については
『真夏日に
貴方自身が
折り膝になり
上半身を屈めて
深呼吸を体験することですよ』
そう言えば
民間救急車のストレッチャーが高いのは
暑さ対策の為かもしれないな〜
「心と内臓(体)に、エネルギーを充電中!」 [2009年06月27日(土)]
『冷や汗が滲み出て、手足に力が入らない』
移送する患者さん達にも多い症状だ

患者さんの出発時間は
転院先の受け入れ時間に合わして
逆算をして決めている
『今月も忙し〜い!』
有難いことに
猫の手も借りたい程の
救急救命士が付き添う移送のご依頼を頂いている

起床・・「4時30分」
始発・・「5時21分」
始発電車に乗らないと
病院からの出発時間に
間に合わない移送が続いている。
もっと、早い時には
ビジネス・ホテルに『前泊』してきた
家内の寝息がないと安心して熟睡出来ない性格
枕元には
複数の目覚ましを掛けているが
どうしても
数時間毎に目が醒めてしまい
「睡眠不足」だ
移送中に
「す〜っ!」
深い谷底に吸い込まれていく症状が何回か続いた
『やばい!』
ストレッチャーの患者さんと同じ症状だ
『気付かないうちに
心と(内臓)が、くたくたに疲れていた』
「救急救命士さんが付き添ってくれると、安心なんです」
月曜〜金曜までの平日は
休暇を取らないできたが限界だった
このままでは
リスクが高すぎると平日の休暇を頂いた

『すやすや、ごろごろ、ぼちぼち』
穏やかな時を過ごして
エネルギーを充電中だ

民間救急サービスに移り、早いもので今月末で丸1年になる
有難いことだと感謝している
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