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2008年07月29日

活動報告 夏の棚田は熱かった!! 田助手復田

山の水俣へ
 夏晴れの新水俣駅に到着した参加者のみなさんは南国の暑さに驚きながらも、愛林館の準備した車に分乗し一路、久木野を目指しました。

 緑というよりは黒々とした木々に囲まれた山間を通っていきます。久木野地区に近づくと車窓からは棚田が見えてきます。

 愛林館に到着後、作業着に着替え、準備した長靴を履いて現場へと向かいました。
県道とはいえ、集落の中をとおる道はところどころ狭くさらに活動地となる大川地区に入っていくと棚田の中に家が建っているような景色になりました。



いざ、棚田へ
 現場での活動拠点は、大川地区柳平の大川さんの納屋をお借りしました。水場、お手洗いもあり、何より日影があることで一安心です。

 愛林館の沢畑さんから簡単な日程説明、注意事項の説明があり、棚田へと向かいました。



 今回の作業は赤米の田植えと彼岸花の球根植えです。

 まずは水を張った田んぼ(幅8〜10m、長さ25〜27m)に入り、一列に並びます。
2〜3本ずつの苗を25cm間隔で植えていきます。
 今回、初めて田植え体験の方も多く、はじめは大変そうでしたが徐々に隣同士で声を掛け合いながら1列ずつ前へ進み、小一時間ほどかけて田植えを終えました。泥まみれ、汗まみれのアイスブレイクでした。
 季節外れではありますが、水がはられ、作物が植えられることで棚田の景観が保たれていきます。


いよいよ作業も本格化
 息つく間もなく彼岸花の球根植えです。あらかじめ下準備で耕してある棚田の中に、球根を植えていきます。
 今回植える球根は、地元の方々から提供してもらったものです。



 二人1組になって、土を起こす人と球根を植える人に役割分担です。一枚の棚田は小さく見えますが、実際に植える作業をしてみると暑さも手伝ってなかなか進みません。
一枚終わって次の一枚へと移動しながら、じりじりと照りつける太陽を背に黙々と作業をしていきます。




タイカレーで一休み
 田植えから数えて2時間、さすがに疲れも出てきたところでお昼ごはんです。愛林館名物のタイカレー(地元産の干しタケノコが入っているオリジナル)がデリバリーされました。寒漬もいっしょに運ばれました。風通しのよい納屋で、今度は辛さで体の中から熱くなりますが、
冷たい緑茶を飲みながら、ひと時の小休止です。


仕上げの1時間
 お昼休みを終え、改めて身支度を整えていざ棚田へ。
午前中の作業の成果もあり、今度は数人で一枚の棚田へと入ります。
土を起こす係、球根を置いていく係、土をかぶせる係と要領を得ててきぱきと作業が進みます。
まだ作業が終わっていない棚田を見つけては次々に球根を運んで、鍬を入れます。

土地の上の方から順に作業は進み、気がつけば予定していた棚田すべてに彼岸花が植えられました。数えてみると15枚。一人1枚以上の作業でした。


作業を終えて

 道具を片付け、棚田を後に愛林館へ戻り、シャワーを浴びて振り返りをしました。

 沢畑さんから、あらためて棚田保全の大切さについて、人の手が入ることの大変さと、だからこそ維持されている地域の環境と景観についてお話がありました。



 地元の方々としても耕作を続けたいけれどなかなかできない状況もあり、企業と棚田がつながることで、新たな人手が地域に入り少しでも助けになることで、放棄されたり断念された棚田が田助手復田として蘇りました。
 うまく根付けば来年の秋には彼岸花が一面を覆う見事な景色が見られることでしょう。

写真は追記していきます。