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京都府「福祉から雇用」応援事業 [2013年12月24日(Tue)]
「福祉から雇用」応援事業、今年最後の研修会議を終了しました。
実質9月から始まった活動ですが、4ヶ月の間に35名の就職希望者が登録し、うち3名が一般就職、1名が福祉就労でA型事業所に就職が決まりました。

この事業を通じて、様々な課題が明確になってきています。
一つには、就労に向けて訓練するための福祉事業所では、就職を希望しながらそのための研修や支援を受けられていない方が多くいることや、もう一つには福祉事業所とハローワークやジョブパーク、障害者就業・生活支援センターなどの支援機関間の連携がうまく行ってないことがあります。その要因はいくつかありますが、現時点での公的対策が、それを解決するための施策になっていないのが残念です。

しかし、最も大きいな問題は、支援者の意識の問題です。就職支援機関の職員の人たちが「受入企業に迷惑をかけないレベルの人」の支援に絞っていて、必ずしも「就職したい人」の支援をしていないことです。これは正直、一番の障害者差別です。健常者であっても、人に迷惑をかけないような人など存在しませんし、こういう言葉を言われた職員の人でも、新入社員のときにみんなに迷惑をかけていたはずです。

一般の人がハローワークに求人登録に行ったり、企業実習や訓練を受けたいと行ったときに、誰が「あなたは就職の準備が十分でないから、企業実習や企業の紹介はできません」と断ることがあるでしょうか?
障害を持っている人の障害特性を直してからという前提では、障害者は一生就職支援を受けることができません。
憲法で、働く権利や納税の義務を課している限りは、働きたい気持ちを持っている人がどうすれば働くことができるかを支援する公的機関でなければ、存在の意義がありません。

自分自身が就職や生活で苦労したことがあり、当事者の気持ちがわかって応援出来る人や、それができる体制や仕組みづくりをもっともっと進める必要があると思っています。



「障がい者の働きがいと能力を活かす地域の実現」に向けてのプラットフォーム会議 [2013年12月20日(Fri)]
「障がい者の働きがいと能力を活かす地域の実現」に向けてのプラットフォーム会議を、以下のとおり開催しました。
炭谷氏の言葉で、”ソーシャル・ファームのスピリットは、税に依存せず、自主独立が基本”とのコメントが心に残りました。国の補助金を受け、福祉的サービスとして就労機会を与えている事業所が、”仲間”と呼ぶ利用者と同じ土台にたって事業運営をしていくまでは、まだ時間が必要でしょうが、いくつかの事業所からは経営マインドをもったリーダーが本当の意味でのソーシャル・ファームを作り出していくのではないかと期待したいところです。

□日 時:2013年12月20日(金)15:00-17:00
□場 所:京都府庁旧本館1階NPOパートナーシップセンター会議室
□内 容:ソーシャルインクルージョンの観点からみた障害者福祉について
      講師:炭谷 茂 様(社会福祉法人恩賜財団 理事長)

      <レジュメ><会議内容

□意見交換:以下のような質疑応答がありました。
@ソーシャル・ファームの定義は?
⇒国よって異なる。社会的ハンディキャップのある人の社会参画を促す。Social Inclusionの概念が強いが、就労は普通の労働者と同じ基準で提供するのが基本。

A運営母体?
⇒英ではCharityが実施しており公的な支援はない。
イタリアは税線の優遇や技術指導などが受けられる。いずれにしても、どこも経営は楽ではない。経営に長けている人が従事する必要があるだろう。

B日本の福祉就労はソーシャルファームになれるか?
⇒自立支援法によって事業所として訓練をつみ、徐々に障害者を労働者として位置づけていくことで、やがて日本の就労移行や就労継続支援事業もソーシャル・ファームとして発展していくことができるだろう。
京丹波町立和知中学校 [2013年12月17日(Tue)]
京都府の広報誌「京丹波」12月号に次世代の担い手育成事業に参加する和知中学校の活動が掲載されました。

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嬉しいお礼状 [2013年12月12日(Thu)]
トレードフェアに参加した学校からお礼状が届きました。
一つは福山市山野中学校の校長先生のお手紙と参加された生徒さん達のニュースレター。もう一つは、尾道市立原田中学校の出展チームN.R.C.(ナチュラルリサイクルコーポレーション)の営業販売部の課長さんから。スタッフ一堂、とてもうれしく拝見しました。

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京都市立養正小学校 発表会 [2013年12月11日(Wed)]
京都市立養正小学校4年生の次世代の担い手育成事業の発表会。お世話になった施設の職員の方や保護者の方もおられ、緊張しながらも寸劇を交えて学習内容を紹介してくれました。発表後に、学んだことをこれから日常生活でどう生かすかを再度確認。
「笑顔で接する」「人の話をちゃんんと聞く」「挨拶をする」「困っている人がいたら助ける」などなど。施設の職員の方々からは「わかっているけどできない時がある。子供達の言葉から勉強させてもらいました」というお言葉も。やんちゃな4年生のご指導、先生お疲れ様でした。
やんちゃな4年生のご指導、先生お疲れ様でした。

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アントレ教育が本に! [2013年12月06日(Fri)]
西岡正子先生が中心になって編集されました「生涯学習時代の生徒指導・キャリア教育」が教育出版から刊行されました。

当センターの原田がアントレプレナーシップ教育の趣旨や概論をまとめたものを二部第6章に執筆しています。教員養成用の教科書にアントレ教育が正式に掲載されたのは始めてではないでしょうか。

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舞鶴市立倉梯第二小学校 発表会 [2013年12月05日(Thu)]
総合的な学習の時間で、次世代の担い手育成事業に取り組まれた倉梯第二小学校の発表会が保護者参観日にあわせて開催されました。

この学校では、関係者全員に生徒さん手作りの招待カードが事前に届きました。視覚障害のある方にはテープに声を吹き込んでの案内を送付するなどの心くばりで、先生の指導が行き届いていることが発表を見る前から伺えました。
当日は、7チームがそれぞれに、学んだこと−高齢化の現状、高齢者・障害者が困っておられること、それらを解消するための福祉施設での工夫、職場体験の内容、大変だったこと、楽しかったこと、これから暮らしやすい町にするために提案すること などをニュース番組、寸劇、俳句など、それぞれにユニークな形で発表し、最後には「自分達でこの町を暮らしやすい町にする!」との力強いコメント。

素晴らしい学習成果の裏には、校長先生のリーダーシップ、担当の先生のご指導と舞鶴市の社会福祉協議会、受入施設の真愛の家、障害者生活支援センター、ボランティアスタッフなど、大勢の地元の方々のご協力とご尽力があります。
当センターが作成したワークブックも最後までしっかり使っていただいているのを拝見し、事業趣旨に則りきめ細やかに指導いただいたことに感激しました。

それにしても、いつも思うのは、素晴らしい子供の実践には、素晴らしい指導者がいるということです!

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南丹市立園部小学校 [2013年12月03日(Tue)]
朝から濃霧でJRが遅延する寒いなか、南丹市立園部小学校の「次世代の担い手育成事業」の発表会が開催されました。
授業参観日に発表会を設定してくださったお陰で、お世話になった施設の方に加え、大勢の保護者の方々にも参加いただきました。体育館一杯に3クラスが体験した学習内容をまとめた新聞が掲載され、施設ごと6チームがそれぞれ工夫してパワーポイントで写真を交えながら発表してくれました。
発表のあとは、お世話になった施設の担当者の方からコメントを頂戴し、本当に良い会となりました。(体育館は流石に、寒かったですが!)

発表会後、初めての取り組みで心配していたという先生からは、「全然上手に発表できなかったのに、自分の言葉で表現できるようになって、子供がすごく成長した!」とのお言葉が。伝えたいことができると、人は自ずと話すようになるのですね。社会福祉協議会や受入施設、南丹保健局など、地元の団体が連携して協力してくださったからこそできた事業です。
ぜひ、次年度も継続していただきたいですね。



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